ソニーが2028年1月からのビデオゲームディスク製造中止を発表! PlayStation 6はディスクドライブなしで登場するのか? 業界の専門家が語るデジタルシフトの行方とゲーム価格、消費者所有権への影響とは
2026年07月06日 | #ゲーム #発売 #ハード・周辺機器 | Eurogamer
ソニーは2028年1月より、ビデオゲームディスクの製造を中止すると発表しました。これはゲーム業界全体に大きな波紋を広げており、物理メディアの終焉を告げる動きとして注目されています。最大のプラットフォームホルダーの一つが、従来の物理ディスク形式からデジタルオンリーの未来へと舵を切ったことは、多くの重要な議論を巻き起こしています。GOGのような消費者所有権の擁護団体も声を上げており、この動きが将来的にディスクドライブを持たないPlayStation 6の登場を示唆していると多くの人が考えています。中古市場やゲーム価格への影響、そしてXboxなど他のコンソールメーカーが追随する可能性についても、業界の専門家やアナリストが様々な見解を示しています。
PlayStation 6の未来
業界アナリストのクリス・ドリング氏(The Game Business)は、ソニーの今回の発表がPlayStation 6のリリース時期を示唆していると見ています。同氏は、PS6が2028年に登場する可能性が高いと考えており、これは部品不足の状況を考慮すると理にかなっているとしています。また、PS6には物理メディアを再生する機能が搭載されないだろうと予測しており、ディスクを買い続ける何百万ものPlayStationユーザーのために、外部オプションが提供されることを期待していたと述べています。アンプリア・アナリシスのピアーズ・ハーディング=ロールズ氏も同様の見解を示しており、PS6の登場は早くても2028年になるとほぼ確実視しているとのことです。同氏は、ソニーが次世代コンソールのコストを削減するためにあらゆる方法を模索しており、ディスクドライブの排除はその「簡単な勝利」であると考えています。
デジタルシフトの背景と影響
ロックスター・ゲームスとテイクツーが『グランド・セフト・オートVI』の物理版を、ディスクの代わりにコードで提供すると発表したことも、このデジタルシフトを加速させた一因だとされています。アナリストのリース・エリオット氏は、この動きがソニーを後押しし、さらには他の企業をも大胆にさせる連鎖反応であると指摘しています。また、ハーディング=ロールズ氏は、この動きの主な理由が小売店で販売される商品のコスト削減にあると主張しており、Take Twoの動きが小売店でのデジタルコード販売への傾向を「加速させる」可能性が高いとしています。ソニーがこの問題で先陣を切ったことで、任天堂やXboxも追随するのかという点についても議論がされています。エリオット氏は、コンソールは過去15年間、マルチゲームサブスクリプションやフリープレイの普及、プレロードや早期アクセスなどのデジタル限定特典、ディスクレスハードウェアによってデジタル化が進んできたと述べています。
消費者所有権とゲーム価格
ディスクの廃止は、ゲームの保存や消費者所有権にとって大きな打撃であると、ドリング氏とエリオット氏は指摘しています。エリオット氏は、「ディスクレスライブラリは、プラットフォームの裁量でプレイ可能なライセンスされたライブラリであり、消費者は自分が所有しているはずのコレクションを管理できない」と述べています。また、エリオット氏は、この決定の核心は「コントロール」にあると考えています。ディスクは一度販売されると、再販やレンタルによってソニーに収益が入ることはありませんが、デジタル販売ではソニーがゲームの価格をコントロールできるため、莫大な利益を得られるとしています。ただし、ハーディング=ロールズ氏は、小売店で販売されるデジタルゲームの価格は小売業者によって設定され、ソニーではないと示唆しています。
エンターテインメントの未来
ドリング氏は、このニュースに驚きを隠せないとしながらも、現代のエンターテインメントの現実を指摘しています。新しい世代の人々は、あまりにも多くのエンターテインメントに囲まれており、それが「使い捨ての芸術」という見方を生み出していると述べています。レコードが音楽業界で強固なビジネスになったように、ビデオゲームにもそれに相当するものが現れるのではないかと期待を寄せています。