『Dungeons & Dragons: The Long Rest Tavern』で冒険者ではなく酒場経営を体験
2026年09月04日 | #ゲーム紹介 | Game Informer
冒険者として怪物を倒すのではなく、酒場のカウンター越しにファンタジー世界を支える――そんな視点を打ち出す新作が、Dungeons & Dragons: The Long Rest Tavernです。プレイヤーはファエルーンで酒場を経営し、店づくりから従業員の採用、夜の営業、冒険者への依頼までをこなします。45分間の体験では基本的な店舗経営の手触りが確認できた一方、D&Dならではの要素がどこまで独自性につながるかは、より長いプレイで見極める必要がありそうです。
冒険者ではなく酒場の店主に
本作で操作するのは、カスタマイズ可能な酒場の店主です。キャラクターにはバード、ウィザード、ファイター、ドルイド、バーバリアン、ローグ、クレリックの7クラスから1つを選びます。体験時点では、それぞれのクラスが経営やゲーム進行にどう影響するのかは明確に示されませんでしたが、単なる肩書きにとどまらない仕組みが用意されていることを原文筆者は期待しています。
建物を設計し、スタッフを雇う
酒場はグリッド上で床面をクリックしてドラッグする直感的な操作で建設できます。広い食堂、在庫を保管する倉庫、宿泊用の寝室などを配置でき、床や壁の模様、ドアや窓、テーブルなどの家具も選択可能です。暖炉を置いて雰囲気を整えることもでき、経営の中心となるバーは最初に用意すべき重要な設備として扱われます。
バーを設置した後は、バーテンダーと給仕係を採用します。バーテンダーは酒を注ぐ速度、給仕係は歩行速度など、職種に応じた能力値を見比べて人材を選ぶ仕組みです。作業が速いスタッフほどテーブルの回転率を高められ、1回の営業でより多くの客を受け入れられます。原文筆者は、こうした数値が単なる飾りではなく、営業の効率に直結している点を確認しています。
昼に準備し、夜に営業する経営サイクル
営業は毎回夜に始まり、冒険者のパーティーなどさまざまな客が酒場を訪れます。店主は空いていて清潔なテーブルを確保し、客の注文に応じて酒を提供しなければなりません。最初は基本的なエールを扱いますが、探索で集めた素材を使って醸造する、より品質の高いビールのレシピも解放されます。営業中に酒が尽きれば客を帰らせることになり、収入も失われます。客が退店した後はテーブルを片付け、次のグループを迎える準備を進めます。
寝室とベッドを用意しておけば、一部の冒険者を宿泊させて追加の収入を得ることも可能です。営業終了後には、稼いだ金額、客の満足度、その夜の来客数をもとにRenownを獲得します。Renownのレベルが上がると、より高いレベルで資金にも余裕のある客が酒場を訪れるようになります。
昼間は店の外を探索し、酒場の拡張や改良に取り組めます。在庫を切らさないよう新しい商品を発注するほか、冒険者をクエストに送り出し、必要な資源を回収させることもできます。営業中の接客だけでなく、昼の準備と資源管理が夜の結果を左右する構成です。
D&D要素が独自性を左右する
原文筆者は、序盤の数回の営業と酒場の改良を「リラックスして楽しめた」と振り返っています。一方で、現段階では一般的なショップ経営シミュレーションとしての基本要素が中心で、D&Dに根差した深いシステムは45分の体験だけでは十分に確認できなかったとのことです。
本作が多数の類似タイトルと差別化できるかは、今後明らかになるD&D関連の仕組みにかかっています。原文筆者は、そこが期待どおりに機能しなかった場合でも、D&Dの世界観をまとった定番型の居心地のよい経営シムとして、テーブルトークRPGのファンを満足させる可能性はあると見ています。ただし、酒場経営という魅力的な発想を採用したからこそ、ライセンスを最大限に生かす内容になることを望んでいる、としています。