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『Warrior Cats: Clans of the Forest』10月23日発売、4つのクランを舞台にしたターン制RPG

2026年09月02日 | #ゲーム #発売 | IGN

『Warrior Cats: Clans of the Forest』10月23日発売、4つのクランを舞台にしたターン制RPG

長年にわたって展開されてきたWarrior Catsシリーズが、初の公式ライセンスゲームとして登場します。Warrior Cats: Clans of the Forestは2026年10月23日に発売され、プレイヤーがオリジナルの猫を作成し、4つのクランの物語と運命に関わっていくターン制RPGです。原作の厳しい戦いや重い選択を扱いながら、血や過度なゴア表現に頼らない表現を目指している点も注目されます。

発売日と対応プラットフォーム

本作は2026年10月23日に、PC(Steam)、PS5、Xbox Series X|S、Switch、Switch2向けに発売されます。発売時点で複数の主要プラットフォームを対象としており、Warrior Catsの世界をゲームで体験したいファンに向けた正式な大型タイトルとして展開されます。

開発を手がけるBamtang Gamesのクリエイティブディレクター、Adam Johnston氏は、原作の膨大な設定や登場人物、クラン同士の関係性をゲームに落とし込む作業は、当初は圧倒されるほど大規模だったと説明しています。しかし、チームが物語を読み込むうちに、その規模は不安ではなく制作への熱意に変わったとのことです。

原作に忠実な内容にするため、開発にはシリーズの熱心なファンも参加しています。ファンのメンバーが設定やクランの伝統、集会における作法などを確認し、制作側が意図せず世界観に反する内容を入れないよう支えているといいます。Johnston氏は、原作を読みながら育ったファンにとって十分に本物らしく感じられる一方、シリーズを初めて知る人にも楽しめる作品を目指しているとしています。

戦略性を重視したターン制バトル

戦闘システムにはターン制が採用されています。開発側は、原作に登場する戦いが単純に爪で攻撃し続けるものではなく、身を隠す場所、相手との位置関係、仲間との連携が重要になる点に着目したとのことです。ボタンを連打するアクションではなく、相手の動きを読み、次の行動を予測する仕組みにするため、ターン制RPGが適していると判断したと説明しています。

戦闘では、アナグマやキツネ、敵対するクランのパトロール隊などと戦います。複数のキャラクターが参加するチーム戦にも対応し、仲間と協力して戦う場面や、クラン同士が衝突する大規模な戦いを表現するとのことです。Coolabi Groupでプロダクト開発ディレクターを務めるNick Cooke氏も、狩りや捕食者からの防衛、ライバルクランとの戦闘を通じて、プレイヤーが自分のクランの一員になったように感じられることを重視したと語っています。

猫を主人公にするにあたり、一般的なRPGにある魔法は用いられません。その代わりに、戦闘中に変化する「スタンス」が戦術の中心になります。行動するたびにスタンスが変わり、現在の状態や相手との読み合いが次の攻撃に影響します。敵の出方を見ながらスタンスを切り替え、どのタイミングで攻勢に出るかを考えることが、戦闘の深みにつながる設計です。

開発側は、ファンが長年にわたってRoblox上でWarrior Catsの世界をロールプレイしてきたことにも敬意を示しています。Robloxのコミュニティは、この世界で遊びたいファンが多いことを早くから示していたといい、本作は自由なオープンサンドボックスではなく、物語とシステムを備えた構造的なRPGとして作られています。ただし、Robloxでの盛り上がりが、ゲーム化への需要を確信するきっかけの1つになったとしています。

オリジナルの猫を作り、自分だけの物語を進める

プレイヤーは、Firestarなど原作の既存キャラクターを操作するのではなく、自分で作成した猫を主人公にします。開発側によれば、Warrior Catsのファンの多くは原作を読んだあと、自分ならどんな戦士名を名乗るか、どのクランに所属するかを考えてきました。オリジナルキャラクターの作成は、シリーズの楽しみ方そのものに深く関わる要素だと判断したとのことです。

外見は毛皮の模様や目の色などを設定できます。さらに、主人公は最初から完成された戦士として登場するのではなく、見習いの猫として物語を始め、経験を積んでいきます。成長後は、数々の戦いを経験したベテランらしい外見へ変化していくと説明されています。戦いの結果として傷跡が残ることもあり、時間の経過や過去の出来事が見た目に表れる仕組みです。

キャラクターの個性は、外見だけでなくゲームシステムにも反映されます。所属するクラン、レベル、受けた訓練によって基礎ステータスが決まり、旅の途中でどのような選択をするかによって習得する技が変化します。作成した猫ごとにクラン、見た目、能力構成、性格が異なるため、同じキャンペーンを繰り返す場合でも違った展開になります。

Bamtang Gamesは、こうした仕組みによって、プレイヤーが1人の主人公の物語を終えるだけでなく、森の中に自分自身の伝説を積み重ねられるようにしたとしています。複数回のプレイを通じて、異なる猫たちの物語や対立、関係性を作り上げていくことが、本作のリプレイ性を支える要素になります。Coolabi Groupの編集チームに所属するJordan Long氏も、狩りや戦闘、猫のデザインだけでなく、クランの世界で暮らし、重い運命にどう向き合うかを自分で選べることが重要だと述べています。

クランの役割と4つの物語

プレイヤーが選べる立場については、クランの戦士としての道が中心になります。メディスンキャット、つまり治療や精神的な導きを担う役割を主人公として選択することはできません。Johnston氏は、メディスンキャットが原作世界で担う責務は、傷の治療や精神面での助言であり、戦術的な決闘やクランの指導者になることではないと説明しています。

本作では、4つのクランそれぞれに物語が用意されます。クランには予言、困難、勇気、仲間との絆が関わり、主人公は最も危険な局面でクランを率いる立場に立つことになります。プレイヤーの選択は、クラン内の政治や指導者としての判断にも影響するとのことです。メディスンキャットを操作できない一方で、彼らは物語、精神的な導き、クランの生存において重要な存在として登場します。

Coolabi GroupのStephanie Lane Elliot氏は、クランで暮らすことの現実感や、戦士が日々下す選択の重みを表現したかったと語っています。選択の影響は主人公だけにとどまらず、クランの仲間たちの人生にも及ぶといいます。そのため、本作の物語では戦闘に勝つことだけでなく、どのような戦士になるのか、仲間との関係をどう築くのかが重要になります。

原作の苛烈さを残した表現と今後の展開

Warrior Catsの物語には、犬の群れやアナグマとの激しい戦い、主要人物の死など、若い読者向け作品としては厳しい展開も含まれています。開発側は、そうした緊張感を薄めた無難なゲームにはしたくなかったとしています。一方で、ショックを与えるためだけの流血表現や、過剰なゴア表現を加える方針でもありません。

戦闘の結果は、血や肉体の損傷を直接見せるのではなく、様式化された傷跡で表現されます。傷跡は厳しい戦いを乗り越えた証として主人公に残りますが、設定メニューから表示をオン・オフできる仕様です。幅広い年齢層のファンや、刺激の強い視覚表現に配慮が必要なプレイヤーにも対応しつつ、重要な戦闘の緊張感や選択の結果は維持する狙いだと説明されています。

Coolabi Group側も、戦略やキャラクターの能力、戦いそのものの危険性を重視することで、血やゴア表現に頼らず原作らしい冒険を表現できるとしています。クラン同士の集団戦を盛り込むことで、個人の決闘だけではない世界規模の対立も描かれます。物語の焦点は残酷さの直接的な描写ではなく、戦闘の緊張感と、プレイヤーの選択がもたらす結果に置かれます。

発売後のダウンロードコンテンツについては、現時点で具体的な計画は発表されていません。Johnston氏は、現在はゲームの発売に集中しており、追加コンテンツやアップデートの計画については後日扱うとしています。

Warrior Catsシリーズ全体では、2028年に25周年を迎える予定です。Coolabi Groupによれば、シリーズの累計販売部数は9000万部を超え、Robloxのゲームも10億プレイに近づいているとのことです。さらに、アニメシリーズは2028年の初公開を予定しており、それに先立ってデジタルおよびソーシャルメディア向けの企画も展開されます。キャラクターや物語、世界観に触れられる新たなコンテンツを用意し、出版や関連商品への投資と並行してデジタルでの展開を広げていく方針です。

アニメシリーズを監督するRodrigo Blaas氏は、ファンが公式作品を待つのではなく、自分たちの部屋や机で原作をアニメーション化してきたことに触れています。ファンによる作品の多くは美しく、制作側も数多く見てきたとしたうえで、「この世界をアニメーションにしようとした最初の人々ではありません。これほど大きな規模で実現できる最初の人々です」と語ったとのことです。

Coolabi Groupは、これまでファンが作り上げてきた創作や想像の積み重ねを無視せず、既存ファンが期待できる新しい体験を提供するとともに、新しい世代をクランの世界へ迎え入れることを目標に掲げています。本作はその取り組みの1つとして、原作の設定を再現するだけでなく、プレイヤー自身の猫と選択によって新たな物語を作るタイトルになりそうです。