『Mass Effect 5』の将来に不透明感、EA買収で開発中止の可能性も
EAの買収に伴い、BioWareが開発中の『Mass Effect 5』の将来が不透明であると、元EAのシニアマネージャーが指摘しました。BioWareは近年苦戦が続いており、新たなオーナーが同スタジオへの資金提供を続けるかどうかが最大の疑問点としています。
『Mass Effect 5』開発の行方
元EAシニアマネージャーのエマニュエル・ロジエ氏は、PC Gamerのインタビューで、EAが最近行った数十億ドル規模のレバレッジド・バイアウト(LBO)がBioWareのIPに与える影響について言及しました。同氏は、EAの新しいオーナーが投資回収を重視する中で、収益性の高いスポーツフランチャイズやBattlefieldシリーズに注力する可能性が高いと分析しています。その一方で、BioWareのような「苦戦しているスタジオ」への資金提供が継続されるかについては疑問を呈し、「次のMass Effectゲームは、実際にリリースされるのを見てから信じる」と述べています。BioWareのプロジェクトは開発期間が非常に長く、開発コストが高騰しがちであることも指摘し、新しい投資家がポートフォリオの歴史に感情を抱かない場合、最も財政的に健全な決定を下す可能性が高いとしています。
BioWareの近年の動向
ロジエ氏がBioWareの苦戦に言及したのは、同スタジオの近年のリリース作品の多くが期待を下回ったためです。Dragon Age: Inquisitionがシリーズ最高の売上を記録した後、BioWareはライブサービスゲームAnthemで成功を収めようとしましたが、これも期待外れに終わりました。その後、約10年をかけて開発されたDragon Age: The Veilguardも同様に不振でした。Mass Effectシリーズも成功と不成功が混在しており、Mass Effect Andromedaはファンの間で失望と広く受け止められた一方で、最近リリースされたLegendary Editionのリマスター版は好評を博しています。
『Mass Effect 5』の判明している情報
『Mass Effect 5』のリリース時期は未定ですが、BioWareは過去5年間で、その設定とストーリーを徐々に公開してきました。本作はMass Effect 3の数百年後を舞台とし、リーパーが倒された後の天の川銀河に再び焦点を当てた物語が展開される予定です。Mass Effect 3でのプレイヤーの選択がもたらした影響は、本作の時代にはほぼ収束していると推測されます。ファンに人気のキャラクターであるリアラは数百年後の姿で再登場し、ゲスも登場するとのことです。また、アンドロメダ銀河の種族も登場する予定で、これはアンドロメダへ旅立った入植者たちとの接触があったことを示唆しています。好戦的なクローガンは内戦を経て厳しい時代を過ごしたとされていますが、N7プログラムは存続しており、プレイヤーはそのエリート隊員として新たなメンバーを操作することになるようです。ロマンス要素ももちろん復活し、パラゴン/レネゲードシステムも戻ってくる見込みです。