Activision Publishing, Inc.より2025年11月14日に発売!PlayStation 5、PlayStation 4、Xbox Series X/S、PCに対応のアクション、シューティング『Call of Duty: Black Ops 7』のメディアレビュー総まとめページです。
多言語を日本語へ翻訳してからの編集になっているためゲーム用語など一部異なる場合があります。
総合評価
SCORE
73
Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メディアスコアは大きく変わることは少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。
| 90 | 80 | 70 | 60 | 50 |
|---|---|---|---|---|
| 神ゲー | 良ゲー | 凡ゲー | 低評価 | 爆弾持ち |
本作は、キャンペーン、マルチプレイヤー、ゾンビ、エンドゲームという4つの主要モードそれぞれに特徴的な要素を備えており、プレイヤーに幅広い遊び方を提供しています。一方で、各モードには評価が分かれる部分も存在しています。
キャンペーンでは、現実と幻覚の境界が曖昧になるサイコな演出が特徴的で、高速道路が逆さまになったり巨大な石塊が空中に浮いたりする悪夢のような光景が展開されます。地中海からネオン輝く東京、完全に歪んだ精神世界まで多様なロケーションを旅でき、Remedyの作品やバイオハザードを思わせる超常的な演出が評価されています。ウィングスーツやグラップルは単なる飾りではなく、高所からの潜入や素早い離脱、静かな移動手段として機能し、戦闘へのアプローチの自由度を高めています。最大4人での協力プレイも楽しめます。ただし、プレイ時間は4〜5時間と短く、クリーチャーやモンスターが登場するゾンビモードとの境界が曖昧なシーンが多いこと、オープンワールド型ミッションが埋め合わせのように感じられること、メインの悪役エマ・カーガンの印象が薄いこと、ソロプレイ時に一時停止ができないことなどが指摘されています。
マルチプレイヤーは、Black Ops 2を彷彿とさせる現代的でスムーズなアクションに改善され、ウォールジャンプが新しい垂直的な移動経路を開き、戦術的な選択肢を増やしています。Express、Raid、Hijackedなど懐かしいマップが新しい移動システムに合わせて美しく作り直されており、20対20の新モードSkirmishは目標がダイナミックに変わる緊張感のあるゲームプレイを実現しています。武器のプレステージシステムにより、お気に入りの武器を使い続けることが個人の成長に繋がります。しかし、Black Ops 6からのメカニクスの持ち越しが多く、カモのレベル上げをリセットして近未来のスキンを手に入れるためだけにフルプライスを払っているという見方もあります。
ゾンビモードは、かつてないほど大規模で遊びごたえがあり、カスタマイズの幅も広がっています。カスタマイズ可能な古いトラック「Ol’ Tessie」は乗り物としてだけでなく武器としても機能し、Pack-A-Punchがトラックのジェットエンジンとしてどこへでも持ち運べる壮大なデザインが採用されています。Dead Ops Arcade 4は80レベルやボス戦を含む充実したコンテンツを提供しています。一方で、難易度が非常に高く、特にソロでの挑戦はかなり手ごわいとされています。
エンドゲームモードは、これまでのアイテム集めに重点を置いた抽出系ゲームから離れ、スキルの成長に焦点を当てた新鮮なシステムを採用しています。RPG、戦術、サバイバル要素が混ざり合った緻密な設計で、マップ上のパブリックイベントでは他の分隊と一緒に巨大なロボットや恐竜を倒すことができます。ただし、1回のランが長く感じることがあり、分隊全員が倒されると進行状況が完全にリセットされてしまうこと、敵AIが時折単純なミスを犯すことなどが指摘されています。
全モードを通じて、キャンペーン、マルチプレイヤー、ゾンビ、Warzoneの進行状況が一つのプロフィールで繋がる統一された進行システムが採用され、ゲーム体験全体に一貫性が持たされています。また、ゲーム内の音楽が叙情的でドラマチックで、アクションに完璧に同期していることも評価されています。
本作は、各モードで特徴的な体験を提供し、統一された進行システムで全体のやりがいを高めている一方、キャンペーンの短さやゾンビモードの高難易度など、プレイスタイルによって評価が分かれる要素も含まれています。
評価ポイント
全モードの進行状況が1つのプロファイルに統合され、効率的なプレイが可能になりました。キャンペーン、マルチプレイヤー、ゾンビ、Warzoneのどのモードを遊んでも、アカウントランクや武器レベル、迷彩解除といった報酬が連動して手に入ります。プレイした時間に対する見返りが常に得られるため、特定のモードに縛られることなく、全てのコンテンツで無駄なく育成を進めることができます。
- 多彩な移動アクションによる戦術の拡張
- ウィングスーツやグラップル、プロペラジャンプといった新アクションが追加されました。これにより高所への移動や戦闘からの離脱、空中からの奇襲など、立体的かつ機動的な立ち回りが可能になります。
- 4人協力プレイに対応したキャンペーン
- シリーズで初めて最大4人のCo-opに対応し、分隊の一員として共闘する感覚を味わえます。難易度や目標は参加人数に合わせて調整され、獲得した経験値などは個人のアカウントにそのまま引き継がれます。
- 心理描写を取り入れたドラマチックなストーリー
- 『Black Ops 2』と『6』を繋ぐ物語は、幻覚演出を取り入れた心理的なアプローチが特徴です。キャラクターの過去やトラウマに焦点を当て、現実と幻想が入り混じる展開がプレイヤーを引き込みます。
- クリア後に開放される大規模PvE「Endgame」
- キャンペーン終了後には、Avalonを舞台にした最大32人のPvEモード「Endgame」がプレイ可能です。ミッション達成と強化を繰り返しながら、より危険度の高いエリアへの到達を目指すハクスラ要素があります。
- 運に頼らないEndgameの確実な育成
- Endgameの成長要素はランダムドロップに依存せず、ランク上げやスキルツリーによって着実に強化できます。自分のペースで武器や能力を解除し、計画的にオペレーターを育成できる仕様です。
- 『BO2』ライクな軽快なマルチプレイ
- マルチプレイヤーは『Black Ops 2』のようなテンポの良いアーケード挙動に回帰しました。現代的な操作感を維持しつつ、軽快かつ正確な撃ち合いを楽しめる調整になっており、爽快感があります。
- ウォールジャンプが生む立体的な攻防
- ウォールジャンプの導入により、壁を利用した移動や死角からの攻撃が可能になりました。マップの構造を立体的に活用することで、相手の予測を裏かく戦術的な駆け引きが生まれます。
- 視認性の高いマップとリメイクの実装
- ExpressやRaidといった人気マップが新アクションに合わせてリメイクされました。射線が明確なレーン構造と整理されたデザインにより、敵の視認性が高く、状況判断がしやすい設計です。
- 連携が鍵となる新モード「Overload」「Skirmish」
- 拠点制圧を競う「Overload」や20対20の「Skirmish」が登場しました。特にSkirmishは目標が動的に変化するため、戦況に応じた部隊連携や配置転換が勝利の鍵となります。
- やり込み要素となる武器プレステージ
- 武器レベルの上限を超えて育成できる「武器プレステージ」が実装されました。使い込んだ武器で限定迷彩やエンブレムを解除できるため、特定の武器を使い続けるモチベーションになります。
- 車両とアップグレードで進化するゾンビモード
- ゾンビモードは広大なマップを専用車両で移動する形式になりました。車両の武装化に加え、約200種類のアップグレード要素により、探索とビルド構築の自由度が大幅に向上しています。
- 緊張感とリプレイ性を両立したEndgameの仕様
- Endgameモードは死亡すると進捗がリセットされるため、脱出時の緊張感が高まります。リスク管理と確実な強化のバランスが良く、繰り返し挑戦したくなるゲーム性です。
- 手軽なビルドコード共有機能
- ビルドコードを使用することで、他プレイヤーのカスタムを即座にコピーできます。キルカメラで見た敵の構成も手軽に取り込めるため、アタッチメント構成の試行錯誤が快適に行えます。
- 単体作品級のボリュームを誇る「Dead Ops Arcade 4」
- 「Dead Ops Arcade 4」は80以上のレベルやボス戦を備え、独立したゲームとして成立するほどのボリュームがあります。横スクロールやレースなど、多彩な視点のステージが用意されています。
不評ポイント
キャンペーンに導入されたオープンワールド形式のミッションが、全体のテンポを乱しているとの指摘があります。これらのミッションはストーリーへの貢献度が低いとされ、目的も単調です。また、ミッションの構造が分かりにくく、開けたマップであるにも関わらず探索の楽しさが感じられにくいという意見が目立ちました。従来のミッションとの質の差や、強制的にプレイさせられる感覚が、キャンペーン体験の妨げになっています。
- キャンペーンの短さとボリューム不足
- クリアまでのプレイ時間が4~5時間(協力プレイでも6~7時間)と非常に短く、収集要素を除けば、周回プレイの動機付けが弱いという意見があります。
- 中盤以降の戦闘の単調さ
- ゲーム中盤から敵が不必要に硬くなり、ダメージを与えにくくなります。これにより戦闘が単調な射撃の繰り返しになりがちで、同じような場所での戦闘が続くと感じられます。
- 物語や演出の統一感のなさ
- 現実での戦闘と幻覚を見るシーンが頻繁に切り替わるため、話の流れを追いかけるのが難しくなっています。また、非現実的な戦闘シーンが多用されることで、物語への集中が途切れやすいとの声もありました。
- 敵役や新キャラクターの描写不足
- メインの敵役であるエマ・ケイガンは、動機が分かりにくく、過去作の敵と比べて魅力に欠けると評価されています。新キャラクターの「50/50」も、背景があまり語られないため、感情移入しにくいようです。
- 過去作の要素や敵の使い回し
- 全体的な感覚が前作と似ており、新鮮味に欠けるという印象があります。特に、キャンペーン中に過去作のゾンビモードの敵がそのまま登場する点については、不満の声が上がっています。
- キャンペーンの仕様に関する不満点
- キャンペーンモードに難易度設定がありません(難易度は参加人数でのみ変動します)。また、常時オンライン接続が必須であり、ソロプレイ中であってもゲームを一時停止できない仕様になっています。
- Endgameモードの目新しさのなさ
- Endgameモードは、過去のDMZモードを再調整した内容に近く、新しい遊びとして感じられません。また、敵AIの挙a動がおかしな点も指摘されており、戦闘が作業的になりやすいです。
- Endgameの進行や報酬の厳しさ
- Endgameで死亡すると、育てたキャラクターやアイテムをすべて失い、最初からやり直しになります。報酬にもユニークなアイテムが少なく、高難易度エリアでは敵が硬すぎるため、脱出失敗のストレスが大きいようです。
- ゾンビモードの難易度と他モードへの影響
- ゾンビモードは非常に難しく、かなり遊び込んだプレイヤー向けの調整になっています。また、キャンペーンの一部でもゾンビモードのような演出があり、物語の雰囲気と合っていないと感じる部分があります。
メディアレビュー
- GamingTrend[100]
- Hardcore Gamer[90]
- Carole Quintaine[85]
- Multiplayer.it[85]
- GIGA[84]
- CGMagazine[70]
- But Why Tho?[75]
- GameSpot[70]
- Wccftech[84]
製品情報
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| タイトル (日本語) | Call of Duty: Black Ops 7 |
| タイトル (英語) | Call of Duty: Black Ops 7 |
| ジャンル | アクション, シューティング |
| 開発元 (Developer) | Treyarch, Raven Software |
| 販売元 (Publisher) | Activision Publishing, Inc. |
| 発売日 | 2025年11月14日 |
| プラットフォーム | PlayStation 5,PlayStation 4,Xbox Series X/S,PC |
| プレイ人数 | 1人(キャンペーン/ソロプレイ)、最大4人(CO-OPキャンペーン)、最大40人(マルチプレイヤー/20v20) |
| 日本語(インターフェース) | 対応 |
| 日本語(字幕) | 対応 |
