映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』の大ヒットと米国からの関税還付が任天堂の2026年第1四半期決算を力強く後押し、「Switch」システムも販売好調を維持
2026年08月06日 | #ゲーム #発売 #イベント | Polygon
任天堂の最新決算報告によると、同社は2026年第1四半期に素晴らしい成果を上げています。特に「Switch」システムは、現行機と後継機ともに目覚ましい販売台数を記録し、依然として大きな可能性を秘めていることが明らかになりました。さらに、米国での関税還付と、先日公開された映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』の大ヒットが収益を大きく後押ししているとのことです。
「Switch」システムが依然として好調な販売を維持
「Switch」現行機と後継機(Switch 2)のハードウェア販売台数は、前年同期比で31%~34%減少していますが、これは前年のレポートに「Switch 2」の発売週の販売急増が含まれているため、単純な比較は公平ではないとされています。実際、この四半期には「Switch 2」が382万台販売され、累計販売台数は2,368万台となり、「ゲームキューブ」の記録を上回っています。さらに、発売から9年が経過した現行「Switch」も、この3ヶ月間で66万台以上を販売しており、その息の長さには目を見張るものがあります。ゲーム機本体の売上は前年より減少しているものの、ゲームソフトの売上は好調で、「Switch 2」専用ソフトは9.2%増、「Switch」現行機向けソフトは38.6%増と大幅に伸びています。デジタル版ゲームの売上は前年比90%増と大きく伸長していますが、物理版が依然として全ゲーム売上の40%を占めているため、任天堂がソニーのようにゲームカードの生産を停止する可能性は低いと見られています。
関税還付と映画の大ヒットが収益を押し上げ
任天堂は、ハードウェアおよびソフトウェアの販売で今会計年度に数十億円を稼ぎ出していますが、それだけではありません。米国最高裁判所の決定を受けて、任天堂は関税還付として数百万ドルの払い戻しを受けました。これにより、売上原価が大幅に減少し、利益は150%増加したとのことです。任天堂は、この関税は主に同社が負担しており、製品価格を通じて消費者に転嫁されていなかったと説明しています。また、IP関連収入も107.4%増加しており、これには公式グッズ、ロイヤリティ、アプリ、映画、ビデオなどが含まれます。特に貢献したのは、2026年4月に公開された映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』の大ヒットです。この映画は、前作の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』ほどの興行収入には届かなかったものの、ビデオゲーム原作映画としては史上2番目のヒットを記録し、合計で数十億ドルの収益を上げています。
家族向けコンテンツ戦略のさらなる展開
任天堂は、家族向けのコンテンツと価値観を重視しており、アニメーション映画を通じて既存のファンだけでなく、ゲームに馴染みのない人々にも作品の世界観やキャラクターへの興味を持ってもらい、それがゲームを始めるきっかけになることを目指しています。現在制作中の実写版映画『ゼルダの伝説』では、さらに幅広い層の注目を集め、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の興行収入を超えることを期待しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| Switch 2 今期販売台数 | 382万台 |
| Switch 2 累計販売台数 | 2,368万台 |
| Switch 現行機 今期販売台数 | 66万台以上 |