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『The Elder Scrolls』に『Fallout: New Vegas』のような派生作がなかった理由、元開発者は「ベセスダは慎重」と指摘

2026年09月26日 | #その他 | Eurogamer

『The Elder Scrolls』に『Fallout: New Vegas』のような派生作がなかった理由、元開発者は「ベセスダは慎重」と指摘

『Skyrim』のリード開発者を務めた元ベセスダ社員のKurt Kuhlmann氏は、『The Elder Scrolls』で外部スタジオによる本編風の派生作が作られなかった背景に、ベセスダの慎重な姿勢があったとの見方を示しました。『Fallout: New Vegas』をめぐって開発会社の評価が分かれたことが、判断に影響した可能性があるといいます。

『Fallout: New Vegas』をめぐる評価が背景に

Kuhlmann氏はポッドキャスト「FRVR」で、ベセスダが『The Elder Scrolls』の開発を他社に任せることに慎重だったと語りました。同氏によると、『Fallout: New Vegas』の成功後には、ベセスダとObsidianのどちらがシリーズをうまく作るのかという議論が起きました。なかには「New Vegasのほうがずっといい。Obsidianのほうがこうしたゲーム作りに長けている」と考え、シリーズ全体をObsidianに任せるべきだと主張する人もいたといいます。

Kuhlmann氏は、当時のディレクターだったTodd Howard氏が、『The Elder Scrolls』でも同じような議論が起きることを避けたかったのではないかと述べています。Howard氏については「とても慎重に扱っている」と振り返りました。

『ESO』がシリーズの空白を埋めたとの見方

Kuhlmann氏は、継続的に新コンテンツが追加される『The Elder Scrolls Online(ESO)』が登場したことで、シリーズの新作を待つ間の空白が和らいだとも話しました。シングルプレイ作品を好む人がいる一方で、『ESO』を通じてシリーズに触れ、これを自身の『The Elder Scrolls』として楽しんでいる人も多いといいます。

Kuhlmann氏は2023年にベセスダを離れており、同氏の在籍時から状況は変化しています。報道によると、親会社のXboxは現在、『Fallout』や『The Elder Scrolls』など大作シリーズに注力する姿勢を強めています。また、組織再編後のObsidianはベセスダ傘下となり、新たな『Fallout』作品にも取り組んでいます。

ベセスダのJill Braff社長は最近、Obsidianの「創作上の個性と強み」は移行後も保たれると社員に伝えたと報じられました。『The Elder Scrolls 6』の発売後に派生作が登場する可能性はありますが、現時点で具体的な計画は示されていません。