地球に落下した隕石を敵国からの攻撃と勘違いしたことから核戦争が始まった。核戦争を生き延びるべくアメリカ合衆国陸軍のエンジニアチームは死刑囚を砂漠に追放し刑務所を占拠する。
数年後、住民たちを招き入れた彼らは「デザートレンジャー」として生存者の救助活動を開始した。ヴォーガス将軍から新人デザートレンジャーの初任務を受けるところから物語が始まる。
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ウェイストランド2の世界観
核戦争で汚染された大地が舞台。クリーチャーや巨大昆虫といった汚染によって生まれた生物や、生きることに必死な人や核戦争以前のメカなどが襲ってくる。
始まりは荒野だが物語が進むと食糧難を解決するために培養された巨大野菜プラントなど戦後の特殊な施設など多様な世界になっている。
冒険の舞台は荒廃した戦後の世界
ウェイストランド2の特徴として2種類のマップを切り替えて探索する。
①エンカウント制のフィールドマップ
フィールドでは縮図の上をアイコンで移動するタイプ。移動中は敵に襲われたり行商人にエンカウントすることも。
マップには汚染エリアがあり、近くによるとRAD値が上昇する。危険なエリアへあえて侵入する場合は放射能防護服のRADスーツを着用して探索することになる。
また、本作では水が重要でフィールドを歩いていると水筒の水が減っていく。画面上右下が水筒ゲージで、水がなくなるとHPが減り始め最悪死に至ることになる。水源を見つけるのも重要なポイントになる。
フィールドでは何度も戦闘を行うことができるのでレベル上げを行うことができる。
②ダンジョン等の通常マップ
探索のメインになるマップになる。上から見た視点でキャラクターを操作し、戦闘やピッキングなどでアイテム収集などの探索を行う。フィールドでエンカウントした場合はこの通常マップへ移動する。
ここではマップ独自のトラップなどがあり高確率で瀕死状態になるので注意しながら探索する必要がある。戦闘で倒した敵は一度倒すと再出現はしないので後でじっくりと探索が可能。
マップ上にはトレジャーボックスや壊れたトースター、何かが埋まった地面などアイテムを手に入れる機会が多く存在するので注意深く回ろう。
銃と肉弾戦がメインの世紀末な戦闘
戦闘はAPと呼ばれる行動ポイントを消費したシミュレーションRPGでターン制になっている。行動優先順に所持AP内で行動を決める。
ウェイストランド2の戦闘の特徴の一つでカバーアクションが採用されている。敵も重火器を使用してくる場合があり、そんなときは木箱などの物陰に隠れて回避することが可能になる。回復手段が限定的なため、いかにダメージを受けないで戦うかが今作のポイント。
攻撃方法は『殴る!撃つ!』の2種類あり一長一短がある。
接近戦
ブレイドウェポン(ナイフ)、ブラントウェポン(鈍器)、ナックル(拳)がありAPコストが少なく行動回数が多いが接近戦しかできないため自爆系に巻き込まれる危険性が高い。
遠距離戦
アサルトライフル、サブマシンガン、ショットガンなど一般的な銃をはじめ、エナジーウェポンやヘビーウェポンなど特殊な銃もある。銃は遠くから安全に敵を攻撃することが可能だが、弾が必要で使った分だけ消費する。またリロードや弾づまりなどの突発的なAP消費が発生するデメリットがある。
その他、味方を巻き込んでしまったり最適距離があるため気をつけて取り扱う必要がある。
戦闘の難易度について
敵味方すべて一撃のダメージが大きいのに合せて回復手段が少ないため序盤は常に瀕死の状態になる可能性が高い。そのためなるべく被弾しない戦い方が重要になってくる。
HPがなくなるとキャラは一度倒れた状態になる。一定時間たつと復活するが、倒れた状態でさらにダメージをくらうと完全に死亡する。死亡した場合、キャラクターは完全ロストしてしまうので注意。
最低難易度のルーキーでも初見プレイでかなり難しく感じた。
武器のカスタマイズ
ゲーム序盤では殆どいじることができないが、全ての武器がカスタマイズ可能。
例えば上の画像のように『.38セミオートマチック』ではバレル・アンダーバレル・マガジンの3つスロットがあり、該当するパーツを組み合わせることで強化される。
パーツは探索で見つけたりやショップで購入できるが武器を分解する時にも入手することがある。
様々なキャラクターカスタマイズ
レベルアップをすることで幾つかの強化を行うことができる。取得できる能力は限りがあるため、キャラの特性を考えながら能力を伸ばしたい。
種類はざっくり分けると下記の3つになる。
- キャラ能力値
- スキル
- PERK
これに特殊効果の『QUIRK(カーク)』があるが、こちらは強力な効果を得るかわりにやっかいなデメリットを常時持つことになる。キャラクターエディット時に付けることができるが初回プレイ時は無しをオススメする。
キャラ能力値
いわゆる力・体力・早さ・賢さといったもの。キャラエディットでは初回で21ポイント振ることができる。細かな説明はステータスアップ時に記載されているので参考しながら割り振ろう。
AP上昇や近接・遠距離系の上昇が各ステータスで違うので、使用する武器に合せたものを選択することになる。
スキル
レベルが上がるとスキルポイントを入手でき、これをキャラクターに振り分けることで扱える武器取り扱い強化や冒険に便利なスキルを覚えることができる。
種類は『COMBAT 』『KNOWLEDGE』『GENERAL』に分かれており大量のスキルポイントが必要なためキャラ毎に専用のスキルを持たせることが重要になる。各スキルは一定レベルを上げるとPERKが解放される。開放されるだけで習得はできないので注意。
COMBAT | アサルトライフル・サブマシンガン・ナックルなど武器の熟練度的な扱い。 該当する武器スキルのレベルを上げると武器の特性にあったボーナスが増えていく。 |
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KNOWLEDGE | トースター修理・ハック・外科医など主に探索系で役立つ能力を習得できる。 中でも外科医と看護師は重要で、これを修得していないと使えない回復アイテムがある。倒れた仲間を蘇らせるためにも外科医は必須スキル。 |
GENERAL | アウトドア・キスアス・猛獣使いなどその他の便利な能力を習得できる。 会話の選択肢を増やすものや、売買単価を有利にしたりなど副次的に冒険を有利にするものが多い。 |
※上記のスキルは全て共通のスキルポイントが必要。
PERK
スキルのアサルトライフルなどいずれかのレベルを上げるとPERK(パーク)がアンロックされる。アンロックされてもすぐには使えなく、PERK専用のポイントを使用して効果を発揮できる。
スキル:アサルトライフルの例
PERK名 | 効果 | スキルレベル |
フルメタルジャケット | アーマー貫通+1 | 4 |
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近接射撃 | 近距離ペナルティが -35% | 6 |
ガンナー | バースト射撃の命中ペナルティが -5% | 8 |
豊富なサブクエストと新たな仲間
生き残った人々と会話をすると数々の依頼をされることがある。メインストーリーに関わらないので放置することも可能だが報酬や経験値がもらえるので極力達成したい。
中には依頼を達成することで仲間になる場合もあるので探してみよう。
ウェイストランド2を気になっている方へ
もともと興味を持っていて情報を収集していた人はどのようなゲームか分かっていると思います。そんな人にとってはイメージ通りなのでぜひ遊んでください。
遊んでみた感触を簡単に説明するなら「ディヴィニティの外観をフォールアウトにした」です。ディビニティ経験者であればすぐに仕様が把握できます。難易度は同じようにキツイです。ウェイストランド2の方が救済がない感じ。
下記の幾つかが当てはまる方は楽しめると思います。
- 荒廃した油臭い世界が好き
- シュミレーションRPGが好き
- 武器やスキルなどの組み合わせを考えるビルド系が好き
- どっしり時間をかけて楽しみたい
- テキストをちゃんと読んでストーリーを楽しみたい
僕はディビニティにハマっていたので普通に面白いですね。
人を選ぶのは間違いないです(笑)