『Warlock: Dungeons & Dragons』はD&Dの呪文を探索に転用するリアルタイムアクション
2026年08月27日 | #ゲーム | GamesRadar+
『Warlock: Dungeons & Dragons』はD&Dの呪文を探索に転用するリアルタイムアクション
『Warlock: Dungeons & Dragons』は、D&Dを題材にした三人称視点のアクションアドベンチャーです。ターン制戦闘や呪文スロット、ロングレストを軸にした作品ではなく、呪文をリアルタイムの戦闘と探索へ落とし込んでいる点が注目されます。原文筆者が20分のメディア向けデモを見たところ、シリーズのルールを大きくアレンジしながら独自の遊びへつなげているとのことです。
ダークンを舞台に魔女の契約を描く
本作の舞台は、Ravenloftに存在する恐怖の領域のひとつDarkonです。ゴシックな雰囲気を持ちながらも色彩豊かに描かれた世界で、主人公Kaatriは魔女の女王Tashaと契約を結び、彼女が「深く気にかけている」何かを探すためDarkonへ送り出されます。
デモでは、Kaatriが町Crickshankを訪れ、住民から情報を集めたり、日誌に記録されるサイドクエスト「Mysteries」を探したりする場面が紹介されました。物乞いにコインを渡すことで、近くの路地へ人々が連れ去られているという手がかりを得る展開も描かれています。
開発はInvoke Studios、発売元はWizards of the Coastです。対応機種はPC、PS5、Xbox Series Xで、発売時期は2027年とされています。
呪文を足場や道具として活用
D&Dの呪文は、敵を攻撃するだけでなく、環境を突破するためにも使います。Evard's Black Tentaclesを壁に放ち、そこへ岩板を固定して足場を作れば、壊れた階段の代わりに深い裂け目を下りられます。Eldritch Blastも強力な攻撃手段である一方、怪しい物体を破壊する探索用の呪文として機能します。
新たな呪文Tasha's Leashは、物体をつかんで投げるように扱える魔法です。木製の障害物へたいまつを投げつけたあと、水をつかんで火を消したり、燃える油を投げて即席の火球にしたりできます。
また、Kaatriが一時的に紫色の粒子へ変化し、鉄格子や床の格子を通り抜ける場面も登場しました。呪文の具体的な名称はデモでは明かされていませんが、移動や侵入にも魔法を利用できるようです。
儀式として描かれる魔法とリアルタイム戦闘
本作では、呪文を休息後に1回だけ使うのではなく、魔法の準備そのものをゲーム内で表現します。Kaatriは空中に浮かぶ作業台を取り出し、魔法の印や素材を置くためのくぼみに、所持品からさまざまな試薬を並べて儀式を行います。原文筆者は、魔女Tashaの力を手順を踏んで扱う演出として、この仕組みを評価しています。
戦闘では、近接攻撃と魔法を組み合わせます。Kaatriが触手でオーガを拘束し、魔法で相手の剣を奪って突き刺す場面が紹介されました。一方で、Beholderと遭遇した際には戦わず逃走しており、原文筆者はD&Dの設定に沿った行動として受け止めています。
原文筆者は、一部のアニメーション、特に剣の柄で殴られたオーガの動きが軽快すぎる点には違和感を覚えたとしつつも、デモで示された魔法表現とゲームの方向性には強い印象を受けたとしています。D&Dらしさを保ちながら、ターン制ではないアクションゲームとして再構成する試みが、本作の大きな特徴です。