ソニーが2028年からPlayStation用ゲームのディスク生産を終了と発表!消費者やゲーム業界から再考求める声多数、今後の動向に注目集まる
2026年07月07日 | #ゲーム #発売 | Polygon
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は先週、2028年1月からPlayStation用ゲームのディスク生産を終了すると発表し、ゲーム業界に衝撃が走りました。この発表は大きな反響を呼び、X(旧Twitter)ではユーザーから消費者権利のさらなる侵害を危惧する声が多数上がっており、ゲーム業界のベテランからも「時代の終わり」を嘆くコメントが寄せられています。SIEのPlayStation公式Xアカウントは、このニュースを公開して以来、通常は1日に複数回行っている投稿を完全に停止しており、沈黙を保っている状況です。
消費者の不満と海賊版への関心
この決定に対し、12万5千人以上の消費者が、SIEに再考を求める署名活動を行っています。署名活動のコメントには、「ディスクは、貸したり、交換したり、転売したり、贈ったり、コレクションしたり、子供に譲ったりできる本物のゲームです。ダウンロードコードだけの箱は同じではありません。それはプラスチックパッケージに入ったデジタルライセンスであり、あなたはそれを所有していません。取り消される可能性のあるアクセスを借りているだけです」と記されています。また、SIEは先月、著作権契約の期限切れにより500本以上の映画をPSNアカウントから削除しており、購入済みコンテンツへのアクセス権が突然失われる事例が発生しています。さらに、36ヶ月間アクティブでないユーザーのアカウントを削除し、購入済みデジタルライブラリへのアクセス権を取り消す規約があることも指摘されています。ユーザーがデジタルゲームを「所有していない」という認識が広がり、PS5のジェイルブレイク(脱獄)方法が見つかったことで、「PS5 ジェイルブレイク」という検索ワードがGoogleで急増するなど、海賊版への関心が高まっているようです。
ゲーム業界からの反応と他ブランド・政治家の介入
伝説的な『メタルギア』シリーズの生みの親である小島秀夫監督は、パブリッシャーがゲームへのアクセスをこれほどまでに制御できることに懸念を示しており、「最終的には、デジタルデータですら個人が自らの意思で所有することはなくなる」と2021年に投稿した自身のツイートが再注目されています。Atari、Silver Lining Interactive、Lost in Cult、Limited Run Games、Strictly Limitedといった物理版の販売に関わる多数のゲーム会社も、今回の決定を非難しており、Iam8bitの共同オーナーは「ソニーが2028年に物理ゲームの生産を中止するという決定に深く失望しています」と述べています。この騒動をきっかけに、多くのブランドがSIEを揶揄する投稿をしており、他社のXアカウントでは「デジタル限定の翼への切り替えを発表する」といったミームが拡散されています。フランスの政治家ジャン=リュック・メランション氏は、取り消される可能性のあるデジタルメディアを企業が販売する概念を批判し、来年にはこの件に関する調査を開始すると表明しており、「プレイヤーにも権利がある!」と彼のツイートは翻訳されています。SIEがこれほどの反発を予想していたかは不明ですが、多くのプレイヤーがゲームをデジタルで購入していることが、今回の決定の理由の一つとされています。しかし、物理版のゲームも、発売日パッチによってディスクの内容がすぐに古くなるという不完全な保存形態ではありますが、多くのプレイヤーは、いつでも取り消される可能性のあるデジタルライセンスよりもディスクを購入する選択肢を求めているのは明白です。SIEの沈黙が、方針の再検討を意味するのか、それとも騒動が収まるのを待っているだけなのか、今後注目されます。