『Splatoon Raiders』の革新的なシステムが『Splatoon 4』に与える影響とは? 新たなインクタンクとガジェットモッドで広がる戦略の可能性!
2026年07月24日 | #ゲーム #アプデ | Polygon
Nintendoの『Splatoon』シリーズは、長年親しまれてきたマルチプレイのフォーマットに、これまでで最大の変革をもたらしました。スピンオフ作品の『Splatoon Raiders』は、従来のPvPシューターの要素をシングルプレイ向けにアレンジし、『Borderlands』のようなアクションRPGとして登場しています。このアクションRPG要素が、カオスさを増した『Splatoon』の世界観に驚くほどフィットしており、その成功を受けて、次作『Splatoon 4』への期待が高まっています。長らくマルチプレイシリーズに大きな変更がなかったことを考えると、『Splatoon Raiders』は新しいアイデアを試すための良い実験場となっており、シリーズに新鮮な風を吹き込む可能性を秘めているようです。
インクタンクシステムで自由なカスタマイズを実現
『Splatoon 3』と『Splatoon Raiders』の最大の違いは、後者に搭載されているインクタンクシステムです。プレイヤーは3種類のインクタンクから1つを選んで装備でき、それぞれ独自のガジェットとアンロック可能なパッシブスキルを持っています。これに対し、従来のマルチプレイシリーズでは、サブウェポンとスペシャルアタックがメインウェポンに固定されており、特定のメインウェポンを使うと、それに紐づくサブウェポンやスペシャルアタックも決まってしまうため、自分が使いたいツールを常に使えるわけではありませんでした。この固定されたキット構成は、バランスの取れたロードアウトによってマルチプレイ環境を制御する上では有効ですが、インクタンクシステムで自由なカスタマイズを体験した後では、物足りなく感じるかもしれません。自分のロードアウトを構築し、ガジェットの組み合わせを探す自由度は格段に高く、例えば、自動でインクを発射する「ショットポット」と「ハイファイバー」を組み合わせることで、遠距離から敵の体力を削るビルドなど、戦略の幅が大きく広がります。任天堂がオーバーパワーなガジェットの組み合わせを回避する適切なバランスを見つけられれば、このロードアウトシステムは『Splatoon』に自然にフィットするはずです。
ガジェットモッドによる戦略の多様化
『Splatoon Raiders』で特に注目すべきは、ガジェットをカスタマイズできる「ガジェットモッド」機能です。プレイヤーは、ガジェットの挙動を完全に変えることができます。例えば、タービンのような「トルクスクリュー」は、吸引力を強化したり、敵に弱体化効果を与えたり、爆発的なフィナーレを追加したりと、様々な調整が可能です。これらのモッドを武器と組み合わせて、シナジー効果を狙うビルドの構築は非常に楽しい体験となります。例えば、「スプラテライト」で敵を空中に打ち上げ、ブラスターで正確にヒットさせるコンボなど、戦略の多様性が生まれています。このシステムをそのまま『Splatoon 4』に実装するのは、マルチプレイのバランスを考えると難しいでしょう。しかし、キャラクターの能力を変化させるパーキングシステムがギアに組み込まれていることを考えると、サブウェポンやスペシャルにもモッドスロットを設けるアイデアは十分に考えられます。少数の、調整されたモッドによって武器に少しの多様性をもたらすことで、メタゲームに深みを与え、賢いロードアウト構築を促すことが期待されます。
ギアのカスタマイズを簡略化
『Splatoon 3』のギアパーキングシステムは、多くのプレイヤーにとって悩みの種でした。アビリティスロットを持つギアのレベルを上げ、アビリティのかけらやスーパーサザエを消費し、さらにリロールを試みてようやく好みのビルドが完成するという、時間と手間がかかるシステムです。これに対し、『Splatoon Raiders』では、ギアにパーキングが一切なく、5つのアビリティスロットがギアとは完全に独立しています。プレイヤーは好きなバフを選び、いつでも自由に交換できるため、カスタマイズプロセスが大幅に簡略化されています。武器にもパーキングがあり、アップグレードや変更がその場で可能です。これらのアイデアが『Splatoon 4』のフォーミュラにそのまま適合するかはわかりませんが、カスタマイズの容易さは今後のシリーズが目指すべき方向性を示しています。カジュアルなプレイヤーでも、より高度なカスタマイズにアクセスしやすくなることで、『Splatoon 4』はこれまで以上に表現力豊かなシューターになる可能性を秘めているでしょう。