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レトロゲームの聖地がロンドンに!キングストン大学「Archive of Retro Computing」がゲームの歴史を未来へ繋ぐ、展示会の魅力と教育への貢献に迫る

2026年08月07日 | #ゲーム #イベント #ハード・周辺機器 | Eurogamer

レトロゲームの聖地がロンドンに!キングストン大学「Archive of Retro Computing」がゲームの歴史を未来へ繋ぐ、展示会の魅力と教育への貢献に迫る

ロンドンのキングストン大学で、「Archive of Retro Computing(ARC)」と呼ばれるレトロコンピューティングの展示が開催されており、ゲームの歴史を保存する取り組みが注目を集めています。この展示会は、1970年代半ばのビデオゲームカートリッジの登場から、現代のゲーム機に至るまでの約30年間のパーソナルコンピューティングの歴史を辿るもので、65台以上のレトロなパソコンやゲーム機が無料で公開されています。ARCは、ただ古い機械を並べるだけでなく、それらが生まれた背景や、開発に携わった人々の物語も紹介しており、過去の技術から学ぶことの重要性を強く訴えかけています。

レトロゲーム機の多様な展示と新たな追加

ARCの展示では、初期の3Dゲーム機としてPlayStation 1、PlayStation 2、初代Xbox、そしてDreamcastといった、新たにコレクションに加わった機種が並べられています。これらに加え、コモドールやSpectrumといったホームコンピューターのクラシック機、さらには「ユニコーン」と呼ばれる珍しい機種も多数展示されています。例えば、マイクロプロセッサとリムーバブルカートリッジを最初に採用した家庭用ゲーム機の一つであるFairchild Channel Fや、1982年に発売されたベクトルグラフィックベースのVectrexなどが挙げられます。これらの展示は、コンピューター業界の黎明期における技術革新の多様性を示しており、来場者にとって貴重な体験となることでしょう。

ARCの継続的な活動と今後の展望

ARCの展示は、キングストン大学の全面的な支援を受けており、展示スペースだけでなく、コレクションの保管場所も提供されています。2004年の初回展示が成功を収めて以来、ARCは毎年恒例のイベントとして開催されており、今年は第3回目の展示会が開催されます。今後は、9月からはキングストン大学の常設展示となる予定で、年間を通して学生向けのイベントや、一般向けの小規模なイベントが定期的に開催されるとのことです。これには、特定のゲームフランチャイズに焦点を当てたゲームイベントや、レトロコーディングイベントなどが含まれます。展示される機種も、メガドライブやPlayStationといった人気機種を「レジデント」として常設しつつ、周辺には希少な機種やテーマに合わせた機種をローテーションで展示していく計画です。

教育現場での活用と過去からの学び

ARCの創設者であるポール・ニーヴ氏は、このコレクションが教育現場で非常に役立っていると語っています。現代のプログラミング教育が「スクリプト化された」方法に偏りがちな中、レトロな機械に触れることで、学生たちは「いじくり回し、実験する」という本来の学びの姿勢を取り戻せるとのこと。例えば、Javaで三目並べゲームを作る課題を与えられた学生が、「作り方を教えてもらっていない」と不満を漏らすような状況に対し、レトロコンピューターは、InstagramやYouTubeといったエンターテイメントの誘惑がない環境で、カーソルが点滅するだけの画面に向き合い、自ら試行錯誤する機会を提供します。これにより、学生はステップバイステップの指示に従うのではなく、実際に手を動かすことで学び、発見する喜びを体験できるとされています。

項目 内容
開催期間 8月5日~8月11日
開催場所 キングストン大学 タウンハウス
入場料 無料