SteamがAI使用の開示を義務化、ゲーム開発者からは「消費者への透明性確保に不可欠」と支持の声が多数。一方で、小規模開発者からは複雑な意見も。
2026年07月22日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
ValveがSteamでゲームにAIの使用開示を義務付けたことについて、業界内で議論が活発になっています。Epic GamesのCEOであるTim Sweeney氏がこの方針を「無責任で不公平」と批判した一方、多くのゲーム開発者は消費者への透明性を確保する上でAIの使用を開示することが重要だと考えています。
消費者がAI使用の有無を知る権利
シミュレーションMMO『Erenshor』のクリエイターであるBrian "Burgee"氏は、SteamのAI開示義務化は「透明性のために正しい動き」だと述べています。ゲーマーにはゲームがどのように作られたかを知る権利があり、何を支持するかを選択する権利がある、というのが彼の主張です。Burgee氏は、ゲームコミュニティがこの問題について「自分たちで取り締まる」と予想しており、AI開示を重要な情報と捉えています。また、AI生成ゲームが市場に定着する可能性も指摘しつつ、もしそうなった場合、情熱的なインディー開発者の人気がこれまで以上に高まるだろうと予測しています。
業界ベテランもValveの姿勢を支持
『Demonschool』を開発するNecrosoft GamesのBrandon Sheffield氏も、Valveの姿勢を支持しています。「多くの開発者が開示しないとしても、SteamがAI開示を義務付けていることは喜ばしい。すべてのプラットフォームが同じようにしてほしい」と語っています。Forbidden Solitaireを開発するGrey Alien GamesのHelen Carmichael氏も同様の意見で、「透明性が重要であるため、一部のプラットフォームで開示されているのは良いことだ」と述べています。顧客の反応については、一部のZ世代からは「AIの粗悪品」に対する反発が見られるものの、カジュアルゲーム分野ではAIが広く使われており、年配の顧客は気にしない傾向があるとのことです。
ゲーマーの意見と開発者の葛藤
『Palworld』の開発元であるPocketpairの広報担当John Buckley氏も、「ゲーマーはAIを望んでいない」と述べ、ストアでの開示について触れています。「Steamでさえ、ある程度のAIに対する反発があります。今では免責事項などもありますしね。ゲーマーが望まないなら、それまででしょう?」とコメントしています。一方で、ある開発者は「小規模な個人開発者だからといって、アートを盗むようなチートツール(AI)を使わずにゲームを作ってきた我々には通用しない」と、AIツールを使わずに開発を進めてきた小規模開発者の立場から不満を表明しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| SteamのAI開示義務化 | 消費者への透明性確保 |
| 業界の反応 | 賛否両論あるが、透明性確保を支持する声多数 |
| ゲーマーの反応 | AI生成コンテンツへの反発が見られる |