インディーズや個人ゲーム制作について思うことや助言的なこと

オススメのサイト

インディーズや個人でゲームを制作している人に個人的に思うところがあるので記載しています。こんなページへ辿り着く人なんていないかもしれませんが、このサイトでもプレスリリースを受け付けており、その中で気づいた点が色々あります。このサイトのようなゲーム系の情報を扱っていると少しだけ売れるゲームの法則のようなものが分かってきます。そういった事を簡潔に書き記します。

目次

プレスリリースは必須

プレスリリースとは簡単にいえば「ニュース記事受付」です。〇〇というゲーム作りました、◯月に発売です!みたいなことをメディアに送りつけて記事掲載してもらいます。リリースだけでなく大型アップデートやイベントなども含まれます。基本的に無料で、だいたいの大手メディアサイトにはプレス受け付けの窓口があると思います。

とにかく雛形を作ってばら撒けばいいだけなので、数時間程度の作業をケチらずにプレスを送りましょう。そこで記者に気に入られて特集を組まれる可能性もあります。インディーズや個人制作に必要なのはバズりそうな要素です。クオリティは最低限で良いので誰にでもチャンスはあります。

まずは「ゲームタイトル」をググって検索結果が沢山表示されるのが重要です。一切情報がないゲームは信用度が低くなります。逆に沢山記事が出れば盛り上がっていると錯覚させることができます。

当サイトでもプレスリリースを受け付けています

フォーマットが分かれば送りやすい

初めてプレスを送る場合は何を送れば良いのかわからないと思います。ググればゲームプレス用のフォーマットを公開されていたり、どういった感じで送れば良いのか説明しているサイトがあると思います。大事なのは文章と画像です。

/ text /
└ .docs
└ .pdf
└ .txt
/ image /
└ thumb.png
└ logo.png
└ img01.png
└ img02.png

最低でもこのような感じで文章と画像を分けてクラウドなどにアップロードして、共有用のURLを送りましょう。テキストファイルはWordファイルかPDFファイルがあれば十分かもしれませんが、もしも読み込めない時ようにテキストファイルを入れておくのは重要です。個人的にマークダウン形式でテキストファイルを入れてくれるとかなり嬉しい。

プレス用の文章構成は基本同じ

  1. イントロ
  2. ゲーム概要
  3. ゲームの特徴
    • 特徴見出し+説明文章
    • 繰り返し
  4. ゲーム情報
    • タイトル
    • 発売日
    • 金額
    • 対応機種
    • 公式サイトURL
    • YouTube動画URL
    • SNSアカウント

上記を書いておけばプレス記事にすぐ掲載可能です。コピペで完了するくらい整えておけば採用されやすいと思います。

ファイル共有はgoogleドライブが吉

たまにDropboxのフォルダURLごと送ってくる人がいますがDropboxを使っていない場合はダウンロードできません。Googleドライブなら共有URLを送れば誰でも好きにダウンロードできるので便利です。ギガファイル便なども利用候補に上がると思いますが、Googleドライブが送る側も受け取る側もスムーズに利用できます。

文章ファイルと画像は分ける

まれにWordファイルだけだったりPDFファイルだけを送る人がいます。この場合は記事作成のための画像を抽出できません。内部の画像を書き出す手段はなくもないのですが非常に手間です。記事には画像が必須なことが多いのでテキストだけの記事を作成することはほぼありません。ネットで検索して該当画像を探すなどの手段もありますが”取る必要のない手間”をかけてまで掲載しようとは思いません。

YouTube動画チャンネルを持て

どんなゲームなのか知るには動画が最も便利です。動画があることはメディア側も紹介しやすくなります。クオリティの高い動画は必要なく、どのようなゲームなのかわかるだけで良いのです。動画にすると売れなくなるかもという恐怖があるかもしれませんが、それはそもそも売れないゲームだと思います。逆に言えば動画にしやすいゲームは売れやすいと思います。

動画でプレイヤーに訴求できない場合は別の訴求方法を考えないとゲームを作った労力が報われないかもしれません。毎日沢山のゲームが配信さるのでインパクトを残しましょう。

ターゲットはどこなん

大量のコンテンツがある昨今、何となく作ってみたいゲームを世に出しても厳しいです。大手のゲーム会社が発売するゲームですら売れないので、インディーズや個人制作ではわざわざ時間を割きたくなる何かが必要です。何が売りなのかわかりにくいと拡散しにくいです。消費コンテンツが多い中、体験を買えるゲームが重要なのではないでしょうか。

インディーズゲームが好きなプレイヤーは数多く居ると思います。ならそのインディーズゲームが好きなプレイヤーはどうしてインディーズが好きなのか?その辺りを考えてゲームに落とし込めればプレイされやすくなると思います。

配信用に全振りするのも一つの手だと思います。

SNSで売れ筋決まる

ゲーム攻略サイトを長年運営してきて一つスキルが身につきました。それは発売されるゲームの販売本数がだいたい分かる能力です。特に凡ゲーへ対する精度は高いです。予測不能なのは突如バズったゲームくらいです。基本的に下記を見ればわかります。

  1. Xのフォロワー数と各ポストのインプ
  2. YouTubeの再生数
  3. ググった時のヒットページ数

この3つの数値が低いゲームはやっぱり売上が低いです。逆に言えばこの3つを頑張れば売上が上がるとも言えます。大手ゲームの場合は勝手に回りがPRしまくって数字が回るのでインプが高めになりますが、それでも販売数はかなり低くなっています。広告費を突っ込んでいて現状なので”バズる何か”が必要です。

ゲームそのものにバズる要素があるのは大事ですが、SNS状で人の目に触れるのも重要です。Xでアカウントを作って開発を呟くのも良いし、Steamキーを配ってYouTuberに遊んでもらうなど何でも利用して露出を増やしましょう。

Steam版があるならキーを配りまくる

とにかくプレイ人数を増やして拡散を増やしたほうが良いです。

ゲームの公式サイトは作れ

開発者のサイトでも良いので”ブランド””窓口”が必要です。ゲーム制作に力を入れているのでWEBに対する重要度への理解が薄いのかもしれませんがサイトが存在しないことが多いです。ゲームタイトル専用ページは必須で、それは個人ブログの中に作っても良いです。「信用度」が無いと購入し辛いです。作ってもアクセスが少ないかもしれません。それでも何かしらの母体を持っていることで得られる恩恵はデカいです。

サイトを凝る必要はありません。Noteでも良いです。文字と画像、そしてYouTube動画が掲載できる媒体ならなんでも良いです。今ならNotionでも作れます。

なんでWiki作らんの?

開発者なのでゲームデータを整理しているはずです。wikiや攻略サイトを作っちゃいましょうよ。

自分の中で売れているゲームの条件の一つに「攻略サイトがある」というのがあります。攻略サイトに嫌悪感を持つ人が居ると思いますが検索に引っかかるページは1ページでもあったほうが良いです。検索エンジンそのものにゲームを覚えてもらうことは人の目に触れる機会が増えるということです。

とりあえず開発サイトを作ってその中に攻略ページを作る事をオススメします。wikiや攻略サイトはゲームを買った人が見るものと思うかもしれませんが、攻略サイトを見てからゲームを買う人もいます。特にビルドを組むようなゲームであればシステムを見て面白そうを思うパターンがあります。

そして広告を貼ってしまえば下手するとゲームの売上より広告収入が入る可能性があります。

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