EAのCEO、アンドリュー・ウィルソン氏の2026年度報酬が、当初発表の2,000万ドルから8,000万ドルに跳ね上がる可能性が指摘される。非公開化前の最後の公表か
2026年08月07日 | #その他 | Eurogamer
EAのCEOであるアンドリュー・ウィルソン氏の2026年度の報酬が、当初の発表よりもはるかに高額だった可能性が指摘されています。以前の報告では、彼の報酬は給与、ボーナス、および獲得した株式を合わせて合計2,000万ドル(約29億円)とされていましたが、これが見直されるかもしれないという話が持ち上がっています。
報酬額の新たな見方
ゲーム業界のニュースサイト「Game File」が提唱する「実際に支払われた報酬(compensation actually paid)」という新たな算出方法によると、ウィルソン氏の2026年度の報酬は約8,000万ドル(約116億円)にも上る可能性があるとのことです。この算出方法では、期の初めの株価ではなく、期の終わりの株価で株式報酬を評価するため、このような大きな差が生まれるとされています。EAが発表していた2,000万ドルの計算では、期の初めの株価が使われており、これが8,000万ドルという数字との乖離を生んでいます。
論争の的となる報酬算出方法
この「実際に支払われた報酬」という算出方法は、企業側からはしばしば不正確であると批判されています。しかし、米国証券取引委員会(SEC)は、期末の株価を考慮する方が、役員が実際に受け取る株式報酬の実態に近いと考えているようです。どちらの数字がより実態を表しているかは議論の余地がありますが、Game Fileの報道によると、2026年度のEAの一般従業員の平均年収が約10万ドル(約1,450万円)だったことを考えると、役員と従業員の間には大きな開きがあると言えるでしょう。
役員報酬の背景
ウィルソン氏をはじめとするEAの役員の高額な報酬は、『Battlefield 6』の開発スタジオでレイオフ(一時解雇)が行われた後に報じられており、この点も注目を集めています。なお、EAは現在、投資会社であるシルバーレイクとアフィニティ・パートナーズ、そしてサウジアラビアの政府系ファンド(PIF)によって非公開化されているため、このような役員報酬の詳細は、2026年度が公に開示される最後の機会となるかもしれません。