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往年の名作RTS『Command & Conquer Generals: Zero Hour』がAIツールを活用しiPhoneとiPadでネイティブ動作する移植版として登場!

2026年07月06日 | #ゲーム #アプデ | Digital Trends Gaming

往年の名作RTS『Command & Conquer Generals: Zero Hour』がAIツールを活用しiPhoneとiPadでネイティブ動作する移植版として登場!

Googleのリードプロダクト&デザインエグゼクティブであるアンマール・レシ氏が、AIツール「Fable 5」を活用し、往年の名作RTSゲーム『Command & Conquer Generals: Zero Hour』をiPhoneとiPadに移植したと発表しました。これは単なるエミュレーターやクラウドストリーミングではなく、2003年のオリジナルゲームエンジンをARM64向けにネイティブコンパイルしたもので、iPhone、iPad、そしてMacで動作するとのことです。今回の移植は、EAが公開したGPLソースコードと既存のコミュニティワークを基盤としており、iOSおよびiPadOSへの移植を実現しています。

AIがもたらしたPCクラシックのモバイル対応

この移植作業は、単に古いWindowsゲームを新しい画面で動かすだけではありませんでした。オリジナルエンジンがPCのような書き込み可能なファイルシステムを前提としていたのに対し、iOSアプリはコード署名されたバンドル内に存在します。そのため、セーブファイルやキャッシュパス、設定の書き込みといった処理をリダイレクトする必要がありました。グラフィックパイプラインも大幅な改修が加えられています。『Zero Hour』はDirectX 8をベースにしていましたが、AppleデバイスはMetalを採用しています。このプロジェクトでは、DXVKとMoltenVKを経由させることで、古いDirectXレンダラーをVulkanに変換し、さらにMetalへと対応させています。また、RTSゲームに不可欠なマウスがないiPhone向けに、タップ選択、ドラッグボックス選択、2本指スクロール、ピンチズーム、長押しアクションといった戦略ゲームに特化したタッチコントロールが追加されています。

AI活用によるゲーム業界への新たな可能性

『Command & Conquer Generals: Zero Hour』は、その時代のPC向けRTSゲームの中でも傑作の一つとされており、スピーディーで混沌としたゲームプレイ、そして将軍チャレンジモードはまさに戦略の腕を試されるものでした。AIがゲーム業界で低品質なモバイルゲームを量産する原因と批判されることも少なくありませんが、今回のプロジェクトのように、AIがかつての傑作を、本来動作するはずのなかったデバイスでプレイ可能にする手助けをするのは、ゲーマーにとって非常に価値のある活用事例と言えるでしょう。レシ氏はこの移植がEAのソースコード公開と長年のコミュニティによる近代化作業に依拠していることを明言しており、その上で『Zero Hour』がiPhoneでネイティブに動作するという結果は驚くべき成果として注目されています。