元SIEプレジデント吉田修平氏がSIE JAPANスタジオ閉鎖の理由を語る、「AAAタイトル重視の波に乗れなかった」と説明しファンに元開発者への支援を呼びかけ
2026年07月25日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
元ソニー・インタラクティブエンタテインメント ワールドワイドスタジオのプレジデントを務めた吉田修平氏が、2021年に閉鎖されたSIE JAPANスタジオについて言及しました。同氏によると、JAPANスタジオが手掛けたゲームは「コンソール販売を牽引しなかった」ことが閉鎖の理由の一つだとしています。クリエイティブなゲームを愛するファンに対し、元開発者たちの新作をぜひプレイしてほしいと呼びかけています。
AAAタイトルへの注力とJAPANスタジオの挑戦
吉田氏は、コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンスでの基調講演で、JAPANスタジオ閉鎖について頻繁に質問されると語っています。世界中のプレイヤーから「ソニーがJAPANスタジオを閉鎖するなんて信じられない」という声が寄せられていたとのこと。JAPANスタジオは『アーク ザ ラッド』や『ワイルドアームズ』、『サルゲッチュ』、『SIREN』、『パタポン』、『GRAVITY DAZE』、『ASTRO BOT』など、PlayStationの歴史に残る革新的で創造的なゲームを数多く生み出してきました。しかし、同氏は「クリエイティブなアイデアはたくさんあったものの、制作されるゲームの規模は大きくなかった」と説明しています。PlayStation Vita向けのAAタイトルはフィットしていましたが、PS4やPS5ではAAAタイトルへの移行が進んでおり、規模を拡大することが難しかったようです。
ファンへのメッセージと新作への期待
JAPANスタジオのVitaやVRゲームは創造性に富んでいましたが、他のPlayStationの巨大タイトルと比較すると販売数は伸び悩んだとのこと。会社としては「『ゴッド・オブ・ウォー』や『アンチャーテッド』のような需要の高いゲームでハードウェア販売を牽引したい」という方針だったため、JAPANスタジオが新しいシリーズをコンソールで立ち上げるのは困難だったとしています。吉田氏は、JAPANスタジオのゲームを愛していたファンに対し、そこで働いていた開発者たちを今後もサポートしてほしいと強く訴えました。そして、JAPANスタジオ閉鎖前に承認されなかったアイデアを温めていた『サイレントヒル』の生みの親である外山圭一郎氏の新作『SLITTERHEAD』や、『パタポン』の生みの親である小谷浩之氏の最新作『RATATAN』をプレイしてほしいと語っています。