Gamescom、出展者の盗難被害を受けてインディー向け警備を再検証
2026年09月04日 | #その他 | DualShockers
大規模な来場者数を誇るGamescomで、出展ブースからノートPCなどが盗まれる被害が相次ぎ、主催者の初動にも批判が集まりました。主催者は対応の不十分さを認め、インディー出展者向けの警備を見直す方針を示しています。ただし、被害を受けた小規模スタジオからは、具体的な対策を求める声が残りそうです。
複数の出展者が盗難被害
ソロ開発者のRyan Laley氏は、会場でAlienwareとRazerのデモ用ノートPCを盗まれたとSNSで報告し、「非常に苛立たしく、心が折れるような経験だった」と訴えました。その後、Cyberpunk 2077やWitcherを手がけるCD Projekt Redが、同氏への支援を申し出ています。
被害は同氏に限らず、スペインの開発会社もブースを荒らされ、施錠されたキャビネットをこじ開けられたと報告しています。別の開発会社では、会場内のブースから複数のノートPCが盗まれたとのことです。被害届は提出されていますが、事件が解決する保証はないと原文筆者は指摘しています。
主催者が初動の批判を認める
GamescomはSNSへの投稿で、盗難への対応をめぐる批判が正当だったと認めました。主催者は「最初の対応は適切なトーンではなく、被害を受けた人々に必要な共感を示せませんでした。申し訳ありません」と謝罪しています。
今後は通常の開催後レビューや出展者からの意見収集に加え、インディー出展者の警備に特化した検証を実施するとのことです。数週間以内に、複数のインディー企業が共同で出展するブースの運営者を招いた意見交換会を開き、具体的な対策を検討するとしています。
大規模イベントゆえの課題
2026年のGamescomは来場者数が前年比6%増加し、36万8000人を超えました。66か国から1734社が出展する世界最大規模のゲームイベントである一方、GamesIndustry.bizのインタビューでは、マネージングディレクターのFrederik Hammes氏が小規模スタジオをゲーム市場における最大の成長機会と説明しています。
原文筆者は、そうした小規模スタジオを重視するなら、深刻な盗難被害への対応を他社の善意に頼る状況は問題だと批判しています。主催者はコミュニティとともにGamescomをより良くしたいとしていますが、今後は声明だけでなく、実際の安全対策で示すことが求められます。