幻のNINTENDO64版を経て感動のラストを飾った『MOTHER3』が発売20周年!開発中止から奇跡の復活を遂げた本作の波乱万丈な制作秘話とは
2026年06月28日 | #ゲーム #発売 | DualShockers
2006年4月にゲームボーイアドバンスで発売された『MOTHER3』が、今年で20周年を迎えます。当時のゲーム業界を振り返ると、まるで数週間前の出来事のように感じられますが、この作品がたどった開発の道のりは、まるで糸井重里氏が手掛けた物語そのものです。幾度もの挫折と奇跡的な復活を遂げた本作は、その制作過程自体が壮大なドラマとして語り継がれています。
幻のNINTENDO64版『EARTHBOUND 64』
『MOTHER3』の原点は、NINTENDO64向けに開発されていた『EARTHBOUND 64』にあります。任天堂は、北米市場での成功を目指し、宮本茂氏が糸井重里氏に異例の「白紙小切手」を与え、従来のプロトタイプ制作をスキップして開発をスタートさせました。糸井氏が目指したのは、ハリウッド映画のような壮大なブロックバスター作品。当初はSNES向けに企画されましたが、3Dゲームへの技術革新の波を受け、NINTENDO64へとプラットフォームが変更されました。1999年の「スペースワールド」では、その高い完成度が披露され、特にマインカートのシーンは多くのファンを魅了しました。しかし、1999年の発売予定には間に合わず、翌年には開発中止という苦渋の決断が下されたのです。
携帯機での奇跡的な再生
『EARTHBOUND 64』の開発中止は、チームに大きな衝撃を与えました。しかし、宮本茂氏と故・岩田聡氏は、糸井氏と共に次の可能性を模索。一時はニンテンドーゲームキューブ版の開発も検討されましたが、最終的にはゲームボーイアドバンスでの再始動が決定しました。そして2006年4月20日、『MOTHER3』としてついに発売。日本では高い評価を得ましたが、残念ながら北米を含む海外での公式リリースは現在まで実現していません。しかし、熱心なファンによる有志翻訳によって、世界中のファンがこの感動的な物語を体験できるようになっています。発売から20年経った今もなお、公式ローカライズを望む声が絶えないのは、本作が多くのプレイヤーに与えた深い感動の証と言えるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2006年4月20日 |
| プラットフォーム | ゲームボーイアドバンス |
| ジャンル | RPG |