メモリ価格は過去の水準に「二度と戻らない」?Xbox本体値上げや次世代機に影響か、Lenovoが半導体市場の現状について言及
2026年06月27日 | #ゲーム #発売 #ハード・周辺機器 | VGC
Lenovoは、半導体市場におけるDRAMとNANDの価格が、過去1年間の急騰以前の水準には「二度と戻らないだろう」との見解を示しています。これは、ドイツで開催されたISCカンファレンスでのエグゼクティブディレクター、Martin Hiegl氏によるプレゼンテーションで明らかになったものです。大幅な増産体制が整えられたとしても、以前の価格水準に戻ることは長期間にわたってないとされており、Hiegl氏の「二度と」という発言は、向こう5年間、あるいはそれ以上の期間を指していると見られています。
メモリ価格高騰の背景と影響
Microsoftは今年に入ってメモリ価格が2.5倍以上になったと指摘しており、来年末までには「さらに倍増する」と予測しています。この価格高騰を受け、MicrosoftはXboxの価格を、Appleもハードウェア製品全体で値上げを実施しました。メモリ価格の急激な上昇は、主にAIデータセンターからの需要増に起因しており、大手ベンダーがAI企業と長期契約を結んでいることが背景にあります。一方で、Micronの最高ビジネス責任者であるSumit Sadana氏は、一部の顧客が「非常に攻撃的な価格設定をしている」と指摘し、その戦略が「建設的ではない」とコメントしています。
ゲームハードウェア市場への影響
メモリ価格の高騰は、ゲームハードウェア市場にも大きな影響を与えています。ValveのSteam Machineが1,000ドルを超える価格で販売されることが確定しており、一部のアナリストはこれが2027年以降に登場する次世代コンソールの「最低価格」になると推測しています。市場調査会社Circanaによると、5月に新しいビデオゲームハードウェア1台に支払われた平均価格は502ドルに達し、前年比で14%上昇しています。同じ月には、Xboxが史上最悪の月間販売を記録し、PlayStation 5の販売台数も58%減少しており、ハードウェア価格の高騰が消費者の購買意欲に影響を与えていることがうかがえます。