【メタスコア】『Battlefield 6』メディア評価レビュー

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2025年10月10日に発売の『Battlefield 6』のメディアレビューが公開されMetacriticのメタスコアが集計されました。このページではMetacriticへ寄稿された『Battlefield 6』に対する海外ゲームメディアのレビューを翻訳してまとめています。

メタスコアは80代前半と良ゲーの評価を獲得しています。不評だった前作のスペシャリスト制を捨てて伝統的な兵科制に回帰し、チームプレイの面白さを取り戻した堅実な原点回帰作ですが、キャンペーンの古臭さやバグの残存など気になる点もしっかりあります。購入の参考になれば幸いです。

灰の中から蘇った、泥臭くて最高な戦場

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Battlefield 6metacritic.com

この『Battlefield 6』は、前作『2042』で失った信頼を取り戻すために、シリーズの原点へと真っ直ぐ回帰した作品です。伝統の4兵科制が復活し、壁を吹き飛ばして射線を通す戦術的破壊や、味方を引きずって蘇生する新アクションなど、「チームで戦う大規模戦」の面白さがしっかり機能しています。あるレビュアーは「TikTok版の自分自身へと迷い込んでいくCall of Dutyに対し、Battlefieldは灰の中から蘇った」と表現していて、まさにその通りだと思います。

ただ、安全牌を打ちすぎた感は否めません。キャンペーンのミッションデザインは数世代前のレベルで、ビークルの操作性ももっさりしているし、ローンチ時点でのバグも散見されます。「堅実だけど冒険はしていない」という評価がこのゲームの本質かもしれません。

4兵科の復活が生んだ「組織化されたカオス」

今作最大の功績は、やはりクラスシステムの復活でしょう。前作で不評だったスペシャリスト制を廃止して、Assault、Engineer、Support、Reconの4兵科が帰ってきました。それぞれが固有のガジェットと役割を持っていて、分隊の誰かが欠けると途端に立ち行かなくなる。この「誰も一人では勝てない」バランスが、シリーズ本来のチームプレイを蘇らせています。

レビュアーたちはこれを「組織化されたカオス」と呼んでいます。Call of Dutyのような個人技で無双するスタイルとは根本的に違って、味方を回復し、ビークルを破壊し、偵察情報を共有する——そういった連携の積み重ねが勝敗を決める。Bad Company 2の頃の雰囲気を感じるという声もあって、古参ファンにはたまらない仕上がりになっているようです。

壁をぶち抜いて射線を通す快感

「Tactical Destruction(戦術的破壊)」も大きな見どころです。爆発物で建物の壁を吹き飛ばして新たなルートを作ったり、床を破壊して階下の敵を奇襲したりと、マップそのものがリアルタイムに変形していきます。あるレビュアーは「建物内を歩いていたら突然床が抜けて下に落ち、敵に撃たれた」という体験を語っていて、同じマップでも毎回違う展開になるのが面白いポイントですね。

コンクリートのダムがカードハウスのように崩れ落ちる様は圧巻とのこと。戦闘が進むにつれてマップがボロボロになっていく中で戦う感覚は、他のシューターにはない独特のものだと思います。

引きずり蘇生という革命

新しい移動システム「Kinesthetic Combat」の導入で、ローリングやしゃがみ走りなど流れるような動きが可能になりました。中でも特筆すべきは「引きずり蘇生(Drag-to-revive)」。ダウンした味方を安全な場所まで引きずってから蘇生できるこのアクション、「銃火の雨の中から味方を引きずり出す高揚感は他に類を見ず、これなしのゲームはもうプレイできない」とまで言われています。

射撃の手触りも「BF4以来最高の重みとソリッドさ」と評されていて、歩兵戦の操作感は文句なしの仕上がり。悲鳴を上げるようなロケット弾の音と壁を砕く爆発音がスピーカーを揺らす——そんな世界観に引き込まれるサウンドデザインも、戦場の雰囲気をさらに盛り上げています。

ただ、気になる部分もしっかりあります

「3世代前」と揶揄されるキャンペーン

キャンペーンモードは、マルチプレイ前の巨大なチュートリアルとしては優秀です。各クラスの使い方やドローン操作、破壊システムの基本を自然に学べる構成になっています。ただし、ミッションデザインそのものはかなり古臭い。「スナイパーレベル?チェック。戦車護衛ミッション?その通り。暗視ゴーグル?2007年ならクールだった」と皮肉られるレベルで、新鮮味がありません。

ストーリーも中途半端な結末で、敵対組織Pax Armataのリーダー・Kincaidもイデオロギーの見えない「ありきたりな悪役」止まり。感情移入は正直難しいかもしれません。

ポンコツAIとお馴染みのバグたち

味方AIの挙動がかなりひどくて、射線を塞いだり、敵の真正面で蘇生しに来て一緒に撃ち殺されたりします。「AIに助けを求めるくらいなら、出血死してリスタートした方がマシ」なんて言われてしまうほど。マルチプレイでも戦車が地形に引っかかったり、蘇生ループから抜け出せなくなったりと、シリーズ恒例のローンチバグは健在です。前作ほど致命的ではないものの、気持ちよくプレイしている流れを断ち切るのは間違いありません。

ビークルだけ時代に取り残されている

歩兵戦の操作感が劇的に向上した反面、ビークルの操縦は相変わらずもっさりしています。特にキャンペーンのカイロでの戦車戦パートは退屈だという声が多く、洗練された歩兵のガンプレイと比べるとかなり見劣りします。スムーズに操縦するには慣れが必要で、テンポを損なう要因になっているのが惜しいところです。

賛否が真っ二つに割れるポイント

「オープンウェポン」と「クローズドウェポン」の二択

今作では、好きな武器を自由に装備できる「オープンウェポン」と、クラス専用武器に限定される「クローズドウェポン」でロビーが分かれています。カジュアルに遊びたい人と、厳密なクラスバランスを求める人の両方に配慮した設計ですね。

ただ、否定的な意見も少なくありません。オープンウェポンでは特定の強武器ばかりが溢れかえり、クラス間の駆け引きが崩壊するのではという懸念があります。「クローズドウェポンこそBattlefieldの最適な遊び方だ」という声は根強いです。

64人対戦は「洗練」か「窮屈」か

前作の128人対戦を廃止して最大64人に縮小されました。接敵しやすいマップデザインに変更されたことで戦闘のテンポは確実に上がっています。常に撃ち合いが発生する刺激的な展開を歓迎する声がある一方、リスポーン直後にキルされやすくなったことや、広大な戦場での自由な立ち回りが失われたことに不満を感じる層もいます。Battlefield特有の「泥臭い世界観」が薄れ、アーケードシューター寄りになったと感じるかどうかは、好みが分かれるところです。

キャンペーンは必要だったのか

キャンペーンを「CoD: Modern Warfareの良質なチャプターに匹敵する」と評価する声がある一方、「革新性ゼロ、過去作のツギハギに過ぎない」と切り捨てる意見もあります。クリア後に「ハードディスクの容量を空けるためにアンインストールしますか?」というプロンプトが出る仕様が、開発側自身がこのモードの使い捨て感を認めている証拠だと皮肉られているのが印象的でした。

メディアレビュー紹介

高評価

Daily Star — 100
本作は、かつての名作『Bad Company 2』の興奮を見事に蘇らせた最高傑作だ!巨大民間軍事会社「Pax Armata」との激闘を描く舞台で、次世代機のパワーをフル活用した破壊表現がかつてない没入感を生む。お馴染みの4兵科が織りなすチームプレイと混沌とした戦場は、まさに戦争ゲームの頂点である。
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But Why Tho? — 95
オンラインFPSの王座奪還を確信させる劇的な進化だ!画期的な「drag-to-revive(引きずり蘇生)」システムが戦闘の熱狂を底上げし、「Kinesthetic Combat」による滑らかな銃撃戦がたまらない。兵科固有の武器制限を設けた「Closed Weapon」ロビーの復活も、戦術的な部隊連携の深みを見事に引き出している。
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Invader — 91
どん底の『2042』から奇跡の大復活を遂げた!「Mirak Valley」のような高低差のある巨大マップで展開される、戦車や戦闘機が入り乱れる大スケールの破壊と混沌こそ、我々が求めていた真の戦場だ。PS5 Proが描く圧倒的なビジュアルと息を呑むエフェクトは、ライバルのCoDを完全に凌駕する衝撃を与えてくれる。
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低評価

NME — 60
キャンペーンの出来は驚くほど良いが、肝心のマルチプレイはバグの温床に逆戻りだ。戦車が地形に挟まり、敵は瞬間移動し、無限蘇生ループに陥る惨状は目に余る。おまけにリロードと蘇生が同じボタンのため、味方を見殺しにして弾を込めるイライラ仕様である。期待された大作だが、深刻な調整不足を露呈している。
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Metro GameCentral — 70
シリーズの原点回帰を目指したのだろうが、あまりにも無難で野心の欠片もない。新モード「Escalation」は既存の劣化版に過ぎず、ひどいスポーン位置には辟易する。さらにキャンペーンは暗視ゴーグルや戦車の護衛など、3世代前のライバル作をなぞったような古臭いお使いミッションの連続で退屈極まりない。
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Hey Poor Player — 70
過去作の失敗を取り繕うことに終始し、革新性を完全に放棄した無難な凡作だ。敵対組織「Pax Armata」との物語は盛り上がる直前で唐突に終わる短さで呆れる。マルチプレイも過去の焼き直しに過ぎず、『BF1』の巨大飛行船や騎兵突撃がもたらしたような、魂を震わせる新鮮な高揚感はどこにも存在しない。
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まとめると

  • 伝統的な4兵科制が復活し、分隊ベースのチームプレイが再び機能している
  • 壁や床を破壊して戦場を作り変える「Tactical Destruction」が毎試合に予測不可能な展開を生む
  • 「引きずり蘇生」は一度体験するともう戻れないレベルのゲームチェンジャー
  • 射撃の手触りとサウンドデザインはシリーズ屈指の完成度
  • キャンペーンはチュートリアルとして優秀だが、ミッションデザインもストーリーも古臭い
  • 味方AIの挙動がひどく、ローンチ時点でのバグも残っている
  • ビークルの操作性だけ歩兵戦の水準に追いついていない
  • 64人への縮小やオープンウェポンの導入は好みが分かれる
  • 革新性よりも安定を取った「堅実な原点回帰」

製品情報

項目詳細
タイトルBattlefield 6
ジャンルFPS(ファーストパーソンシューター)
発売日2025年10月10日
対応機種PS5 / Xbox Series X
プレイ人数シングルプレイ(キャンペーン) / マルチプレイ(最大64人)
開発DICE
販売Electronic Arts

メタスコアについて

Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メタスコアは大きく変わる機会は少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。

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神ゲー良ゲー凡ゲー低評価爆弾持ち