約28年前のE3で起こった『ファイナルファンタジーVIII』米国初披露時の奇妙な事件、スクウェアとEA幹部が7分間もの映像トラブルを必死につないだ貴重な映像が公開
2026年07月27日 | #ゲーム #イベント | GamesRadar+
約28年前、1998年のE3で実施された『ファイナルファンタジーVIII』の米国初披露時の様子を収めた貴重な映像が、この度インターネット上で公開されました。当時の発表会は、今のような華やかな演出とはかけ離れており、スクウェアとEAの幹部が7分間もの間、映像トラブルを必死につなぐという、何とも「素晴らしい」としか言いようのない、ちょっと気まずい場面が記録されています。この映像は、Video Game History Foundationのデジタルアーカイブの一環として公開されたもので、E3の歴史を物語る大変貴重な資料となっています。
スクウェアとEAの気まずいプレゼン
この発表会は、元々一般公開される予定のものではありませんでした。しかし、当時出席していたアンソニー・パリシ氏がビデオカメラで撮影しており、そのテープが今回公開されるに至ったとのこと。映像を見ると、EAとスクウェアの幹部が質素なテーブルに座り、メディア関係者に向けて今後の展望を語るという、まさに「プレス発表会」といった雰囲気です。注目すべきは、彼らが『ファイナルファンタジーVIII』のプレビューを約束するも、プロジェクターの不具合で映像がなかなか流れないという状況。何度も音声だけが流れ、画面は空白のまま。7分間以上もの間、幹部たちは焦りながらも必死に場をつないでいたようです。最終的には音声なしで映像が流れ始め、最後にようやく音声付きのトレーラーが公開され、主人公スコールが登場する約1分間のCG映像がお披露目されました。
歴史的視点から見るE3と業界の変遷
この映像は、現代のE3のような大規模なライブストリーミングイベントとは異なる、かつてのE3の姿を浮き彫りにしています。当時は、主に小売業者やメディア関係者向けに新作が発表される場でした。また、発表会の中でEAのジョン・リッチティエロ社長(当時)が、スクウェアとの合弁事業「Square Electronic Arts」について、「多くのジョイントベンチャーとは異なり、雇用を削減するのではなく、実際に雇用を創出する」と語っている点も注目に値します。ゲーム業界で大規模なリストラが頻繁に起こる現代において、約30年前の幹部の言葉は非常に印象的です。この合弁事業は、後にスクウェア・エニックスの合併に伴い消滅しましたが、北米プレイヤーに数々の名作JRPGを届けました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 初公開時期 | 1998年 E3 |
| 主人公 | スコール・レオンハート |
| 公開映像時間 | 約1分間(CGトレーラー) |