『We Were Here Tomorrow』Xbox Series X|S向けに10月発売、異なる時間軸を使う協力パズルを紹介
2026年09月03日 | #発売情報 | Xbox Wire EN
協力プレイ専用シリーズの新作『We Were Here Tomorrow』について、最新トレーラーで舞台となるNorček Industriesの内部や、時間軸と視点の違いを利用したパズルの一部が紹介されました。プレイヤーは南極の氷の下に閉じ込められた2人の探索者となり、謎の研究施設で起きた出来事と、世界規模の危機につながる研究の真相を追います。Xbox Series X|S向けに10月の発売を予定しています。
南極探検から謎の研究施設へ
物語の冒頭で、プレイヤーとパートナーは、南極で行方不明になった探検隊のメンバーを捜索します。しかし、極寒の環境で事態が急変し、救助活動は予想外の方向へ進むことになります。2人が目を覚ますのは、見覚えのない場所にあるNorček Industriesの施設です。
施設を管理しているのは、科学者から責任者へ転身したKathleen Boweです。Boweは魅力的で自信に満ちた人物として登場し、目覚めた2人を助け、状況を理解するために協力しているように見えます。一方で、施設の探索が進むほど、彼女がすべての事情を明かしているのかどうかは分からなくなっていきます。
Norček Industriesが研究しているのは、世界に大きな影響を及ぼしかねない謎の存在です。研究の中心には異次元へ通じるリフトがあり、2人はその正体や向こう側に何があるのかを調べる役割を担うことになります。Boweがなぜリフトに強い関心を示しているのか、行方不明になった研究チームに何が起きたのかも、物語の大きな謎として描かれます。
Total Mayhem GamesのクリエイティブディレクターであるMartín Mittner氏は、本作について、シリーズが大切にしてきた協力プレイの体験を維持しながら、これまでとは異なる領域へ踏み込む作品だと説明しています。プレイヤーは施設に隠された秘密だけでなく、Boweや企業、周囲の世界で起きている異変についても段階的に知ることになります。
過去と未来が影響し合うグリーンハウス
トレーラーで紹介されたエリアの1つが、植物を扱うグリーンハウスです。シリーズの過去作を知るプレイヤーなら、ここに登場する場所や物、植物の中に、これまでの冒険を思わせる要素を見つけられる可能性があります。ただし、単なる過去作の要素を探すエリアではありません。
この場所では、2人のプレイヤーが同じ時間を体験しているとは限りません。一方が過去で取った行動が、もう一方がいる未来の状況に影響を与えます。さらに、プレイヤーは時間を切り替える能力も使うことになり、自分の目の前にある情報だけでなく、別の時代で起きたことの結果まで考えながら行動しなければなりません。
この構造では、片方が装置を操作した結果が、もう片方の環境に変化として現れる場合があります。しかし、相手のいる時間や見えているものを直接確認できるとは限りません。2人は無線機を使って、周囲の状況や操作内容、変化した点を伝え合い、原因と結果を少しずつ整理していきます。
必要になるのは、目に入ったものを正確に説明することだけではありません。相手の報告をもとに仮説を立て、実際に操作して結果を確かめ、認識が合っているかを再び共有する必要があります。それぞれの世界で得られる情報を組み合わせて初めて、施設の仕組みが見えてくる設計です。
空間そのものが変化するオフィス
施設内のOffice of Tomorrowでは、プレイヤーを完全に別々の場所へ分けるのではなく、同じ空間を一緒に進みながら仕組みを探るタイプの挑戦が用意されています。ここでは重力や建築のルールが通常とは異なり、部屋の構造をそのまま信じて進むことができません。
プレイヤーは手元の道具をどのように使えば移動できるのかを考え、実験しながら先へ進みます。上下の感覚や通路のつながりが変則的な空間では、片方が装置を扱い、もう片方がその効果を確認するといった協力が重要になります。従来のシリーズでは、別々の場所にいる相手へ情報を伝える場面が中心でしたが、ここでは同じ場所を見ながら相談し、2人で試行錯誤することになります。
見えているのに触れられない光学研究室
Optics Labでは、パートナーの姿を視認できるにもかかわらず、実際には同じ空間にいないという状況が作られています。相手がどこに立ち、何をしているのかは見えるものの、直接近づいたり同じ装置を操作したりできるわけではありません。
このエリアは、シリーズらしい非対称パズルを軸にしています。2人はそれぞれ異なる情報にアクセスし、相手から必要な内容を聞き出しながら、レーザーを正しい順番で屈折させるための手順を組み立てます。片方だけでは、装置の状態と正しい操作順の両方を把握できない構成です。
姿が見えることは、必ずしも謎解きを簡単にするとは限りません。相手の行動を確認できるからこそ、自分の認識と相手の意図が食い違っていることに気づきにくくなる場合もあります。見えている装置をどのように説明するか、どの段階の情報を伝えるかが、レーザーの手順を正しく組み立てる鍵になります。
Optics Labはゲーム序盤のAct 1に登場するパズルの中でも、特に難度の高いものとして紹介されています。周囲を丁寧に調べ、必要な情報を明確に伝え、相手の説明を聞いたうえで操作することが求められます。本作では、行動そのものと同じくらい、会話による情報共有が攻略を左右します。
リフトの向こう側に広がる未知の世界
Norček Industriesの研究対象であるリフトは、施設の謎を解くうえで重要な存在です。冒険の後半では、プレイヤーはその境界を越え、これまで知っていた世界とは大きく異なる場所へ進むことになります。
開発チームは、リフトの向こうにあるエリアを「未知への一歩」と感じられるものにしたいとしており、現時点では詳細を明かしていません。施設の中で集めた情報やBoweの説明が、別の場所へ移ったあとにどのような意味を持つのかも、プレイヤー自身が確かめることになります。
2人の役割と協力が鍵に
本作では、2人のプレイヤーにそれぞれ異なる役割が与えられます。各プレイヤーは別々の道具や情報を扱い、どちらか一方だけでは突破できない障害に向き合います。無線機で見たものを伝え、相手の視点を自分の行動に結びつける協力が基本です。
舞台となるNorček Industriesは、1980年代に想像された未来を思わせるレトロフューチャーな研究施設として描かれます。奇妙な技術や隠された秘密に加え、シンセウェーブ調の音楽も施設の雰囲気を形作る要素です。過去と未来、現実とリフトの向こう側を行き来しながら、プレイヤーは自分たちがなぜここへ連れてこられたのかを追っていきます。
開発側は、混乱していたパートナーの説明がようやく理解できる瞬間や、自信を持って入力した答えがすぐに失敗する場面、正解にたどり着いたときの笑いや安堵こそ、2人で作り上げる冒険の中心だとしています。最後まで進むには、次のスイッチを探すだけでなく、相手の話を聞き、見たものを説明し、創造的に考えながら意思疎通を続けることが必要です。
『We Were Here Tomorrow』はXbox Series X|S向けに10月発売予定です。