ソニー最大のPlayStationディスク工場が製造ラインを転換!2028年以降の物理ディスク廃止を受け、マイクロオプティクス製造へ移行し従業員の再教育を開始
2026年07月03日 | #ゲーム #発売 #ハード・周辺機器 | VGC
ソニー最大のPlayStationディスク製造工場であるオーストリアのDADC(Sony DADC)が、2028年1月以降のPlayStationゲームの物理ディスク廃止を受け、製造ラインの大幅な転換を進めていることが明らかになりました。現在、毎日60万枚ものディスクを生産していますが、今後はその生産量が大幅に減少する見込みです。DADCのDietmar Tanzer CEOは、PlayStation関連の製造量が2028年には全体の約10%にまで落ち込むと予測しており、これに伴い工場はマイクロオプティクスの製造拠点へと生まれ変わることになります。
ディスクからマイクロオプティクスへ!生産体制の大きな転換
DADCでは、すでにPlayStationディスク製造から別の製品への移行準備が進められています。Sony DADCのCEOであるDietmar Tanzer氏によると、PlayStation関連のディスク製造は現在全体の約50%を占めており、そのうち新規注文が約20%を占めています。しかし、ソニーの発表を受けて、2028年にはこの割合が約10%にまで激減すると見られています。工場ではこれに対応するため、数十億円を投じてマイクロオプティクス製造用の新設備が導入されています。これは光学システムや要素を最小限のスペースに集約し、光を正確に焦点を合わせたり誘導したりする技術で、例えば車の方向指示器をアスファルトに投影するなどの応用が考えられています。
従業員の再教育と今後の展望
今回の生産ラインの転換に伴い、DADCの従業員300名はすでに再教育を開始しています。水曜日にはディスク製造から新しい設備のテストへと業務が再割り当てされ、今後はさらに広範なトレーニングが実施される予定です。Sony DADCのマイクロオプティクス部門を率いるMarkus Streibl氏によると、このマイクロオプティクス技術はソニーにとって新たな事業領域になるとのことです。従業員は今後、この新技術の大量生産に向けて準備を進めていくことになります。ソニーは以前からこのシフトを予測し、かなりの投資を行っていたため、物理ディスクの継続を求めるオンライン署名活動などが展開されていますが、現状では方針転換は考えにくい状況と言えるでしょう。