【バイオ9】『バイオハザード レクイエム』先行プレイレポート:原点回帰の”マジで怖い”サバイバルホラー

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カプコンが送るサバイバルホラーの金字塔「バイオハザード」シリーズ。そのナンバリング第9作目となる最新作『バイオハザード レクイエム』の先行プレイから、本作が目指す恐怖の形が見えてきました。

本作は、『バイオハザード7 レジデントイービル』で提示された原点回帰ともいえる恐怖路線をさらに強化した作品となります。主人公はFBI分析官のグレース・アッシュクロフト。彼女は、8年前に母親を失った廃ホテル「レンウッドホテル」で発生した変死事件の捜査に乗り出します。

プレイヤーが体験するのは、武器も持たない無力な状態から、執拗に追いかけてくる巨大なクリーチャーから逃げ惑うという極限の状況です。計算され尽くした演出と、最新のゲームエンジン「RE ENGINE」による圧倒的なグラフィックと音響が、プレイヤーに絶え間ないプレッシャーと恐怖を与えます。

また、本作では一人称視点(FPS)と三人称視点(TPS)をいつでも切り替え可能ですが、その本質的な恐怖は視点に依存しない、より根源的なものに仕上がっています。

2026年2月27日の発売が予定されており、東京ゲームショウ2025へのプレイアブル出展も決定しています。

目次

先行プレイで体験したゲームの全貌

今回の先行プレイは、ドイツで開催された「gamescom 2025」出展バージョンにて行われました。

主人公と物語の序章

主人公は、FBIに所属する分析官グレース・アッシュクロフト。彼女は内向的で怖がりな性格として描かれており、プレイヤーが感情移入しやすいキャラクターとなっています。物語は、彼女が8年前に母親を亡くしたとされる廃ホテル「レンウッドホテル」での変死事件の捜査を命じられるところから始まります。ゲームは、グレースが逆さ吊りにされ、ベッドに拘束されているという衝撃的なシーンから幕を開けます。

舞台となる廃ホテル

先行プレイで主な舞台となったのは、かつて療養所だったとされる廃ホテル「レンウッドホテル」です。薄暗く、不気味な雰囲気が漂う館内を、プレイヤーは探索することになります。

ゲームプレイの主要素

探索と謎解き

物語を進めるには、探索と謎解きが不可欠です。序盤では、電源を復旧させるための「ヒューズ」や、先に進むための「工具」を探し出すことが目的となります。

逃走と隠密行動

本作の最大の特徴は、戦闘ではなく「逃走」に重点が置かれている点です。序盤から大型のクリーチャーに遭遇しますが、対抗する武器はほとんど手に入りません。クリーチャーは明るい場所を苦手とする性質があり、光をうまく利用して回避することが重要になります。

安全地帯の崩壊

ゲーム内には、クリーチャーが入ってこられない「安全地帯」がいくつか存在します。しかし、物語が進行すると、その安全地帯が突如として機能しなくなる場面が訪れます。これにより、プレイヤーは常に緊張感を強いられることになります。この緊張と緩和の巧みなバランスは、「ホスピタリティにあふれるホラーのテーマパーク」とも評されています。

脅威となるクリーチャー

序盤からプレイヤーを追い回すのは、巨大な体躯を持つクリーチャーです。その詳細はまだ不明ですが、圧倒的な存在感と執拗な追跡は、プレイヤーに計り知れない恐怖を与えます。

入手可能なアイテム

先行プレイでは、以下のアイテムが確認できました。

  • 回復アイテム: 回復アンプル、グリーンハーブ
  • 探索用アイテム: 空き瓶(注意を引くために使用)
  • 用途不明アイテム: 空のインクリボン

視点切替機能とその効果

本作では、オプションでいつでも一人称視点と三人称視点を切り替えることが可能です。

  • 一人称視点(公式推奨):
    主人公の視点でプレイするため、没入感が非常に高く、恐怖をダイレクトに体験できます。
  • 三人称視点:
    主人公の姿が見えるため、視野が広がり探索がしやすくなります。また、恐怖におののくグレースの姿を見ることで、客観的な恐怖感も味わえます。どちらの視点も一長一短ありますが、本質的な怖さは変わらないとされています。画面酔いが心配な方は、三人称視点でのプレイが推奨されます。

RE ENGINEが描き出す究極の没入感

開発にはカプコン自社開発の「RE ENGINE」が採用されており、グラフィックは実写映画と見紛うほどのクオリティに達しています。キャラクターの細やかな感情表現や、血のリアルな描写などが、これまでにない高い没入感を生み出しています。

物語の謎

先行プレイの段階でも、物語の先が非常に気になるストーリー展開が示唆されていました。グレースの母親の死の真相や、ホテルで起きている事件の謎など、多くの関心点が残されています。

これまでの経緯

  • 2025年6月7日: 「Summer Game Fest 2025」にて『バイオハザード レクイエム』が正式発表。
  • 2025年6月9日: カプコンの株価が市場で高騰。同日、2026年2月27日の発売決定をプレスリリースで発表。
  • 2025年6月27日: 「カプコンスポットライト」にて、開発者コメントを含む最新情報が公開。
  • 2025年8月20日: 新トレーラーが公開。同日、各メディアによる先行プレイレポートが一斉に解禁。
  • 2025年8月25日: 「東京ゲームショウ2025」への出展が決定。
  • 2026年2月27日: 発売予定日。

市場とシリーズの現在地

「バイオハザード」シリーズは、2025年3月31日時点でシリーズ累計販売本数が1億7,000万本を突破している世界的な人気シリーズです。本作の発表後、2025年6月9日にはカプコンの株価が日経平均の3倍以上も上昇するなど、市場からも大きな期待が寄せられています。

プレイする上での注意点

本作のホラー演出は非常に強力であり、「無理な人は本当に無理で、怖いのが好きな人は本当に好きだろう」と評されています。ホラーゲームへの耐性によって、体験が大きく異なる可能性がある点にご留意ください。また、一人称視点では画面酔いを起こす可能性がありますが、三人称視点への切り替えで軽減することが可能です。

残された謎と今後の注目点

母親は「あの人物」なのか?

主人公グレースの母親が、『バイオハザード アウトブレイク』に登場したアリッサ・アッシュクロフトではないかという考察がファンの間で広がっています。しかし、先行プレイの範囲ではその関連性は明かされず、謎は深まるばかりです。

ラクーンシティと廃ホテルの関係

公式発表では物語の舞台は「ラクーンシティ」とされていますが、先行プレイの主な舞台は「レンウッドホテル」でした。この二つの場所がどのように繋がるのか、詳細はまだ不明です。

「RE9」ロゴに隠された意味

ティザー動画で強調された「RE9」というロゴについて、「リメイク作品を示す『RE』の文字が使われていることに意味があるのではないか」という考察も存在しますが、公式からの言及はまだありません。

価格やエディションなどの詳細

販売価格やエディション構成、PC版の要求スペックといった詳細情報は、今後の続報が待たれます。

用語ミニ解説

  • RE ENGINE: カプコンが自社開発したゲームエンジン。高精細なグラフィックスと没入感の高いゲーム体験を実現します。
  • レクイエム(鎮魂歌): 死者の魂を慰めるための歌。本作のテーマに深く関わっていると推測されます。
  • ジャンプスケア: 突然の大きな音や映像でプレイヤーを驚かせるホラー演出の一種です。
  • 一人称視点(FPS): 主人公の目線でゲーム世界を見る視点形式です。
  • 三人称視点(TPS): 主人公の背後からカメラが追従する視点形式です。
  • T-ウィルス: 「バイオハザード」シリーズの根幹をなす架空のウイルスです。

イベント出展情報

  • Summer Game Fest 2025: 正式発表が行われました。
  • gamescom 2025: プレイアブル出展されました。
  • 東京ゲームショウ2025: プレイアブル出展が予定されています。

情報元リスト

  • 『バイオハザード レクイエム』を2026年2月27日に発売決定!
  • 『バイオハザード レクイエム』先行レビュー。武器なしで“アレ”から逃げ回る絶望感と恐怖がヤバい!【バイオ9】
  • シリーズ最新作『バイオハザード レクイエム』は「本気(マジ)で怖い」サバイバルホラーだった。
  • 『バイオハザード レクイエム』先行レビュー。シリーズ生誕30周年に放たれる、新たな恐怖体験。武器も持たずに“何か”から逃げ惑う絶望感と没入感がヤバい!
  • 『バイオ7』でビビり散らかした筆者が『バイオハザード レクイエム』を先行体験!マジで怖い…マジで怖いけど…面白い!

ニュースに対するリアクション

  • プレイ映像を見たが、純粋に怖そうで非常に良い。発売が楽しみになった。
  • 主人公が屈強なキャラクターではない普通の女性だからこそ、恐怖感が際立っている。感情移入してしまいそう。
  • 『ヴィレッジ』がアクション寄りだった反動か、ホラーに全振りしている感じがたまらない。これぞバイオハザード。
  • 一人称視点と三人称視点を自由に切り替えられるのは本当にありがたい。三人称視点派なので嬉しい仕様。
  • 怖すぎて一人ではプレイできないかもしれない。でも友人と一緒に楽しみたい。
  • 映像からでも音響の迫力が伝わってくる。ヘッドホンでプレイしたら心臓がもたないかもしれない。
  • 執拗に追いかけてくるクリーチャーの存在が恐ろしすぎる。戦闘ではなく逃げ回るしかない絶望感が良い。
  • 7や8のイーサンの物語が好きだったので期待値が上がっている。新しい主人公の物語も楽しみ。
  • シリーズの魅力はキャラクターや生物兵器の設定にもあると思う。ホラーに特化しすぎてアクション性が失われるのは少し心配。
  • クリーチャーのデザインは、シルエットから想像していたよりはオーソドックスな印象を受けた。
  • 怖そうではあるが、それ以上に面白そう。もちろん発売日に購入する予定。

リアクションまとめ

公開された先行プレイ映像に対し、大多数が肯定的な反応を示しています。特に、シリーズの原点回帰を思わせる強烈なホラー演出への期待が最も多く見られました。また、主人公が戦闘のプロではないことで恐怖感が増している点や、プレイヤーが好みに合わせて視点を切り替えられる機能を評価する声も目立ちます。一方で、少数ながら、ホラー路線に特化することでアクション性が失われるのではないかと懸念する意見もありました。全体としては、発売を心待ちにする熱量の高いコメントがほとんどを占めています。

先行プレイ動画

製品基本情報

タイトル・発売日

  • タイトル: バイオハザード レクイエム
  • 発売日: 2026年2月27日予定
  • 価格: 未定

対応プラットフォーム

  • PlayStation 5
  • Xbox Series X|S
  • PC (Steam)

開発・販売

  • 株式会社カプコン

エディション・ダウンロードコンテンツ

  • エディション: 未定
  • DLC: 未定
  • パッチ: 未定

PC版の動作要件

  • 未定

公式リンク集

  • 公式サイト: 『バイオハザード レクイエム』公式サイト
  • 先行プレイ映像: 『バイオハザード レクイエム』先行プレイ映像
  • ティザー動画: カプコン公式ティザー動画
  • 公式X: 『バイオハザード』シリーズ公式X
目次