ソニーのPlayStation向けパッケージ版新規生産終了は計画的だった?ディスク工場が2028年以降はマイクロレンズ製造にシフトへ
2026年07月04日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
ソニーが2028年をもってPlayStation向けパッケージ版ゲームソフトの新規生産を終了すると発表し、ゲーム業界に衝撃が走っています。この大きな転換は突然のように感じられますが、実は水面下で着々と準備が進められていたようです。特に、ソニーのディスク製造を担う主要工場では、すでに新たな方向性へのシフトが始まっていることが明らかになりました。
ディスク工場がマイクロレンズ製造に転換
オーストリアの報道機関ORF Salzburgの報告によると、ソニーのディスク製造主力工場であるタルガウ工場(オーストリア)は、事業方針の転換に伴い、今後はマイクロレンズの製造に注力していくとのことです。この工場では、これまで1日あたり約60万枚ものディスクが生産されており、その半数にあたる約30万枚がPlayStation関連製品向けでした。しかし、2028年以降はPlayStation向けディスクの生産がなくなるため、この工場は2024年末から導入が進められていたマイクロレンズ製造に本格的に移行するとしています。ソニーはマイクロレンズ製造技術に数百万ユーロを投じており、将来的には自動車産業への応用も視野に入れているとのことです。工場従業員に対しても、集中的な再教育が計画されており、早ければ来年にもマイクロレンズの量産を開始する予定とされています。
パッケージ版廃止は計画的な判断
今回のPlayStation向けパッケージ版ゲームソフトの新規生産終了は、決して性急な判断ではなかったことが伺えます。ソニーはタルガウ工場のような最先端の施設を有効活用するため、以前から事業転換の準備を進めていた模様です。これにより、ディスク生産終了による雇用への影響も最小限に抑えられる見込みとのことなので、一安心といったところでしょうか。一方で、パッケージ版の廃止はゲームの保存性や消費者の権利に与える影響も大きく、業界全体からは懸念や失望の声が上がっています。