株式会社バンダイナムコエンターテインメントより2025年9月25日に発売された、Nintendo Switch™、Nintendo Switch™ 2、PlayStation®5、PlayStation®4、Xbox Series X|S、Xbox One、Steam®に対応の3Dアクションアドベンチャー『パックマンワールド2 リ・パック』のメディアレビュー総まとめページです。
総合評価
SCORE
74
Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メディアスコアは大きく変わることは少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。
90 | 80 | 70 | 60 |
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神ゲー | 良ゲー | 凡ゲー | 問題あり |
『パックマンワールド2 リ・パック』は、オリジナルの楽しさを引き継ぎながら、グラフィックや遊びやすさを現代向けに向上させたリメイク作品として評価されています。幅広い年齢層が楽しめるシンプルな作りに加え、上級者向けのやり込み要素も用意されている点が特徴です。
この評価の理由として、まず操作性の良さが挙げられます。ジャンプやホバーといった多彩なアクションが直感的に操作でき、動かしていて楽しいと感じられます。グラフィックは全面的に作り直され、明るくカラフルな映像になりました。また、ジャンプの着地点がマーカーで表示されるようになるなど、オリジナル版よりも遊びやすくなる改善が加えられています。
ゲームはそれぞれテーマの異なる6つのワールドと25のステージで構成され、スケートや潜水艦の操作といったステージ固有の仕掛けが用意されています。ステージ内のアイテムを集めると、昔ながらの迷路マップや着せ替え衣装などが手に入り、クリア後には高難易度のリミックスステージも解放されるため、繰り返し遊べるようになっています。一方で、メインストーリーのクリア時間は4~6時間程度と短めです。また、ゲームの難易度は全体的に低めですが、アイテムを取り逃すと長いステージを最初からやり直す必要があるという点も指摘されています。
総じて本作は、シンプルな操作で誰でも楽しめるリメイク作品でありながら、タイムアタックやアイテム収集といったやり込み要素も備えています。ただし、そのゲームプレイのシンプルさや、短いメインストーリーをやり込み要素で補うというゲーム構造が、評価の分かれる点となる可能性があります。
評価ポイント
本作はメインの25ステージに加え、難易度が高いリミックスステージや、オリジナルのアーケードゲームのような迷路マップなど、多くの追加要素が収録されています。各ステージにはタイムトライアルやアイテム集めといったミッションがあり、達成するとパックマンの新しい着せ替え衣装や、村に飾れるフィギュアが手に入ります。メインストーリー自体は短めですが、これらのやり込み要素があることで、クリア後も繰り返し遊びたくなるように作られています。
- シンプルな操作と遊びやすいステージ設計
- 操作は直感的で反応が良く、パックマンを動かすのが楽しく感じられます。ステージはシンプルながらも探索しがいのある作りになっています。
- 明るくカラフルなグラフィック
- ワイドスクリーンに対応した映像は、とてもシャープで色彩豊かです。キャラクターのモデルは細かく、アニメーションも滑らかに動きます。動作は安定しており、エラーもありません。
- 遊びやすさを向上させる改善点
- パックマンの影や着地点を示すマーカーが追加され、どこに着地するかが分かりやすくなりました。カメラの動きは直感的で、ボスの動きやステージの進み方もより明確になっています。
- キャラクターや音楽の魅力
- パックマンをはじめ、登場するキャラクターは多様で愛らしいです。音楽は耳に残りやすく、カットシーンはフルボイスで物語を盛り上げます。
- テーマが異なる6つのワールド
- 6つのワールドはそれぞれ異なるテーマで作られています。森ではトランポリン、雪山ではアイススケートなど、ワールドごとに専用のアクションが用意されていて飽きさせません。水中での操作もスムーズです。
- 初心者でも遊びやすい配慮
- シンプルなゲームプレイで誰でも楽しめます。難しいと感じた場合は、ほぼ無敵になる「フェアリーモード」が使えます。2人プレイでは、もう一人がアイテム回収などを手伝うことができ、小さな子供とも一緒に遊びやすくなっています。
- オリジナルの良さを活かしたリメイク
- オリジナルの楽しさを残しながら、操作性やグラフィックを改善しています。丁寧に作り直されていることが分かります。
- クラシックなパックマンで遊べるボーナス
- ステージで特定のアイテムを集めると、昔ながらのドットイート形式の「パックマン」で遊べるようになります。ゲームセンターでは、オリジナルのアーケード版「パックマン」もプレイできます。
- パックマンファンが満足できるパッケージ
- 多くのコンテンツが詰まっており、新しいチャレンジを発見しながら長く楽しめます。オリジナルの魅力を引き継ぎつつ、丁寧に作り直されています。
不評ポイント
現代のゲームに慣れたプレイヤーにとっては、ゲームの難易度や内容がシンプルすぎると感じられるかもしれません。簡単であるため、歯ごたえのあるアクションを求める人には物足りない可能性があります。ただし、タイムアタックで良い成績を目指したり、全てのアイテムを集めたりといったやり込み要素は、ベテランのプレイヤーでも苦戦する難しさになっています。
- ゲームプレイに独創性がない
- ゲームの仕組みに新しい要素は特になく、他の多くのゲームと似ていると感じられることがあります。そのため、印象に残りにくいです。
- アイテムの取り逃しがストレスになる
- ステージでアイテムを1つでも取り逃すと、そのステージを最初からやり直さなければなりません。全て集めようとすると、この仕様が大きなストレスになることがあります。
- メインストーリーが短い
- メインストーリーのクリア時間は約4~6時間と短いです。タイムアタックやアイテム集めなどのやり込み要素はありますが、それでも全体のボリュームは少ないと感じられます。
- 一部のボス戦でカメラアングルが悪い
- 特定のボス戦でジャンプする際などに、カメラが足元を映してくれないことがあります。そのため、どこに着地すればいいか分からず、落下しやすい場面があります。
- 販売価格が高いと感じられる
- 遊びやすくなる改善はされていますが、リメイク作品として、その価格に見合う価値があるかは疑問視されています。
- ゲーム後半のテンポが悪い
- ゲームの後半になると、ステージの仕掛けが頻繁に変わりすぎるため、ゲームのテンポが悪くなっていると感じられることがあります。
- やり込み要素の報酬に魅力がない
- 収集要素で手に入るフィギュアなどの報酬は、あまり魅力的ではありません。集めても村に飾れるだけで、プレイを続けるための強い動機にはなりにくいです。
メディアレビュー
- Video Chums[85]
- PSX Brasil[80]
- Noisy Pixel[80]
- Atomix[80]
- Multiplayer.it[75]
- GamersRD[75]
- COGconnected[70]
- Everyeye.it[65]
- Press Start Australia[60]
製品情報
項目 | 概要 |
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タイトル (日本語) | パックマンワールド2 リ・パック |
タイトル (英語) | PAC-MAN WORLD 2 Re-PAC |
ジャンル | アクションアドベンチャー、3Dプラットフォーム |
開発元 (Developer) | NOW PRODUCTION Co., Ltd. |
販売元 (Publisher) | Bandai Namco Entertainment Inc. |
発売日 | 2025年9月25日 (Steam®版は2025年9月26日発売予定) |
プラットフォーム | Nintendo Switch™ (パッケージ版/ダウンロード版)、Nintendo Switch™ 2 (ダウンロード版のみ)、PlayStation®5、PlayStation®4、Xbox Series X|S、Xbox One、Steam® |
希望小売価格 | 通常版:3,600円+税、デラックスエディション:4,500円+税 |
プレイ人数 | オフライン 1-2人 (2人協力プレイはオフライン専用、アーケードゲームは交代制2人プレイ) |
CERO | A |
対応言語 (テキスト) | 日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語(スペイン)、スペイン語(ラテンアメリカ)、ポルトガル語(ブラジル)、ロシア語、簡体字、繁体字、韓国語 |
対応言語 (音声) | 英語 |