任天堂がSwitchエミュレータ関連のGitHubリポジトリ401件を削除
任天堂は、Switchエミュレータの違法な配布に対抗するため、GitHubに対して新たなDMCA(デジタルミレニアム著作権法)に基づく削除要請を行い、401件のリポジトリが削除されたことが明らかになりました。これは、同社がエミュレータによる著作権侵害との戦いを続ける中で、特に「Suyu」というエミュレータに大きな影響を与えています。
GitHub上のSwitchエミュレータが大量削除
今回の削除は、任天堂がGitHubに提出した7件のDMCA削除要請によるもので、合計401件のSwitchエミュレータ関連リポジトリが対象となりました。削除されたリポジトリの多くは、かつて人気を博した「Yuzu」の後継とされる「Suyu」を含んでおり、311件がSuyu関連でした。その他にも、Android向けエミュレータの「Skyline」やC#ベースの「MonoNX」、Yuzuをベースにした多数の派生エミュレータも削除対象となっています。
任天堂が主張するエミュレータの違法性
任天堂は、これらのエミュレータが「違法なトラフィッキングを構成する」と主張しています。同社は、Switchエミュレータが主にSwitchゲームをプレイするために設計されており、任天堂の技術的保護手段(TPM)を違法に回避して、Switchゲームの違法なコピーを実行すると指摘。エミュレータは、著作権で保護されたゲームへの不正アクセスやコピーを防ぐための暗号化キーを、任天堂の許可なく使用しているとしています。
過去のYuzuに対する訴訟と和解
任天堂は2024年にYuzuの開発元であるTopic Hazeを提訴し、ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムが発売前の10日間で100万回以上違法にダウンロードされたと主張していました。この訴訟は数週間後に和解に至り、Topic Hazeは損害賠償として240万ドルを支払うことに同意しています。