『Mortal Shell 2』前作から大きく進化したソウルライクアクションRPGの魅力に迫る
2026年08月21日 | #ゲーム | Eurogamer
『Mortal Shell 2』は、前作から大きく進化を遂げたソウルライクアクションRPGです。独自の戦闘システムと奥深いカスタマイズ要素により、このジャンルに新たな息吹を吹き込んでいます。
前作からの大幅な進化
本作は、前作『Mortal Shell』のインディーゲームらしい意欲的な試みを土台としつつ、あらゆる面で大幅な改善が施されています。特に戦闘システムは洗練され、スタミナの概念が撤廃されたことで、よりアグレッシブな立ち回りが可能になりました。これにより、敵の攻撃を捌きながら強力なアビリティ「Resolve」を駆使する、独自の戦闘リズムが生まれています。また、前作では4種類だった「Shell」(プレイヤーが憑依する器)が8種類に増え、それぞれのスキルツリーも深みを増しています。これにより、プレイスタイルに合わせた多様なビルド構築が可能になりました。
没入感のある世界と物語
本作の物語は、前作とは独立した形で展開されます。プレイヤーは、未知の神「Undermether」の子供である「Harbinger」として、盗まれた同胞の卵「Ova」を取り戻す旅に出ます。物語は、Undermetherの到来によって生まれた様々な勢力との交流や、彼女の骨から作られた拠点での活動を通じて進行します。Shellにはそれぞれ独自の過去があり、彼らとの絆を深めることで、その記憶を追体験できるプレイアブルなビネットがアンロックされます。広大な世界は「ワイドリニア」な構造で、探索の自由度と物語の進行がバランス良く融合しています。
戦闘システムとカスタマイズ要素
本作の戦闘は、スタミナがないため、常に攻撃を仕掛け続けることができます。しかし、敵は頑強で集団で襲いかかってくるため、闇雲な攻撃は通用しません。プレイヤーは、脅威の優先順位を見極め、群衆を管理し、Shellのアビリティを発動する適切なタイミングを見つける必要があります。
Shellは、それぞれ固有のアビリティと隠されたステータスを持ち、プレイスタイルを大きく左右します。例えば、「Eredrim」は、敵に体当たりしてスタンさせる能力を持ち、高い体力と相まって初心者にも扱いやすいShellです。また、ブロックボタンの機能を変更・強化する「Seals」や、武器に属性付与や新技を追加する「Tarstones」といったカスタマイズ要素も充実しており、プレイヤーの戦略の幅を広げています。
課題点
本作は全体的に高い完成度を誇りますが、ボス戦には課題が残ります。オープンワールドに点在する中ボスは、既存の敵の強化版が多く、印象に残りにくいという意見があります。メインボスもデザインは魅力的であるものの、攻撃パターンが少なく、戦闘に深みが欠けると感じられることがあります。また、一部の敵やボスの攻撃に、バグなのか仕様なのか判断しにくい挙動が見られるなど、技術的な polished さにはまだ改善の余地があるとのことです。