『Clive Barker's Hellraiser: Revival』は、『Warhammer 40,000』のスラーネッシュ信者に刺さる作品だと筆者が指摘
2026年10月20日 | #ゲーム紹介 | GamesRadar+
Saber Interactiveが手がけるホラーゲーム『Clive Barker's Hellraiser: Revival』は、圧倒的な快楽や刺激の追求を描いた作品です。GamesRadar+の筆者は、この主題が自身の好きなWarhammer 40,000の勢力、快楽の神スラーネッシュを信奉する一派と重なると語っています。
快楽を求める者たち
本作は冒頭から感覚の追求を前面に出しています。BDSMの要素を帯びた性的な場面から始まり、続いてシリーズの象徴である地獄の僧侶ピンヘッドと、仲間のセノバイトたちが登場します。主人公エイダンの恋人サニーは、セノバイトたちに引き裂かれてしまいます。暴力描写は凄惨ですが、傷つけられる側のサニーは拒んでいるようには見えません。エイダンだけが、その状況に抵抗しています。
その後エイダンは拷問部屋から脱出し、セックスクラブにたどり着きます。どちらもセノバイトを崇拝するカルト教団「スカーレット・チャーチ」の施設です。エイダンがこの世界から立ち去ろうとしたとき、姿の見えないサニーの声が響き、彼女を救うよう呼びかけてエイダンを引き戻します。筆者は、ここでWarhammer 40,000との共通点を感じ始めたといいます。
エンペラーズ・チルドレンとの重なり
エンペラーズ・チルドレンは、強化された人間であるスペースマリーンの軍団です。混沌の神スラーネッシュのもと、快楽と刺激を何よりも求める存在となっています。その成り立ちは、本作の展開とよく似ています。
超人的な兵士たちは、ラエルと呼ばれる種族が恍惚に浸る快楽の神殿に足を踏み入れました。そこで、心に呼びかける誘惑の歌を耳にします。エイダンと同じように、彼らも本能的に暴力で応じました。耳元でささやく声は、彼らを理解を超えた何かへ、さらに引き込んでいきます。
作中の異界ラビリンスに入ったエイダンは、エンペラーズ・チルドレンの一員と言ってもおかしくないと筆者は述べています。目の前に広がる異様な光景は恐ろしい一方で、人を惹きつける魅力もあるそうです。楽しみを邪魔されて襲いかかってくる革をまとった敵は、ラエルのような反応を見せます。暴力を身を守る手段としても、快感への通り道としても使っているからです。
人間界のスカーレット・チャーチも40Kの世界のよう
人間界にあるスカーレット・チャーチの拠点も、Warhammer 40,000の暗く陰惨な世界から抜け出てきたような場所だと筆者は感じています。切断された遺体が天井から吊るされ、描かれたキャンバスがイーゼルに誇らしげに置かれています。これは、ホルス・ヘレシーの小説『Fulgrim』と、そこに登場するエンペラーズ・チルドレンの宇宙船の描写に通じるものです。この船も、同じように暴力と芸術が同居しています。
さらに、教団の高位らしき人物が生きた人間に手術のような行為をする場面もあります。筆者は、エンペラーズ・チルドレンのファビウス・バイルが悪名高いことで知られる行為を連想したそうです。
筆者は、Hellraiserを遊んでいるとWarhammerを思い浮かべずにいられないと述べています。セノバイトもスラーネッシュの信奉者も、社会が認める限界を超えるほど何かに取り憑かれた存在です。その結果は、痛ましくもあり、陶酔的でもあります。筆者は『Fulgrim』のページをめくるときと同じように、用心しながらも好奇心を持って本作の世界の角を曲がっているといいます。どちらの物語が見せる光景にも魅了されているそうです。