ソニーのPlayStationパッケージ版生産終了決定の背景に米市場での売上低迷:2024年上半期に10万本以上売れたタイトルはわずか7本と判明
2026年07月21日 | #ゲーム #発売 | Eurogamer
ソニーがPlayStationにおけるパッケージ版ゲームの生産を2028年1月で終了すると発表して以来、プレイヤーからの反発が続いています。しかし、ゲーム業界アナリストのCircana社Mat Piscatella氏が公開した最新のデータによると、アメリカ市場では、すでにパッケージ版の売上が大きく減少していることが明らかになりました。ソニーのこの決定には、事業上の現実的な理由があると考えられます。
アメリカ市場におけるパッケージ版ゲームの売上状況
Circana社の小売追跡サービスがまとめたデータによると、7月11日までの1週間で、アメリカ国内でパッケージ版が1万本以上売れたPlayStationゲームはわずか2タイトルにとどまりました。さらに今年1月1日から現在までに、アメリカ市場でパッケージ版が10万本以上売れたPlayStationゲームは、たった7タイトルしかないとのことです。アメリカは世界のビデオゲーム市場の中でも特に大きな収益を誇る市場であるため、この消費動向は業界全体に大きな影響を与えるといえるでしょう。
ソニーの戦略とプレイヤーからの反発
ソニーは2028年1月をもってパッケージ版ディスクの生産を停止する意向を今年1月に表明して以来、オンライン上では一貫して反発の声が上がっています。この声は非常に大きく、Insomniacが開発中の『Marvel's Wolverine』のように、パッケージ版での発売が予定されているゲームの開発元に対しても、SNSで皮肉なコメントが殺到する事態となっています。しかしながら、ソニーはこの騒動に対し、現時点では譲歩する姿勢を見せていません。業界の専門家からは、この決定がビジネス上の合理性に基づいているとの見方がある一方で、消費者の権利やその他の懸念事項に対する広範な影響についても指摘されています。欧州連合のような政府機関でさえ、ソニーが好きな形式でゲームを販売する自由を妨げることはできないとされています。