高速移動系FPS『Empulse』早期アクセス版の現状:カジュアルプレイヤーには優しいが、奥深さとユニークさに課題が残るゲーム体験
2026年06月30日 | #ゲーム #発売 | DualShockers
『Empulse』は、『Apex Legends』のような高速移動系シューターの系譜に連なる新作として、開発元1047から早期アクセス版がリリースされました。このゲームは、その名の通り「動き」を重視したFPSで、ウォールランやグラップルといったアクションを駆使しながら、スピード感あふれる戦闘を楽しめるのが特徴です。Steam Next Festでの無料デモプレイと早期アクセス期間を通じて体験しましたが、現時点では改善の余地は多いものの、移動アクションをマスターすればするほど、その面白さに引き込まれる感覚がありました。
誰でも高速移動!カジュアルに楽しめるゲーム設計
『Empulse』の最大の特徴は、驚くほどカジュアルに高速移動を楽しめる点です。壁を走ったり、滑り込んだりといったアクションで最高速度に到達するのが非常に簡単で、その速度を維持しながら戦闘するのも比較的容易に設計されています。例えば、過去の移動系シューターの代表作である『Titanfall 2』と比較すると、『Empulse』の方が圧倒的に「基本的な動き」を習得しやすく、初心者でもすぐにゲームの醍醐味を味わえるでしょう。これにより、多くのカジュアルゲーマーがストレスなくゲームに入り込めるよう工夫されています。
深みに欠けるゲームプレイとマップデザイン
一方で、ゲームの奥深さという点では物足りなさを感じます。高速かつ楽しい戦闘は間違いなく提供されていますが、チーム間の攻防で戦略的な駆け引きが生まれるような場面は少なく、マップデザインも画一的で、プレイスタイルに多様性をもたらすような要素が不足しています。特定のロードアウトが有利になるようなマップの特性もほとんどなく、どの武器も似たような使い方になってしまうため、カスタマイズの面白さも半減しています。また、一定時間ごとに登場する「メカ」も、破壊されやすく、操縦が退屈で、ゲームへの影響も小さいことから、現状ではあまり魅力的な要素とは言えません。
世界観とメカの活用にも課題
『Empulse』には興味深い世界観の背景が設定されていますが、ゲーム内のマップや要素からそれを感じ取ることはできません。感情を抑制するAI「NAOMI」の支配から解放された世界という設定は魅力的ですが、それがゲームプレイに落とし込まれていないのが残念です。メカに関しても、マップが十分な広さを持っていないため、その存在意義が薄く、プレイヤーがメカをカスタマイズできない点も、さらなる課題として挙げられます。早期アクセス版であるため、今後のアップデートでこれらの点が改善されることに期待したいところです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プラットフォーム | PC (Steam) |
| 開発元 | 1047 Games |