任天堂、価格高騰に対する集団訴訟で「ユーザーは支払ったものを得た」と主張し却下を要請、値上げの背景と他社動向も明らかに
2026年07月21日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
任天堂は、関税の影響で値上げされた製品を購入したユーザーに対し、払い戻しの義務はないとして、集団訴訟の却下を求めているとのことです。この訴訟は、任天堂が米国政府に対して「不法な関税賦課」について訴訟を起こし、徴収された関税の全額を利息付きで返還するよう求めたことに端を発しています。しかし、その後に一部の消費者が、任天堂が消費者からの値上げ分と政府からの関税返還で二重に利益を得る可能性があると主張し、集団訴訟を提起しました。
値上げに対する任天堂の見解
任天堂は、値上げ後の製品を購入したユーザーは「彼らが交渉し、支払ったものを正確に受け取った」と主張しています。同社は、関税訴訟の結果を受けて、すでに完了した販売の価格を遡って調整しないのは「不公平だ」という主張は、商取引の仕組みとは異なると述べています。また、消費者は値上げされた価格を自ら進んで支払っており、「関税に関連する法的な進展があったからといって、消費者がリベートを受け取る権利はない」としています。さらに、任天堂は製品の価格を関税額だけ単純に引き上げたわけではなく、「控えめで選択的な価格調整」を行ったと説明しています。2025年の人気製品、特にフラッグシップモデルである『Nintendo Switch 2』では、関税コストを任天堂が負担した製品もあるとのことです。
値上げの背景と他社の動向
任天堂は、値上げの要因として関税だけでなく、「メモリ、人件費、輸送費などの市場状況」も挙げ、関税のみが値上げの原因ではないことを強調しています。消費者が提示された価格を自ら支払ったという主張を裏付けるかのように、任天堂は、消費者が広告された価格を支払いたくない場合、製品の購入を控えるか、競合製品を探す自由があったため、訴訟を起こす根拠がないとも主張しています。この件については、私的仲裁で解決されるべきだと考えているとのことです。なお、ここ1年ほどで値上げを行っているのは任天堂だけではありません。先月にはXboxが2025年以降3度目となる本体価格の値上げを発表し、ソニーも3月に『PS5』の値上げを発表しています。ソニーは当時、「世界経済情勢の継続的な圧力」を理由に挙げており、任天堂が指摘するメモリ価格の高騰も、大きな要因であることは間違いありません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 関係会社 | 任天堂、Xbox、ソニー |
| 対象製品 | 『Nintendo Switch』シリーズ、『PS5』、Xboxシリーズ |
| 期間 | 2025年以降 |