Paramount Games、YellowstoneやLionessのゲーム化を視野に
2026年08月31日 | #ゲーム #発売 | Polygon
Paramountがゲーム事業への本格参入を進めるなか、ドラマ Yellowstone や Lioness までゲーム化候補に浮上しました。新設されたParamount Games Studioは、既存IPを手当たり次第に展開するのではなく、作品ごとに適切な開発パートナーを選ぶ方針を示しています。すでにPlatinumGamesとの協業によるTeenage Mutant Ninja Turtles: The Last Roninの開発も始まっています。
Paramount Games Studioが始動
ParamountはSummer Game Festで、新たなゲーム部門Paramount Games Studioの設立を発表しました。ParamountはAvatar: The Last Airbender、SpongeBob SquarePants、Star Trekなどの大型IPを抱えており、今後はそれらを活用したゲーム事業を本格化させる考えです。
スタジオ初期の取り組みとして明らかになったのが、PlatinumGamesとの協業です。Bayonettaなどで知られる同社が、Teenage Mutant Ninja Turtles: The Last Roninをゲーム化します。公開されたトレーラーでは、荒廃した未来のニューヨークを思わせる世界観が確認されたものの、ゲームの詳細までは明らかにされていません。
中核IPに加えてSheridan作品も候補に
Paramount Games Studioのクリエイティブおよびプロダクション部門を率いるShawn Kittelsen氏は、Polygonの取材で、まず注力する「中核4作品」としてNinja Turtles、Star Trek、Avatar: The Last Airbender、SpongeBob SquarePantsを挙げました。一方で、YellowstoneのクリエイターであるTaylor Sheridan氏の作品群、いわゆる「Sheridanverse」もゲーム化の対象として関心を持っているとしています。
Kittelsen氏は、Yellowstoneとその関連作品に加え、Landman、Tulsa Kingも優先候補だと説明しました。Yellowstoneはモンタナ州最大の牧場を所有するDutton一家を中心に、先住民への立ち退きや不当な扱い、土地の高級化といった問題も描くドラマです。また、Sheridan氏が手がけるスパイスリラーLionessについても、ゲーム化に関心を示しています。同作は、CIAのチームが女性工作員を危険な任務へ送り込み、テロとの戦いに介入していく物語です。
作品ごとに開発相手を選ぶ方針
現時点では、YellowstoneやLionessなどがどのようなゲームになるのか、ジャンルや発売時期を含めて具体的な情報はありません。ただし、Paramount Games StudioはIPの数を増やすことだけを目標にはしていないようです。
Kittelsen氏は同社について、「ブランド管理者でも、IPの価値を回収するだけの存在でもありません。ファンが時間とお金を注いできた物語やキャラクター、世界を守る立場です」と説明しました。さらに、作品を無計画にライセンスして収益を増やすのではなく、適切なパートナーと作品に合ったゲームを1本ずつ作ることが成功につながるとしています。
同氏によれば、プレイヤーとファンの視点を最優先するため、過去にクラシックな作品を生み出した実績のない企業とは協業しない方針です。パートナー選びも厳格に進めており、数を撃つのではなく「弾丸ではなくミサイルを選ぶ」と表現しています。
なお、Sheridan氏の作品とゲーム業界の接点は、すでに別の形で生まれています。記事では、同氏のポップカルチャーにおける存在感が、2028年のCall of Duty映画にも及んでいると指摘しており、映画やドラマからゲームへ向かう流れが今後さらに進む可能性を示しています。