フロム・ソフトウェア宮崎英高氏、ゲーム開発は「自分が存在してほしいゲームを作る」ことが動機と語る
2026年08月21日 | #その他 | GamesRadar+
フロム・ソフトウェアの宮崎英高氏が、同スタジオのゲーム開発は特定のターゲット層を意識したものではなく、自身が「存在してほしい」と願うゲームを作ることに動機があると語りました。
ユーザーを意識しないゲーム開発
IGNのインタビューで宮崎氏は、フロム・ソフトウェアのゲームデザイン哲学について語っています。開発当初から特定のオーディエンスを設定することはなく、自身が作りたいもの、存在してほしいと願うゲームを作ることにモチベーションがあると述べています。
『ELDEN RING』後の展開
2022年にリリースされた『ELDEN RING』は、フロム・ソフトウェアにとって商業的に最大の成功を収めました。多くの企業であれば続編や類似作品の開発を検討する状況ですが、本作以降、同スタジオの代名詞ともいえるシングルプレイヤーのダークファンタジーRPGはリリースされていません。
2023年には、約10年ぶりのシリーズ新作となるアーマード・コア6が発売されました。同作は高い評価を得たものの、意図的に『ELDEN RING』とは異なる体験を提供しています。また、実験的なPvEバトルロイヤル作品であるElden Ring Nightreignもリリースされました。
そして、フロム・ソフトウェアの次作となるThe Duskbloodsは、ダークファンタジーアクションRPGでありながら、PvPとPvEが融合したマルチプレイヤー主体の作品です。さらに、任天堂とのパートナーシップにより、Bloodborne以来約13年ぶりの独占タイトルとなります。
マルチプレイヤー作品が続く理由
宮崎氏は、こうしたマルチプレイヤー作品が続いているのは、スタジオがシングルプレイヤーゲームから離れたわけではないと説明しています。あくまで「自分たちが遊びたいゲーム、作りたかったゲームを作る」というモチベーションに変わりはないとのことです。
The DuskbloodsとElden Ring Nightreignが同時期にリリースされることになったのは、たまたまマルチプレイヤーゲームのアイデアが重なっただけであり、スタジオが今後マルチプレイヤー路線に舵を切るという大きな計画があったわけではないと強調しています。シングルプレイヤーコンテンツへの注力も引き続き行っているとのことです。
また、宮崎氏は「このようなマルチプレイヤーゲームを作るのは非常に楽しい」と述べ、プレイヤーの反応やフィードバックを楽しみにしているとしています。The Duskbloodsには、過去に検討されたものの、Dark SoulsやDemon's Soulsには合わなかったアイデアが活用されているとのことです。
Inven Globalとの別のインタビューでも、宮崎氏はフロム・ソフトウェアがシングルプレイヤーゲームへの関心を失ったわけではないと改めて表明しています。The DuskbloodsとElden Ring Nightreignの企画タイミングが偶然重なり、Nightreignが先にリリースされたことで誤解が生じたようだと説明しました。The Duskbloodsの開発はNightreignよりも先に始まっていたとのことです。
なお、宮崎氏はThe DuskbloodsがBloodborneとは全く関係がないことを明言しており、「タイトルに『Blood』という言葉を入れたことを後悔している」とまで語っています。