ソニーのPS向け物理ディスク生産中止発表に抗議の声、署名活動が10万筆突破!ゲーマーの選択肢とゲーム業界の未来は?
2026年07月06日 | #ゲーム #発売 | DualShockers
ソニーが2028年1月以降、PlayStation向け新作ゲームの物理ディスク生産を中止すると発表した件で、Change.orgの署名活動「Don't Kill the Disc: Tell Sony to Keep Physical PlayStation Games」が開始からわずか4日で10万筆を突破しました。この発表は、多くのゲーマーや業界関係者から大きな反発を招いており、ゲーム業界全体におけるメディア保存のあり方について議論が巻き起こっています。ソニーは「消費者のトレンドに適応する」としてデジタル販売への移行を進める方針ですが、物理メディアの存続を求める声が世界中で高まっています。
物理ディスク存続を求める署名活動が活発化
「Don't Kill the Disc: Tell Sony to Keep Physical PlayStation Games」は、カナダのゲーム販売店PNP Games Inc.のCEOであるJade Pearce氏によって、ソニーの発表直後に立ち上げられました。この署名活動は、物理メディアの消失がプレイヤーのゲーム所有権を奪うだけでなく、小売業者、流通業者、製造業者、倉庫業者など、物理ゲームの生産を支える数千もの雇用と数百ものビジネスの閉鎖に繋がると訴えています。また、中古市場や下取り市場への影響も深刻だと指摘されており、単なるコスト削減策にとどまらない広範な影響が懸念されています。
コスト削減とユーザー所有権のバランス
ソニーの発表では明言されていないものの、ディスク生産中止の決定は、デジタル販売に移行することで小売業者などへの手数料が不要になることによるコスト削減が主な理由だと推測されています。署名活動では、ゲーマーが物理ゲームを所有し、収集し、贈与し、転売する選択肢を維持することを求めています。デジタルゲームのライセンスは将来的に取り消しや削除の可能性があるため、プレイヤーはゲームの所有権を失うリスクを抱えることになります。Pearce氏は「今声を上げなければ、ディスクは消え、選択肢も消える」と危機感を表明しており、この運動は開始から48時間で4万筆、そして現在では10万筆を超える署名を集めています。
業界の反応と今後の展望
ソニーの物理ディスク生産中止の決定に対しては、ゲーマー、開発者、パブリッシャー、ビジネス関係者から一様に怒りや批判の声が上がっています。世界的ゲームクリエイターである小島秀夫氏も、この決定に反対を表明しており、「最初のデータが自分の手元になく、どこかの民間企業に保管されているという事実は、商業的または政治的な理由で、その会社がデータへのアクセスを妨げるリスクを常に抱えることになる。そうなれば、その映画を見たり、そのゲームをプレイしたりすることができなくなる」と述べています。実際に、ソニーはすでにオーストリアのディスク工場を光学マイクロレンズ製造に転用するなど、生産中止に向けた動きを進めているとのこと。一方で、任天堂のような他社は依然として物理メディアにゲーム全体を収録しており、ソニーも過去にPlayStation 1のディスクで革新を起こしたように、新しい物理ゲームの形を模索する可能性はあります。しかし、PlayStation 6やXboxのProject Helixといった次世代機がデジタル志向になるとの噂もあり、ソニーはユーザーの抗議が続いてもデジタル配信の方向性を維持する可能性が高いでしょう。