任天堂の最新四半期決算は売上減ながら営業利益が150%増!約445億円の米国関税還付が大きな要因に、ただし消費者に還元されない方針を強調
2026年08月06日 | #ゲーム #発売 | GamesRadar+
任天堂が発表した最新の四半期決算では、売上高が前年同期比で減少したものの、営業利益が大幅に増加しました。この利益増は主に、アメリカ合衆国政府からの関税還付3億ドル(約445億円)によるものとのこと。この還付金は、同社が以前から顧客に還元する予定はないと明言しています。
利益大幅増の背景と詳細
今回の決算で、任天堂の純売上高は前年同期比で9.5%減となりましたが、営業利益は150.5%増の1,425億円、経常利益は115.1%増の2,061億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は53.5%増の1,474億円と大幅に伸びています。この利益増の要因として、同社は「国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく米国関税の還付に関連し、約3億ドルを売上原価の減少として計上した」と説明しています。この関税は、製品価格を通じて消費者に転嫁されるのではなく、主に会社が負担していたとしています。
関税還付と消費者還元について
任天堂は、3月に米国政府を提訴した後にこの関税還付を受けました。この還付は売上総利益にも影響を与え、売上総利益率は54.3%に上昇しています。これはソフトウェアの堅調な販売や純売上高に占めるソフトウェア比率の増加、そしてIEEPAに基づき課されていた米国関税の還付などが反映された結果とのこと。今回の還付金は、消費者が購入した製品の価格に転嫁されていないと任天堂は主張しており、いわゆる価格つり上げによる二重の利益ではないと釈明しています。
しかし、このタイミングは非常に興味深いと言えます。任天堂は数週間前、関税期間中に同社から商品を購入し、価格が高騰した数百万人の消費者を代表して提起された集団訴訟の棄却を求めていました。この訴訟では、高騰した関税の返還と適切な宣言的、差し止め的、金銭的救済が求められていましたが、任天堂は「消費者は、価格が引き上げられた製品を購入する際に、彼らが交渉し、支払ったものを正確に受け取った」とし、「消費者が提示された価格を支払いたくなければ、製品の購入を控えるか、競合製品を探す自由があった」と述べ、棄却を求めています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 営業利益(前年同期比) | 150.5%増 |
| 営業利益額 | 1,425億円 |
| 純売上高(前年同期比) | 9.5%減 |