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『Rideshare “Stimulator”』元リードライターが開発途中にChatGPTに置き換えられたと告発、Saber InteractiveはAI活用を認めつつもライター代替は否定、水面下でAI導入を巡る意見対立が浮上

2026年08月12日 | #ゲーム | VGC

『Rideshare “Stimulator”』元リードライターが開発途中にChatGPTに置き換えられたと告発、Saber InteractiveはAI活用を認めつつもライター代替は否定、水面下でAI導入を巡る意見対立が浮上

Saber Interactiveが開発中の新作ゲーム『Rideshare “Stimulator”』を巡り、元リードライターのステラ・サッコ氏が開発途中でChatGPTに自身の役割を奪われたと訴え、波紋を呼んでいます。この問題は、先日公開された同作のトレーラー内で、Gearboxの社長であるランディ・ピッチフォード氏を揶揄するような描写があったと報じられたことをきっかけに浮上しました。SaberのCEOであるマット・カーチ氏はトレーラー内のジョークがピッチフォード氏に向けられたものだと認めましたが、これに反応したサッコ氏が自身のSNSでAIによる代替を告発しました。

AIによるライター代替と音声合成の疑惑

サッコ氏の主張によると、彼女は『Rideshare “Stimulator”』のリードライターを務めていたものの、開発途中でChatGPTにその役割を置き換えられたとのことです。さらに、ゲーム内の乗客の音声もすべてAIによって生成されていたと指摘しており、もし開発方針が変更されていないのであれば、Steamのゲームページでその事実が公開されていないことにも疑問を呈しています。サッコ氏は2023年12月にもFacebookで同様の状況を投稿しており、そのスクリーンショットも公開されています。

経営陣と現場の意見対立

サッコ氏の当時の上司は、AI導入の決定に強く反対していたとされています。上司は「ステラは面白いし、この分野に長けている。ライブゲームの経験もあるため、ライブ運用も問題ない」と経営層に繰り返し訴えたものの、AI導入を推進する役員は「ゲーマーは新しい技術を好むため、AIの使用は素晴らしいマーケティングになる」と主張し、聞き入れなかったとのことです。サッコ氏自身も、2023年12月の時点でプレイヤーがAIを嫌悪していることを指摘し、ゲームリリース時にはその反発がさらに強まるだろうとカーチCEOに警告しましたが、聞き入れられなかったと明かしています。

Saber Interactiveの反論

この告発に対し、Saber InteractiveはPC Gamerへの声明で、サッコ氏や他のライターをAIに置き換えた事実を否定しています。しかし、AIがゲーム開発に使用されていることは認めており、その詳細はSteamページでまだ公開されていません。Saberは「『Rideshare』のストーリーは完全に人間によって書かれました」と強調しつつ、「実験的なフリーライドモードでは、無限の乗客に対応するためAIが組み込まれています」と説明しています。彼らはAIツールがゲームプレイ体験を向上させ、NPCの行動を改善するために有用だと主張しており、2001年の設立以来AIの活用に取り組んできたとしています。Saberは2023年以降、ライターの数を3倍に増やしており、3,000人以上の従業員がAIに置き換えられる心配はないともコメントしています。

サッコ氏の再反論

Saberの声明に対して、サッコ氏は「彼らは好きなように言えますが、私はそこにいました。当時Facebookにも投稿しましたし、ゲームタイトルを出さずにBlueskyでも何度か言及しています」と反論。彼女は、自身がプロジェクトから外され、ChatGPTが残りのテキスト、特にライブアップデートの予定部分の執筆に使用されたと主張しています。もし途中で計画が変更されたとしても、カーチCEOがChatGPTの使用が宣伝になると判断した時点で、自分の仕事はなくなったと改めて述べています。