『Golftacular!』がXbox向けに登場、アイテムでミニゴルフの常識を覆す
2026年09月01日 | #ゲーム #発売 | Xbox Wire EN
ミニゴルフの目標であるホールインワンを、ボールに触れずに達成する「ホールインゼロ」まで可能にする異色のパーティーゲームが登場します。Both Good Gamesは、『Golftacular!』をXbox Series X|SおよびXbox One向けに本日リリースすると発表しました。対戦相手とのボール交換や空爆、ボールに脚を生やすといった、通常のゴルフなら反則になりそうな要素をアイテムとして取り入れている点が大きな特徴です。
ミニゴルフを土台にしたパーティーゲーム
本作を手がけるのは、Justin、Luca、Pedroの3人からなるBoth Good Gamesです。開発チームはパーティーゲームの題材を検討する中で、短時間でルールを理解でき、なおかつ新しい仕掛けを加える余地が大きいミニゴルフに着目しました。基本となる操作はシンプルで、狙いとショットの強さを考えるだけでも遊べます。一方で、コース上の障害物やアイテムを組み合わせれば、従来のミニゴルフとは異なる攻略が生まれます。
開発にあたっては、実際のミニゴルフ場やゲーム内のコースを数多くプレイし、定番の障害物やコース構成を調査したとのことです。そこで見つけた要素を、コース設計のための部品として整理しました。たとえば「Thread the Needle」は、最短ルートを通るために正確な照準を求める区間です。「Wall Rides」は、坂の角度とショットの強さ、飛距離の関係を理解して進むランプ状の仕掛けを指します。また、「The Mixers」は回転する障害物によってボールの進路を変え、技術とタイミング、偶然性を組み合わせる存在です。
コースはまず2Dの図面として作られ、レイアウトの良し悪しを素早く検証します。案が固まると、テクスチャや一部の壁、細かな当たり判定を省いた簡易モデルを制作し、すぐにプレイテストへ移行しました。見た目を完成させてから遊びを確認するのではなく、早い段階で実際にボールを転がし、面白さと問題点を探る手法です。
障害物の不満をアイテムで解決
プレイテストでは、急な坂を上るコースに課題が見つかりました。ショットが弱いとボールが坂を転がり落ち、手番そのものを失ってしまいます。手番制のパーティーゲームでは、1周待ってから同じ場所に再挑戦し、また別のプレイヤーに落とされる可能性もあるため、単なる難所ではなく、延々と同じ行動を繰り返す状況になりかねませんでした。
開発チームは、各障害物がプレイヤーに「ショットでどんな答えを出すのか」を問いかけていると分析しました。そして、その答えをショットの強さや角度だけに限定せず、アイテムによって増やす方針へ転換します。坂を上りきれずに戻される問題には、好きなタイミングでボールを停止させるEarly Stopを用意しました。空中でボールを止めることもできるため、通常なら落下や反動に任せるしかない場面でも、進行を自分で区切れます。
この設計では、コースとアイテムが互いに影響を与えます。強力なアイテムでコースを丸ごと飛ばせてしまう場合は、通常のプレイでは意味を持たない壁や障害物を追加し、特定のスキップだけを防ぎました。初期のコースでは、スタート地点がカップに近すぎたため、Portalを使うだけで考えることなくゴールできてしまったといいます。この問題を受けてスタート地点を移動し、アイテムによる自由な発想を残しながら、簡単すぎる抜け道は調整しました。
収録されるアイテムは、コースを有利に進むためだけのものではありません。空爆を呼び出したり、じゃんけんを仕掛けたり、ボールに翼を与えたり、ポータルを設置したりと、対戦相手の進行を妨害する用途も含まれます。アイテムの組み合わせは数千通りに及ぶとされ、同じコースでも選択したアイテムによって、パルクールのように動き回る場にも、相手を苦しめる障害物だらけの場にも変化します。
アイテムの使い方を学ぶPuzzle Mode
アイテムとコースを一体で設計する過程から、通常の対戦とは異なるPuzzle Modeが生まれました。このモードでは、特定のアイテムや組み合わせを使わなければ解けないコースが用意されています。序盤は通常のゴルフ操作から始まり、アイテムの使用、コースのショートカットや隠し要素へと段階的に進み、最終的には複数のアイテムを柔軟に組み合わせる考え方を学べる構成です。
Puzzle Modeは、アイテムの効果を説明するチュートリアルとして機能するだけでなく、開発側がミニゴルフの枠をどこまで広げられるか試す場にもなっています。代表例がRun and Jumpで、使用すると5秒間、ボールを直接操作して歩いたりジャンプしたりできます。ボールを転がすゲームでありながら、アイテムの持続時間や使い方次第では、立体的なアクションゲームのような場面まで作れる設計です。
Puzzle Modeには、アイテムを使ってボールに触れずにゴールを成立させる、ホールインゼロのような隠れた解法も盛り込まれています。開発チームは、まずミニゴルフの定番要素を見つけ、そこで生じる不満を特定し、それを解決するアイテムを作るという流れで仕掛けを増やしていきました。その結果、アイテムがコースを変え、変化したコースがさらに新しいアイテムの使い方を要求する循環が生まれています。
最大4人の対戦と1人用プレイ
本作では、Tortillo、Chuck、Fin、Poop、Papa、Mama、Claude、Frendからキャラクターを選び、最大4人で順番にショットを行います。各プレイヤーはカップを目指しながら、アイテムを使って他のプレイヤーを妨害できます。コントローラーだけでなくキーボードとマウスにも対応し、人数分のコントローラーが足りない場合は、1つの機器を順番に共有するパス・アンド・プレイ方式で遊べます。
対戦相手がいない場合は、1人でPuzzle Modeのコースに挑戦できます。ゲームには多数の手作りコースが収録され、アイテムの組み合わせによって同じステージでも異なる展開を作れます。さらに、オリジナルサウンドトラックを流す「Ear Candy Radio」も搭載され、個性的なキャラクターと、ミニゴルフから大きく逸脱したアイテムの数々を組み合わせて楽しめる内容です。