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映像化に期待したいゲーム作品、原文筆者がDiabloやBloodborneなどを提案

2026年08月30日 | #ゲーム紹介 | Polygon

映像化に期待したいゲーム作品、原文筆者がDiabloやBloodborneなどを提案

批評家からはおおむね厳しい反応を受けたThe Super Mario Galaxy Movieが、興行面では10億ドルを超える成功を収めたとされています。ゲーム原作の映像化では、The Last of UsやFalloutも配信サービスで複数シーズンにわたる人気を獲得しており、原文筆者はこうした流れを背景に、映画やドラマとして見てみたいゲーム作品を紹介しています。今回取り上げられているのは、壮大なダークファンタジーから短編ノワール、実験的なホラーまで、映像作品に向いた個性を持つタイトルです。

ゲーム原作映像化をめぐる追い風

近年は、ゲームを原作とする映像作品が一過性の企画ではなく、長期シリーズとして展開される例も増えています。The Last of Usはシーズンをまたぐ物語として支持を集め、Falloutもストリーミングサービスで大きな成功を収めました。Falloutでは第3シーズンの撮影も始まったとされています。一方、映画ではThe Super Mario Galaxy Movieが批評面で好意的に受け止められなかったにもかかわらず、興行収入で大きな成果を上げています。Sonic the Hedgehogも含め、ゲームの知名度を映像市場へつなげる環境が整いつつある、というのが原文筆者の見立てです。

そのうえで原文筆者は、映像化の候補はまだ数多く残されているとしています。以下で挙げられる作品の多くは、ゲームの設定や物語をそのまま再現するというより、独自の世界観、登場人物、映像的な演出を映画やドラマ向けに広げられるタイトルとして扱われています。

映画向きとされるダークファンタジーとSF

Diabloは、悪魔や究極の悪に立ち向かう少数の主人公たちを描く物語です。歴史的な世界観を維持しても、End of Daysのように現代寄りの設定へ変えても、ハリウッド大作に向いた強烈なビジュアルを作れると原文筆者は考えています。ゲーム内の演出はすでに映画的な魅力を示しており、英雄的な冒険、犠牲、仲間同士の関係を軸にすれば、壮大なファンタジー映画へ発展させられるとしています。なお、Diablo 4のSwitch2版が開発中だといううわさにも触れられていますが、映像化の決定を示す情報ではありません。

Lunar: Silver Star Storyについては、PlayStation時代にWorking Designsが初代Lunar: The Silver Starを大幅に発展させ、アニメーション演出や印象的な声優陣を加えた点が注目されています。その英語ローカライズへの丁寧な取り組みも含め、同作は日本のRPGとして強い物語性を備える作品になりました。原文筆者は、英雄的な行動だけでなく、ユーモア、犠牲、裏切りを含む物語の核を、長編アニメーションか実写映画としてさらに広げられるとしています。

近未来の都市を舞台にするAstral Chainは、続編を望むプレイヤーが多かった作品として紹介されています。東京を思わせる都市で、人類の未来を守りながら生き残ろうとする男女を描く設定は、スタイリッシュなSFスリラーと相性がよいと原文筆者は見ています。ゲームの前提を保ったまま、都市のデザインや戦闘を大画面向けに再構成できる作品です。

一方、Deja Vuは、記憶を失った私立探偵がトイレで目を覚まし、自分が何者なのか、何が起きたのかを突き止めながら無実を証明するポイント&クリックアドベンチャーです。警察に追われ、危険なノワール調の都市で真相を探る展開は、長いシリーズよりも90分程度の映画に向いていると原文筆者は分析しています。個性的で油断できない登場人物を短時間で配置し、舞台そのものを生きた環境として描けば、現代の古典になり得るという見方です。

Hotline Miamiでは、血しぶき、ネオン、シンセサウンドが結びついた独特のスタイルが最大の特徴です。映画化するなら暴力描写は避けにくいものの、その過激さと音楽性は大画面向けの体験に変換できるとされています。原文筆者は、Edgar Wrightのような監督ならコミカルな要素を加えられ、Park Chan-wookやGareth Evansのような監督なら暴力性を前面に押し出せると例を挙げています。いずれにしても、原作の雰囲気を薄めすぎないことが重要になりそうです。

Bloodborneは、H.P. Lovecraftがゲームや映画を作ったなら似た作品になったのではないか、と評されるゴシックホラーです。舞台となるYharnamと、そこに生きる異形の存在を映像で再現するには、暗闇や怪物だけでなく、世界全体を覆う不穏な空気を表現できる監督が必要だと原文筆者はしています。ゴシック表現に長けたGuillermo del Toroの名も挙げられており、単なる怪物映画ではない独自の恐怖を期待する内容です。

ドラマで広げられる世界とキャラクター

Mass Effectは、映画よりも複数シーズンのドラマに向く候補として扱われています。広大な宇宙、膨大な設定、さまざまな異星人の脅威が用意されているため、Commander Shepardと仲間たちの旅を1本の作品に詰め込むのは難しい一方、エピソード形式なら登場人物同士の関係を深め、世界の歴史やルールを時間をかけて説明できます。原文筆者は、Haloのテレビシリーズが本来期待されたほどの影響を残せなかったことにも触れ、Mass Effectでは設定と人物描写の両方を生かした質の高いドラマを望んでいます。

Perfect Darkは、2000年のNintendo 64版と2005年のXbox 360版に登場したJoanna Darkの物語です。その後長い空白期間が続き、Xbox Series XとPC向けの新作で復帰する予定でしたが、Microsoftが7月にリブート版の開発中止を決めたことで、キャラクターの行方は再び宙に浮いたと原文筆者は説明しています。だからこそ、大規模な映画で新たな物語を始める案が示されています。洗練された映像とアクションを組み合わせる作風として、Luc Bessonのような監督が適任ではないかとしています。

Undertaleは、発売から年月が経っても新しいプレイヤーに発見され続けている作品です。親しみやすさの中に少し暗い要素と複雑な設定を含む世界、個性豊かで単純に善悪へ分けられない登場人物、愛らしい主人公は、実写映画にもスタイリッシュなアニメーションにも適応できると原文筆者は考えています。原作の選択やキャラクターとの関係性をどこまで映像に反映するかによって、複数の方向性を試せる点も候補としての強みです。

Eternal Darkness: Sanity’s Requiemは、20年以上前にGameCubeで登場したホラーゲームです。プレイヤーの正気度に応じて、ゲームが壊れたように見せたり、画面の外側へ干渉したりする「sanity effects」が大きな特徴でした。こうした第四の壁を崩す演出は映画にも応用でき、観客自身に何が現実なのかを疑わせる仕掛けになると原文筆者はしています。複数の時代と視点から、個人的な悪魔と戦う英雄たちを描けるため、テンポの速い映画だけでなく、豊かな背景を掘り下げるシリーズにも向く候補です。