2003年の『カービィのエアライド』から22年。新作『カービィのエアライダー』がNintendo Switch 2向けに2025年11月20日に発売されます。ディレクターは前作と同じく桜井政博さん。自動で進む直感的な操作はそのままに、新たに「スペシャルボタン」が加わり、人気モード「シティトライアル」はオンライン最大16人に対応。価格はダウンロード版7,980円(税込)、パッケージ版8,980円(税込)です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2025年11月20日 |
| 価格 | ダウンロード版 7,980円(税込)/パッケージ版 8,980円(税込) |
| 対応機種 | Nintendo Switch 2 |
| 開発/販売 | バンダイナムコスタジオ/任天堂 |
| ディレクター | 桜井政博 |
| 主題歌 | 「流星の路」 |
| 公式情報 | 公式サイト、公式X「@KirbyAirRiderJP」、発表番組「カービィのエアライダー Direct」 |
カービィのエアライダー Direct 2025.8.19
発表番組では、発売日と価格、主要モード、操作の基本、オンライン対戦の仕様、そして楽曲の先行配信がまとめて紹介されました。会場イベントとしては、Gamescom 2025での試遊出展(教習所・シティトライアル)が告知。さらに、映像の最後には黒衣の“謎のライダー”も登場し、物語面の広がりを示しています。
直感操作と新「スペシャルボタン」
本作の操作は“自動で前へ進む”システムが基本。左スティックとひとつの「プッシュ」ボタンで、減速・溜め・ダッシュ・曲がり込み・仕掛け起動などをまとめてこなします。
新要素の「スペシャルボタン」は、ゲージが満ちたときに各ライダー固有の必殺アクションを発動するための専用ボタンです。シティトライアルでは、マシンの乗り換えにも使うなど用途が広がり、駆け引きの層が一段深くなりました。
進化した「シティトライアル」
舞台は空に浮かぶ都市「スカイア」。街を巡ってアイテムでマシンを育て、最後に“競技”で勝敗を決める流れはそのままに、遊びの幅が大きく広がりました。
- 最大16人オンライン
フレンド以外とも気軽にマッチング。ゴール後はすぐ次の相手探しが始まり、待ち時間が短い設計です。ローカルは最大8人(CPU混在で16人に対応)。 - イベントの追加
「ショートレース」「デスマッチ」に加え、「襲来!ダイナブレイド」や“正体不明の巨岩”など、街全体を巻き込むサプライズが起こります。 - 競技の選び方が変化
最後の“スタジアム”は、ランダムで提示される4つから好きなものを選択可能に。育てたマシンに合う種目を狙うか、相手の読み合いに寄せるか、戦略が生まれます。 - 新競技「グルメレース」
より多くの料理を食べたほうが勝ち。『星のカービィ スーパーデラックス』の遊び心を、レース流にアレンジしています。
ライダーの多様化とコピーの拡張
今回の主役は“マシン”だけではありません。操作キャラクター(ライダー)として、カービィ以外にもデデデ大王、メタナイト、バンダナワドルディ、コックカワサキ、マホロア、スージー、グーイ、ナックルジョー、ワドルドゥ、キャピィ、スターマンなど多彩な顔ぶれが参加します。
コピー能力は、敵を“取り込んで力を借りる”仕組みが広がり、攻撃だけでなく速度面のブーストにも活用可能。ライダーごとの個性とスペシャル技、マシンとの組み合わせで、遊び方は大きく変わっていきそうです。
前作からの進化点
- 操作:自動前進+「プッシュ」は継承しつつ、**新たに「スペシャルボタン」**を追加。
- 対戦:オンライン最大16人へ拡張。次戦への移行がスムーズ。
- シティトライアル:**競技の“選択制”**で戦略性アップ。イベントも増量。
- ライダー:キャラ選択が拡大。コピーの使い道も広がる。
『エアライド』(2003年)と『エアライダー』(2025年)簡易比較
| 項目 | 2003年作 | 2025年作 |
|---|---|---|
| 基本操作 | 自動前進+一括ボタン | 自動前進+プッシュ+スペシャル |
| オンライン | ― | 最大16人 |
| シティトライアル | ランダム競技 | 4種提示から選択+新イベント |
| モード構成 | エアライド/シティトライアル/ウエライド | エアライド/シティトライアル(ウエライドは未言及) |
| やり込み | クリアチェッカー | 不明(現時点では未確定) |
確定ゲームモード詳細(エアライド/シティトライアル)
エアライド(純粋レース)
- ルール:コースで速さを競うシンプルなレース。自動で前進し、スティック操作と「プッシュ」ボタンで減速・溜め・ダッシュ・曲がり込み、仕掛け起動までこなします。
- 対戦人数:オンラインは1~6人、ローカルは2~6人。
- テンポ設計:オンラインではゴール後に待たず次の相手探しが自動で始まるため、プレイが途切れにくい作りです。
シティトライアル
“街を走り回って強くなり、最後に競技で決着”という前作で人気の遊びが、今作で大幅にスケールアップしています。
- 舞台:空に浮かぶ広大な島「スカイア」。
- 人数:オンラインは最大16人、ローカルは最大8人(CPUを加えて16人まで)に対応。
- 進行:探索と強化(5分) → イベント随時 → スタジアムで決戦の三段構え。
1)探索と強化(5分間)
- 全員、性能が控えめな「ライトスター」からスタート。
- フィールドに散らばるパワーアップアイテムで各能力を伸ばし、マシンの乗り換えで方向性を固めます。
- 「スペシャルボタン」(Yボタン)でワンタッチ乗り換えが可能になり、乗り捨てや拾い直しがスムーズ。
- アイテムとマシンの出現はランダムで、毎回違う展開になります。
2)探索中に起こるイベント
- ショートレース:街の一部を使った短距離レース。
- デスマッチ:殴り合いに特化した乱戦イベント。
- 襲来!ダイナブレイド:迫力ある巨大鳥が街を横断。
- 正体不明の巨岩:行く手を阻むトラブル要素。
このほか、ニセモノのアイテムが混ざるなど、油断ならない仕掛けも存在。良い結果を出せばさらなる強化につながります。
3)スタジアムでの決戦(競技を“選ぶ”)
探索が終わると、最後はスタジアムで種目対決。
- 今作はランダムに提示される4種の中から自分で1つ選択できます。
- 強化してきたマシンの得意分野に合わせて選ぶか、相手の選択を読んで裏をかくか――読み合いが生まれます。
- 代表的な競技:
- バトルロイヤル … 敵を倒して生き残りを目指す。
- エアグライダー … ジャンプ台からどれだけ遠くへ飛べるかを競う。
- グルメレース(新) … 料理をより多く集めた人が勝ち。大きな料理(例:ジャンボ天丼)ほど高得点です。
どこがおもしろいの?
- 毎回ちがう展開:配置やイベント、競技候補が変わるため、同じ展開になりにくい。
- 探索で物語が生まれる:レアなマシンを見つけた喜び、偶然の出会い、妨害と逆転――瞬間ごとにドラマが生まれます。
- 出たとこ勝負の駆け引き:育てたマシンを活かすか、相手の作戦を外すか。**競技“選択”**がラストの読み合いを熱くします。
楽曲と先行配信
主題歌「流星の路」を含む一部楽曲が、発売に先がけて「ニンテンドーミュージック」で配信中です(Nintendo Switch Online加入者向け)。ゲームの世界観に触れつつ、発売日までの気持ちを高めてくれる施策になっています。
未確定事項など
- ウエライドの有無:今回の発表では触れられていません。ディレクターは「まだ紹介し切れていないことがある」としており、続報待ちです。
- 謎のライダー:正体は不明。物語や高難度要素への関わりが注目どころ。
- エディション/DLC/大型パッチ:現時点では未確定。
- 予約開始時期:不明。公式の案内をお待ちください。
タイムライン
- 2003年7月11日:『カービィのエアライド』がニンテンドーゲームキューブ向けに発売。
- 2021年7月:新作の企画書を作成。
- 2021年10月:制作のゴーサイン。
- 2022年4月:制作スタッフが集結。
- 2025年4月2日:Nintendo Directで“年内発売予定”として初告知。
- 2025年8月18日:発表番組の開催告知と公式X開設。
- 2025年8月19日:発表番組で発売日・主要要素を公開。関連各誌が詳細記事を公開。
- 2025年8月20日:Gamescom 2025に試遊出展。
- 2025年11月20日:発売予定。
購入ガイド
発売日は2025年11月20日。価格はダウンロード版7,980円(税込)、パッケージ版8,980円(税込)。対応機種はNintendo Switch 2です。エディションやDLCの有無、予約開始日時は現時点で不明です。公式サイトおよび公式Xの案内をご確認ください。


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