『Forza Horizon 5』元ディレクターが語るXbox Game Passの誤算と大規模再編の背景、今後のXbox事業の行方は?
Xbox事業の大規模な再編が進行しており、その背景にはXbox Game Passの加入者数低迷が大きく影響していると、『Forza Horizon 5』のクリエイティブディレクターを務めたマイク・ブラウン氏が語っています。XboxのCEOであるアシャ・シャルマ氏は、すでに1,600人規模の人員削減を実施し、さらに今年度中に1,600人の削減を計画しているとのこと。加えて、4つのスタジオがマイクロソフトの傘下を離れることが確定しており、もう1つもそれに続く予定とされています。シャルマ氏は、これをXbox史上最も「重要」な再編と位置付け、「Xboxのゲーム事業は健全ではない」と明言しています。
Game Passの加入者数低迷が大規模な再編の引き金に
ブラウン氏は、Xbox Game Passがコンテンツ獲得に費やされた巨額の投資を正当化するほどの加入者数を獲得できなかったことが、現在の状況に繋がっていると指摘しています。マイクロソフトは、Activision Blizzardの買収に約690億ドルもの巨額を投じましたが、Game Passの加入者数は期待を下回る結果に終わったようです。同氏は、Game Passのコンセプト自体は「プレイヤーに焦点を当てた、非常に良いアイデア」と評価しつつも、必要な価格で十分な数の人々が加入しなかったことが問題だと述べています。その結果、スタジオ閉鎖や売却、そして多くの失業者が生まれるという悲しい現実が生まれてしまった、とのことです。
今後のXbox事業とGame Passの行方
マイクロソフトは、当初Game Passの加入者数を今年中に約7,700万人に達すると見込んでいましたが、現状は約3,000万人にとどまっています。2023年のFTC対マイクロソフトの裁判では、2030年までに1億人の加入者を目指していたことが明らかになりましたが、現在の状況を見る限り、達成は難しいとされています。シャマルCEOは、Game Passが8ヶ月間の下降傾向から回復し、現在は成長に転じ、プレイヤーとの関係性も改善されつつあると述べていますが、今後のGame Passの展開は不透明です。『The Elder Scrolls 6』や次期『Halo』といった主要タイトルが発売初日からGame Passに登場するのか、あるいはソニーのPlayStation Plusのようにファーストパーティタイトルを発売初日から提供しない形式に移行するのか、注目が集まっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Xbox Game Passの想定加入者数(今年中) | 約7,700万人 |
| Xbox Game Passの現在の加入者数 | 約3,000万人 |
| Activision Blizzard買収額 | 約690億ドル |