任天堂、トランプ政権時の関税を巡る集団訴訟に対し「返金義務なし」と主張。『Nintendo Switch 2』などハードウェア価格引き上げの背景にある事情とは
2026年07月21日 | #ゲーム #発売 #ハード・周辺機器 | Polygon
任天堂が、ドナルド・トランプ元米大統領政権が違法に徴収した関税の返還を求めて米国政府を訴えた件で、顧客からの集団訴訟について棄却を求めていることが明らかになりました。この集団訴訟は、任天堂が関税によって一部ハードウェアの価格を引き上げたことに対し、消費者が差額の返還を求めるという内容です。任天堂側は、消費者は購入時に提示された価格に同意しているため、返還の義務はないと主張しています。
消費者への返還義務は発生するのか
任天堂は、集団訴訟の原告に対し、関税に関連する法的な展開があったとしても、返還を受ける権利はないと主張しています。価格が引き上げられた後に任天堂製品を購入した消費者は、購入時に合意した通りの対価を支払ったことになり、それ以上の返還を求めることはできない、というのが任天堂の意見です。同社は、多くの競合他社と同様に、関税やその他の上昇するコストを反映して価格を引き上げたとしています。しかし、任天堂は、すべての製品を一律に値上げしたわけではなく、一部の人気製品、特に『Nintendo Switch 2』本体に関しては関税コストを自社で負担し、控えめかつ限定的な価格調整を行ったとも述べています。これは、関税が『Nintendo Switch 2』の発売価格に影響しなかったという過去のコメントとも一致しています。
ハードウェア価格の変動と今後の見通し
任天堂は、消費者が値上げされた価格で製品を購入するかどうかは、消費者の選択だったと主張しています。購入を控えるか、競合製品を探すといった選択肢があったはず、というのが任天堂の立場です。この訴訟を棄却するかどうかは、今後裁判所が判断することになります。なお、ハードウェアの価格に影響を与える要因は関税だけではありません。コンピューター部品の供給不足も広範囲に影響しており、任天堂が9月1日に『Nintendo Switch 2』の価格を引き上げる理由の一つである可能性も指摘されています。PlayStationやXboxも今年に入って値上げされており、ゲームハードウェアの価格は今後も変動する可能性があります。