『Gears of War: E-Day』メタスコア87点、高く評価された点とちょっとした不満

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2026年10月7日に発売の『Gears of War: E-Day』のメディアレビューが公開され、Metacriticのメタスコアが集計されました。総合点数は「87 点」で「好評」という評価になっています。
2026年10月6日時点での集計内容となっており、寄稿メディア記事数は67件あり、最高は100点、最低は50点という結果でした。以下にレビューの総まとめを記載しているので購入の参考になれば幸いです。
※スコアは寄稿記事が増減して一定期間は上下しますが、大きく変動することは稀です。

87Gears of War: E-Day好評 61|賛否 6|不評 0
Xbox Series X87(64件)PC83(33件)

シリーズが「低い壁へ走り込み、勢いよく身を寄せる」というアクションを世に知らしめてから20年が経ちますが、その手応えは今もまったく色あせていません。頭上のコンクリートが銃弾に削られるなか、腰高の遮蔽物に身を寄せる感覚は、三人称視点シューターでも指折りの心地よさです。『Gears of War: E-Day』の魅力も、その大部分がこの手応えに支えられています。本作は、ローカストが初めてカロナの街路を突き破って現れたエマージェンス・デーを描く前日譚です。プレイしていて物足りなさを感じる場面の多くは、アクションそのものではなく、キャンペーンの構成にあります。

20年を経ても色あせない、カバー戦闘の確かな手応え

20年を経ても色あせない、カバー戦闘の確かな手応え

本作を遊ぶ最大の理由は、やはり核となる戦闘にあります。カバーシステムは今も申し分なく機能しており、本作では動作にさらなる重みが加わりました。新導入の部位切断システムは非常に精密で、弾丸に着弾までの弾道時間が生じたため、遠距離の撃ち合いでも確かな手応えが伝わってきます。おなじみのアクティブリロードも健在で、武器ごとにタイミングよくボタンを押せば戦闘を有利に運べる反面、失敗すれば最悪のタイミングで銃がジャムを起こします。戦闘以外の要素を厳しく批判したあるメディアでさえ、銃撃を浴びながら遮蔽物へ滑り込む感覚だけは、このジャンル屈指の心地よさだと認めているほどです。

戦闘の手応えは、シリーズ史上最高と呼べるほどの仕上がりです。キャラクターのぎこちなさは大幅に解消され、勢いよくカバーへ潜り込んだり、崩れた瓦礫の下をスライディングで抜けたりと自在に立ち回れます。周囲のオブジェクトもしっかり反応し、ガラスは粉々に砕け、撃たれた車は揺れ、ガソリンスタンドは吹き飛び、柱は崩落していきます。銃器にも確かな重量感と凶悪な威力が宿っており、特に酸を吹き出すショットガンのインパクトは強烈です。操作がダイレクトに返ってくる物理的な手応えと、シリーズの進化を物語る演出が噛み合い、銃撃戦の面白さを一段と引き立てています。

ただし、手放しの称賛ばかりではありません。一部のメディアからは、何発も撃ち込まなければ倒せないタフな敵と、被弾時に照準がブレる仕組みの相性の悪さが指摘されています。一部の戦闘は理不尽に感じられ、大型敵との交戦が長引いて退屈になるうえ、被弾しながら狙いをつけるのが難しいため、スナイパーでの狙撃に苛立ちを覚えたとのことです。もっとも、これはカバーシステムそのものへの不満というより、一部の戦闘設計に向けられたものです。また、質ではなく持続性への疑問として、銃撃戦自体は平均以上と認めつつも、実質的にそれ一本のシステムでは最後まで興味を引きつけられないと主張するメディアもあります。個々の戦闘の出来栄えについては評価が一致しているものの、それだけでキャンペーン全体を支えきれるのかという疑問は一理あります。とはいえ、こうした点を問題視するメディアはごく少数にとどまっています。

機敏になった兵士の挙動と、幅が広がった装備のカスタマイズ

機敏になった兵士の挙動と、幅が広がった装備のカスタマイズ

プレイして真っ先に実感できる変化が移動のアクションです。かつてのシリーズは重厚で動きも遅めでしたが、本作の兵士たちはダッシュからのスライディング、足場の跳躍、建物や車両のよじ登りに加え、低い遮蔽物の背後で伏せることまでこなします。カバーシューターの基本を守りつつも、機動力が上がったおかげで、射撃や近接攻撃を仕掛けやすい位置へ素早く回り込めるようになりました。この現代的な操作感に慣れると過去作には戻れないという意見や、マウスとキーボードでの操作を含めてシリーズ最高の設計だと称賛する声も届いています。もはや重い塊を操っている感覚はなく、兵士たちの身軽さに関しては、キャンペーン全体に厳しいメディアも含めて一致した評価を得ています。

2つ目の大きな変化が、ビルド構築の自由度です。『Gears 5』の装備・デバイスシステムが刷新され、ソロでも協力プレイでも、キャンペーン中に自分好みのキャラクターを組み立てられるようになりました。携行できるのは、固有の近接攻撃を持つメイン武器2種、ピストル、そして1種類のグレネードです。武器パーツの装着によってアクティブリロード時に特殊効果を付与できるほか、装弾数、スコープ、バレル、トリガーを強化するスロットも用意されています。さらに注射器、シールド、ドローンといったデバイスを1つ選び、固有効果とスロットを持つ防具を身につける仕組みです。自己回復を備えた近接特化型や味方を支える支援型、大型の敵を見据えて弾薬を抱えるタンク型など、選ぶ意味のあるビルドが成立します。チェーンソーで敵を処刑するとパーフェクトリロードが発動するものからスコープやレーザーサイトまで、武器MODの選択肢も豊富に揃っており、ステージ内に点在するハードケースやサブ目標の達成によって入手できます。

もっとも、こうした変更がシリーズの新たな方向性を切り開いたと、すべてのメディアが納得しているわけではありません。たとえば、同じコンクリートの遮蔽物や同じ怪物、一本道の固定機銃パートを挙げ、2006年の初代からゲームの基本形はほとんど変わっていないと指摘するメディアもあります。シリーズとしてどこまで脱皮できたのかという問いに対しては、移動が滑らかになっただけでは決定打にならないという見方です。操作感そのものは過去作より明らかに向上している一方、根底にある手触りには昔ながらのシリーズらしさが色濃く残っているため、どちらの意見にもそれぞれの説得力があります。

優れたアートディレクションが支える、壮観な映像表現

優れたアートディレクションが支える、壮観な映像表現

映像の美しさも、本作をプレイする大きな理由のひとつです。ライティングや粒子エフェクト、画面内の密度感、そして圧倒的なスケール感を評価し、Xbox Series Xで動作するタイトルのなかで最も印象的な作品だと絶賛するメディアもあります。その壮観なビジュアルはマシンスペックの高さだけでなく、優れたアートディレクションの賜物です。開発のアートワークを本作最大の美点に挙げる声もあり、その実力はオープニングの数分間からも如実に伝わってきます。事態を呑み込もうとする小隊の周囲を、炎や街灯、ローカストが這い出た大穴からの赤い噴煙が包み込み、重苦しい空気を醸し出します。作中の3日間が進むにつれて街並みは容赦なく荒廃していき、数時間前には見上げていた記念碑が、やがて激しい銃撃戦の遮蔽物へと変わり果てていく描写も印象的です。

全体的に厳しい評価を下したメディアであっても、映像面で際立つシーンの存在は認めています。大半のステージは地味だと評しつつも、Act 3のチャプター「Les grands maux」については本作の白眉と位置づけ、秀逸なライティングと演出がここでようやくシリーズ最高峰の水準に達したと評しています。限定的な賛辞ではあるものの、普段は辛口なメディアが特定のチャプターをここまで高く評価している事実は、本作のビジュアルが秘めたポテンシャルの高さを物語っています。

セミオープンエリアの導入で、勢いが失われるキャンペーン

セミオープンエリアの導入で、勢いが失われるキャンペーン

キャンペーンにおける最大の泣き所が、その構成にあります。発端となるのはAct 2で、手に汗握る導入を抜けた後にオープンワールド風のステージが立ちふさがり、以降の各Actにも同様のエリアが最低1つ、Act 3には2つも組み込まれています。序盤の数時間でせっかく高まった緊迫感が、だだっ広いエリアに入ると一気に緩んでしまうのです。

こうしたセミオープン型のエリアでは、マップやサブ目標、収集物、探索すべきハードケースが用意されているため、一本道で進むメインストーリーの合間に広いフィールドを徒歩で延々と移動させられます。一部のメディアは、特定の区間が長すぎるあまり、刺激的なリニアパートに戻るまでの露骨な水増しのように感じられたと述べています。別のメディアはさらに踏み込み、緊迫感のない移動が物語の熱量を削ぎ、本来なら引き締まっていたはずのキャンペーンを無駄に長引かせていると手厳しく批判しています。さらに、シナリオの都合で同じ橋を何度も渡ったり来た道を引き返したりする場面が多く、移動の繰り返しがストレスに拍車をかけています。

苦労して寄り道した際の見返りが乏しい点も、不評を買う要因です。サブコンテンツの大半で物語面の見返りはほとんど得られず、救助した市民の名前すら明かされないため、助けようが見捨てようが展開やゲームプレイに変化はありません。ただしサイドミッションには本作屈指の高難度バトルが多く用意されており、有用な武器MODを獲得できる実利的なメリットは認められています。

もっとも、すべてのメディアがこのエリア設計を嫌っているわけではありません。2つのメディアは気分転換として歓迎しており、『Gears 5』のオープンパートよりも洗練されていると肯定的に捉えています。批判が集中しているのはあくまで開けたエリアの構成であり、一本道で進むリニアなチャプターでは依然として本作の強みが存分に発揮されています。とはいえ、密度の高いノンストップな戦いを求めるファンにとって、この間延びした探索パートが最大の引っかかりになるのは確かです。

感情を揺さぶる演出と、前日譚として評価が分かれるストーリー

感情を揺さぶる演出と、前日譚として評価が分かれるストーリー

ストーリーに対するメディアの受け止め方は賛否が分かれており、シナリオに何を期待するかで印象が大きく変わります。好意的な見方をするメディアからは、登場人物の感情に迫るシーンの完成度が絶賛されています。卓越した声の演技と巧みな演出によって、マグス・カーターの過去や、ペンデュラム戦争にまつわるマーカスの罪悪感に確かな説得力が宿っているとのことです。スペイン語吹き替えでプレイした別のメディアも、声優陣の熱演が脚本の魅力を存分に引き立てていると称賛しています。

一方で、より深みのあるシナリオを求めたメディアからは物足りなさを指摘する声が上がっています。キャラクター主導だった『Gears 5』の物語と比べて後退したと評するメディアもあり、ローカスト出現の瞬間を目撃できる興奮を除けば、プロット自体は印象に残りにくいとしています。また別のメディアは、前日譚という役割に照らし合わせて本作を検証し、設定のチェックリストを機械的になぞっているだけで、マーカス・フェニックスをめぐる初期3部作の受け止め方を刷新するほどのものではないと結論づけています。ドラマチックな演技や熱い見せ場を味わいたいなら満足できますが、シリーズの歴史を塗り替えるような深遠な物語を期待すると、肩透かしを食らうかもしれません。

協力プレイで面白さが増す一方、ソロプレイには残る注意点

協力プレイで面白さが増す一方、ソロプレイには残る注意点

本作をプレイするにあたっては、誰とどのように遊ぶかが普段以上に重要です。ゲーム全体には辛口なあるメディアも、互いに蘇生し合い、武器や弾薬を融通できる協力プレイで遊べば、あらゆる要素が格段に面白くなると太鼓判を押しています。キャンペーンはオンラインだけでなく画面分割プレイにも対応しており、このメディアは「ソロプレイはおすすめしない」とまで言い切っています。そこまで極端な主張をするメディアはひとつだけですが、マルチプレイ前提の楽しさがあることは意識しておいて損はありません。

ひとりでじっくり遊びたいソロプレイヤーにとっては味方AIの頼もしさが鍵を握りますが、これに関してはメディアの間で報告が分かれています。好意的な報告では、分隊員が必要な場面で射撃し、素早く蘇生してくれると評価されており、問題はドムが階段の手すりに1回引っかかった程度だったとされています。その一方で、凶暴な敵「Rager」に押し倒された際、味方が蘇生に来てくれない場面が目立ったと不満を漏らすメディアもあります。挙動の報告にばらつきはあるものの、AIの蘇生を当てにして単独で挑む場合は、少し慎重に構えておいたほうがよさそうです。

PCの特定設定や、Steam Deckでのプレイにおける技術的な注意点

PCの特定設定や、Steam Deckでのプレイにおける技術的な注意点

パフォーマンス面のトラブルが報告されているのは、特定のハードウェア環境に限られています。PC版において「DLSS Dynamic MFG」を有効化してプレイしたあるメディアは、Act 4序盤の開けた製油所マップを中心に頻繁なカクつきを確認したと伝えています。またLinux環境で検証した別のメディアは、オープンエリアで軽微な処理落ちが見られたとしつつも、自身の検証環境が特殊であると補足しています。これらはPC環境全般に当てはまる問題ではありませんが、特定の設定を利用する際には頭の片隅に置いておくべきでしょう。一方、Steam Deckに関しては、確認された唯一のテストにおいて最低設定でも終始30 FPSを割り込んでおり、そのメディアはこの携帯機で本作を快適に遊ぶのは厳しいと結論づけています。

『Gears of War: E-Day』総評、戦闘目当てなら迷わず買いの一本

『Gears of War: E-Day』総評、戦闘目当てなら迷わず買いの一本

結局のところ、『Gears of War: E-Day』の最大の魅力は冒頭の光景に集約されます。頭上で銃弾がコンクリートを削り取るなか、低い壁へ身を滑り込ませる――あの瞬間の快感に期待するなら、本作は見事に応えてくれます。カバーアクションを取り入れた戦闘は極めて洗練されており、シリーズ随一の出来栄えと絶賛する声も目立ちます。移動の挙動もかつてないほどスムーズで、とりわけマウス&キーボードでの快適な操作性は高く評価されています。さらに装備やデバイス、武器MODを組み合わせて自分好みの戦闘スタイルを突き詰められるほか、卓越したアートディレクションが壮大な戦場を描き出します。背中を預け合えるフレンドがいるなら、楽しさが何倍にも跳ね上がるため、飛び込む理由はさらに強まります。

一方で、見逃せない懸念点も確かに存在します。Act 2から挟まれる開けたエリアの探索はキャンペーンのテンポを崩し、緊迫感を削いでしまう要因になっています。ストーリーへの評価も分かれており、『Gears 5』のようなキャラクター描写や、初期3部作の見え方を変える前日譚を期待すると物足りなさを感じるかもしれません。また、ソロプレイをはっきりと推奨しない意見や味方AIの蘇生に関する報告の食い違い、さらには被弾時のブレとタフな敵が重なる苛立ちなど、一部のメディアからは率直な不満も上がっています。2006年の基本形からの大きな脱却を望む人や、飽きさせないための多彩なゲームシステムを必要とする人にとっても、やや食い足りなく映る可能性があります。技術面では、Dynamic MFGを有効にしたPCでのカクつきに注意が必要であり、Steam Deckのみで遊ぶ予定なら、テスト結果に基づけば見送ったほうがよさそうです。こうした課題はあるものの、コアとなる戦闘の心地よさを目当てに遊ぶのであれば、『Gears of War: E-Day』は自信を持っておすすめできるタイトルです。

製品情報

項目内容
ゲームタイトル名Gears of War: E-Day
原題名Gears of War: E-Day
ジャンルアクション, アドベンチャー
プラットフォームPC(Steam), Xbox Series X|S
発売日2026年10月7日
価格Steam ¥9,800
体験版なし
公式サイト—
開発元The Coalition
発売元Xbox Game Studios

ストアページ

ストア名URL
Xboxhttps://www.xbox.com/ja-JP/games/store/9N4PT8HGCDHQ
Steamhttps://store.steampowered.com/app/3010850/Gears_of_War_EDay/?snr=1_7_7_7000_150_1

メタスコアについて

Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メタスコアは大きく変わる機会は少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。

9080706050
神ゲー良ゲー凡ゲー低評価爆弾持ち