Super Rare Originalsより2025年9月19日に発売された、PCに対応のFPSローグライトアクション『毀滅協約(Moros Protocol)』のメディアレビュー総まとめページです。
総合評価
SCORE
67
Metacriticで集計されているゲーム評価のスコアです。大手メディアに投稿されたレビューのスコアを平均された数値になります。メディアスコアは大きく変わることは少ないですが、集計サイトが増えるにつれて頻繁に変動します。
90 | 80 | 70 | 60 |
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神ゲー | 良ゲー | 凡ゲー | 問題あり |
『毀滅協約(Moros Protocol)』は、1990年代のクラシックなFPSに着想を得た、素早い戦闘アクションを核とするゲームです。一方で、繰り返しプレイする上での課題も指摘されています。
このゲームの評価されている点は、その機敏でハイペースな戦闘にあります。プレイヤーはジャンプやダッシュといった高い移動能力を活かし、あらゆる方向からくる敵の攻撃を避けながら戦います。レトロなグラフィックで表現された暗いSFの世界観や、敵の攻撃パターンを覚えて攻略する手応えのあるボス戦も特徴です。また、プレイごとにステージの構造が変化し、繰り返しプレイすることでキャラクターを恒久的に強化する要素も含まれています。
しかし、ゲームプレイが単調になりやすいという意見も見られます。用意されている部屋や敵の種類が限られているため、数回プレイすると新鮮さが失われ始めるとされています。一部の武器は発射速度が遅い、または頻繁なリロードが必要で戦闘のテンポを損なうことや、照準が表示されない操作性、そして1回のプレイ時間が長くなりやすい点なども課題として挙げられています。
このように、『毀滅協約(Moros Protocol)』は、中心となる戦闘システムは評価されているものの、ステージや敵のバリエーション不足が、長期的なプレイ体験に影響を与えていると見なされています。
評価ポイント
『Moros Protocol』は、1990年代のFPSが持つ激しいアクションと、ローグライクの要素を合わせたゲームです。プレイヤーが操作するキャラクターは、ジャンプやダッシュなどの高い移動能力を持っており、あらゆる方向からくる攻撃を避けながら戦います。この素早く、目まぐるしい戦闘は、遊んでいて「楽しく、満足感がある」と評価されています。
- 暗く閉鎖的なSFの世界観
- 暗い廊下は濃密な雰囲気を作り出しています。レトロなグラフィックが、船内の閉鎖的で暗い雰囲気を強めるのに役立っています。これにより、荒廃したSFの世界観が表現されています。
- 手応えのあるボス戦
- ボス戦はこのゲームの魅力的な部分です。敵の攻撃パターンを覚え、避け、適切なタイミングで攻撃することが求められます。これらの戦いは、プレイヤーの技術が試される、挑戦的でやりがいのある要素です。
- 特徴的なグラフィックとサウンド
- レトロなグラフィックが上手く使われており、独特なアートスタイルが特徴です。粗いピクセルのテクスチャを持つ世界で、ダイナミックな光の表現と不気味なサウンドデザインが緊張感を高めます。
- 探索しがいのある複雑なステージ構成
- 船の各部屋は、見た目以上に複雑なことがあります。鎖で吊るされた足場や床下のエリアなどがあり、どちらにも追加のアイテムが隠されている可能性があります。
- 繰り返し遊べるローグライク要素
- やり直すたびに船の部屋の配置が変わり、毎回新しいレイアウトや課題が生まれます。この仕組みによって、探索に予測できない展開がもたらされ、繰り返し遊ぶことができます。
- 豊富なアップグレードとカスタマイズ
- 恒久的な能力向上をおこなうための、広大な技術ツリーがあります。また、武器や防具にランダムな強化パーツを装着でき、見つけた装備によってプレイスタイルが決まります。
- 戦闘と探索のバランス
- すべての部屋で戦闘が発生するわけではないため、探索と戦闘のペース配分が丁度良いです。これにより、次のエリアへ進む際の緊張感を高める効果があります。
- 多様な敵と新鮮な戦闘
- 這ったり飛んだりする敵など、様々なエイリアンが登場します。近接攻撃型と遠距離攻撃型の敵がバランス良く組み合わさっています。新しい種類の敵が頻繁に現れるため、プレイヤーを飽きさせません。
不評ポイント
このゲームはローグライク要素を取り入れており、プレイごとにマップのレイアウトが変わります。しかし、部屋や敵の種類が少ないため、ゲームプレイがすぐに単調に感じられるという意見があります。数回プレイしただけで同じ部屋の配置に何度も遭遇するため、探索の新鮮さが失われ、長く遊ぶと飽きやすく、疲れやすいと指摘されています。
- 一部武器のバランスが悪く、戦闘のテンポを損なう
- 武器の中には、発射速度が非常に遅かったり、頻繁にリロードが必要だったりするものがあります。そのため、戦闘では実質的に役に立たず、このゲームの売りの一つである激しいアクションのテンポを崩してしまいます。
- 照準が表示されないなど、快適性の不足
- 画面に照準(クロスヘア)が表示されない点や、銃を手動でリロードする必要がある点が快適性の欠点として挙げられています。他のFPSゲームに慣れていると、弾切れを頻繁に起こしてしまいます。
- 1プレイが長くなりやすい
- ゲームが進むと、1回のプレイが長くなる傾向にあります。恒久的なアップグレードに必要な通貨を集めるために隅々まで探索すると、プレイ時間が90分を超えることもあり、ローグライク特有の「もう一回やろう」という気持ちが薄れてしまいます。
- アップグレードのペースが遅く、作業感が強い
- 恒久的なアップグレードは効果が小さく、巨大なスキルツリーで少しずつ解放していく必要があります。そのため、目に見える強化を得るには、毎回通貨を集めるという骨の折れる作業が求められます。
メディアレビュー
- Hardcore Gamer[80]
- Loot Level Chill[75]
- Gamer Escape[60]
- GameBlast[60]
製品情報
項目 | 概要 |
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タイトル (日本語) | 毀滅協約(Moros Protocol) |
タイトル (英語) | Moros Protocol(モロス・プロトコル) |
ジャンル | FPS, Roguelite, アクション |
開発元 (Developer) | Pixel Reign |
販売元 (Publisher) | Super Rare Originals |
発売日 | 2025年9月19日 |
プラットフォーム | PC |
プレイ人数 | 1人, オンライン協力プレイ対応 |
日本語対応(テキスト) | 対応 |