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プレイヤーのAIに対する抵抗感が薄れつつある一方で、ゲーム業界ではAIの適切な活用が引き続き課題に。Bain & Companyの最新レポートから見るゲーム市場の現状と展望

2026年08月19日 | #ゲーム #ニュース | Polygon

プレイヤーのAIに対する抵抗感が薄れつつある一方で、ゲーム業界ではAIの適切な活用が引き続き課題に。Bain & Companyの最新レポートから見るゲーム市場の現状と展望

ゲーム業界の現状と未来について、調査会社Bain & Companyが年次レポートを発表しました。このレポートによると、プレイヤーがゲームにおける生成AIに対して以前よりも抵抗がなくなってきていることが明らかになりました。全体的には14%の人が「かなり抵抗がなくなった」、28%が「やや抵抗がなくなった」と回答し、AIへの受容が広がっている傾向が見られます。

プレイヤーのAIに対する受容度の変化

年齢層別に見てみると、特にティーンエイジャー層では23%が「かなり抵抗がなくなった」と回答しており、AI技術への順応が顕著です。一方で、高齢のゲーマー層ではAIへの抵抗感が「かなり増した」が15%、「やや増した」が10%と、年齢層による意識の差がはっきりとしています。ただし、この調査はAIそのものへの支持を直接問うものではないため、「嫌悪していたが、少しだけマシになった」という場合でも「抵抗がなくなった」と回答する可能性はあります。

AI活用を巡るゲーム業界の課題

ゲーム開発におけるAIの活用は依然として賛否が分かれるデリケートな問題です。『Rideshare “Stimulator”』のようにAIの使用を明示しなかったことで批判を浴びた事例や、『Expedition 33: Clair Obscur』がAI技術の使用によりインディーゲームアワードの賞を剥奪された件、さらには『Stellar Blade: Blood Rain』のAI生成ミュージックビデオが批判を呼んだり、『フォートナイト』でAIによる質の低いボイスアクトが追加されたりするなど、最近でもAI利用に関する問題は多数報告されています。

新しいゲーム体験への関心の低さ

AIに関する洞察に加え、今回の調査では、ほとんどのプレイヤーが新しいジャンルのゲームを試すよりも、現状遊んでいるゲームを継続する意向が高いことも判明しました。「今後12ヶ月間で新しいゲームを試すことへの興味」という質問に対し、回答者の3分の2が「同じようなゲームを続けたい」と答えています。具体的には33%が「現在プレイしているゲームと似たものを求めている」、19%が「フランチャイズの続編を求めている」、13%が「既存のゲームに集中したい」と回答しました。一方で、「何か異なるものを試したい」と答えたのはわずか21%にとどまり、「わからない」が14%でした。

オリジナルタイトルが成功を収める現実

プレイヤーの「現状維持」志向が強いにもかかわらず、ユニークでオリジナルなゲームが成功を収めている事例も多く見られます。今年これまでの最高販売数を記録している『Meccha Chameleon』は既存フランチャイズに属さない完全新作です。また、昨年のベストセラーにも『Peak』、『Arc Raiders』、『Split Fiction』といった新しいシリーズが多くランクインしています。ベストセラーの多くはシューター(昨年のトップは『Battlefield 6』)やスポーツゲームですが、新しいフランチャイズが着実にプレイヤー層を獲得していることは明らかと言えるでしょう。