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『Suicide Squad: Kill the Justice League』開発者が語る壮絶な開発秘話とゲーム業界への警鐘――「もうこんなことはできない」とまで言わしめた失敗作の裏側

2026年07月03日 | #ゲーム | GamesRadar+

『Suicide Squad: Kill the Justice League』開発者が語る壮絶な開発秘話とゲーム業界への警鐘――「もうこんなことはできない」とまで言わしめた失敗作の裏側

ロックスターゲームスの新作『Suicide Squad: Kill the Justice League』の開発に携わった主要開発者2名が、その開発経験とローンチ後の影響を受け、ゲーム業界を辞めようとまで考えていたことが明らかになりました。本作は批評的にも商業的にも失敗作とされており、パブリッシャーであるWarner Bros. Gamesに多額の損失をもたらしたと報じられています。この開発者たちは、ゲーム業界が収益性を追求するあまり、本来の情熱を見失っていると警鐘を鳴らしています。

開発の過酷な実態と業界への警鐘

アソシエイトデザインリードのジョニー・アームストロング氏とゲームディレクターのアクセル・リドビー氏は、Bloombergのインタビューで、開発初期の段階からプロジェクトの優先順位が変化していったと語っています。度重なる開発の遅延により制作費が膨れ上がり、Warner Bros.の経営陣は投資回収のために、より多くのプレイヤーにリーチできる機能や、リプレイ性を高めるための変更を強く求めてきたとのこと。会議では「この機能でどれだけのプレイヤーにリーチできるか?」「どうすればこのデザインをよりリプレイ性の高いものにできるか?」といった質問が頻繁に投げかけられたとされています。リドビー氏は、「もはやゲームを作っているという感覚ではなく、誰にも明確に提示できない、とらえどころのないマーケティング分析のスプレッドシートに従っているだけだった。自分が働きたかったゲーム業界ではないと感じた」と当時の心境を明かしています。

開発者の新たな挑戦と情熱の再燃

アームストロング氏もまた、本作の期待外れなローンチ後、同様の幻滅感を抱いたと述べています。ゲーム開発とその後の反動はあまりにもひどく、ゲームを作る喜びが一時的に失われたとのこと。「すべてが自分から抜け落ちていくのを感じた。『もうこんなことはできない。業界を辞めるかどうかはわからないが、もう限界だ』と思った」と語っています。しかし、アームストロング氏とリドビー氏はゲーム開発を諦めたわけではありません。両氏は『Suicide Squad』開発後にRocksteadyを退社し、現在はインディーのレトロデッキビルダーRPG『Secret of Circadia』で協力しています。このプロジェクトはKickstarterで既に25万ドルもの資金を調達しており、彼らは独立することでゲーム開発への情熱を取り戻しているとのこと。リドビー氏は、販売の可能性を開発者の情熱よりも優先するパブリッシャーに対し、「業界として私たちは道を見失いつつあると思う」と警告しています。「かつては情熱を注いだプロジェクトで、他の人にも愛されることを願っていた。それが実現した時は素晴らしい気持ちだった。しかし、それはだんだん少なくなり、『売れることを願おう。そこからお金を得ることを願おう』というものになってしまった」と、今のゲーム業界が抱える問題を指摘しています。