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Nintendo Switchで見過ごされがちな10作品、独占作から希少なパッケージ版まで

2026年09月05日 | #ゲーム紹介 | Polygon

Nintendo Switchで見過ごされがちな10作品、独占作から希少なパッケージ版まで

Nintendo Switchには、パッケージ版だけでも数多くのタイトルが並び、ダウンロード専用作品まで含めると埋もれてしまうゲームは少なくありません。海外メディアPolygonは、知名度こそ大作に及ばないものの、独自のゲーム性やSwitchとの相性を持つ10作品を「ほとんど完璧なのに誰にも遊ばれていないゲーム」として紹介しています。なかには現在もSwitchでしか遊びにくい作品や、そもそもニンテンドーeショップで販売されていないタイトルも含まれます。

独自の遊び方で存在感を示す作品

Part Time UFO

HAL Laboratoryが手がけたパズルゲームで、もともとはモバイル向けに登場した後、追加要素や新モードを加えてSwitchへ移植されました。クレーンを備えたUFOを操作し、農家のトラックに牛を運んだり、博物館で恐竜の骨を組み立てたりと、依頼された「仕事」をこなしていきます。

見た目は親しみやすい一方、物体の重さやバランスを考える必要があり、物理演算を利用したパズルには十分な手応えがあります。Switch版では2人協力プレイに対応し、クリア済みの仕事をより難しい条件で再挑戦することも可能です。iOS版とAndroid版は現在購入できないため、遊ぶ場合はSwitch版が事実上の選択肢になります。

Astral Chain

PlatinumGamesが手がけるアクションゲームで、舞台は怪物の脅威にさらされた未来都市です。プレイヤーは警察の特殊部隊に所属し、近接攻撃を中心としたスピード感のある戦闘に挑みます。戦闘は同スタジオが得意としてきた緊張感のあるアクションを軸にしながら、既存シリーズとは異なる世界観と設定を打ち出しています。

原文筆者によれば、本作は100万人を超えるプレイヤーを獲得しており、無名の作品として終わったわけではありません。ただし、Switchを代表するマリオやゼルダの作品と比べると、プレイした人の数は限られます。PlatinumGames作品のファンだけでなく、オリジナルの世界設定を持つアクションを探している人に向くタイトルとして挙げられています。

Demon Throttle

Doinksoftが開発した横スクロールシューティングで、Pocky & Rockyを思わせる昔ながらの画面構成と、アーケードゲームを意識したビジュアルやサウンドが特徴です。同スタジオにとっては、Gato Robotoに続く作品のひとつにあたります。

本作が特に異色なのは、Switch向けにパッケージ版のみで発売された点です。単体タイトルとしても、同スタジオの作品をまとめたThe Doinksoft Collectionとしてもニンテンドーeショップでは販売されておらず、ダウンロード版を探しても見つかりません。購入方法そのものが限られているため、プレイ経験のある人が少ないだけでなく、コレクターズアイテムとしての側面も持っています。

Cadence of Hyrule: Crypt of the NecroDancer

Crypt of the NecroDancerを手がけたBrace Yourself Gamesが、ゼルダのキャラクターや世界観を組み合わせたリズムアクションです。プレイヤーは通常のアクションゲームのように自由なタイミングで動くのではなく、流れる音楽のビートに合わせて移動や攻撃を行います。

最初は主人公を直接操作できないことに違和感を覚える可能性がありますが、ルールに慣れるとリズムに合わせて進む仕組みが楽しさにつながります。原文筆者は、A Link to the Pastで描かれたハイラルを思わせる昔ながらの雰囲気を評価し、ゼルダシリーズのスピンオフとしても見逃せない作品に位置づけています。

探索とパズルに重点を置いた作品

Shinsekai: Into the Depths

CapcomがApple Arcade向けに展開した後、Switchにも移植した海中探索アクションです。プレイヤーは文明の遺跡が残る複雑な海底を進みますが、行動できる時間は酸素の残量に左右されます。探索中は酸素を管理しながら進路を見つけ、海底に潜む危険を避けなければなりません。

冒険にはロボットも協力しますが、原文では必ずしも頼りになる存在ではないと説明されています。迷宮のようなマップを少しずつ攻略していく構成はメトロイドヴァニア系の魅力を備えており、海中の環境描写も見どころです。一方で、モバイル向けに作られた名残を感じる場面もあるものの、それを差し引いても探索を続けたくなる作品とされています。

Good Job!

Nintendoがインディー開発会社との協業で送り出したタイトルのひとつで、オランダのPaladin Studiosが開発しました。舞台はオフィスで、仕事場にある日常的な障害を解決しながら先へ進みます。ただし、模範的に問題を処理するのではなく、物を壊したり、周囲の環境を大胆に利用したりする発想が攻略の鍵になります。

同じ障害にも複数の対処法があり、別のやり方を試したくなる設計です。かわいらしいグラフィックの一方で、縁故採用をからかう風刺的な要素も盛り込まれています。見た目から受ける印象より難度は高く、クリア後も別の解決策を探せるリプレイ性があります。2人協力プレイにも対応しており、友人と一緒にオフィス内をさらに混乱させる遊び方もできます。

Vitamin Connection

WayForwardが開発したアクションゲームで、Vita-BoyとMina-Girlを操作して体内の病原体を退治します。全6ワールドを舞台に、色鮮やかな映像と音楽で進行する作品です。

特徴は、Joy-Conの持ち方を分担する非対称マルチプレイにあります。1人はJoy-Conを縦に持って移動と射撃を担当し、もう1人は横持ちで回転と照準を操作します。2人が異なる役割を担うため、協力して画面を動かす感覚が本作独自の魅力になります。原文筆者は、見た目や音楽の親しみやすさに加え、Joy-Conを活用した仕組みがSwitchの機能を引き出していると評価しています。

The Stretchers

救急隊員が患者を搬送するという、一見するとゲームにはしにくそうな題材を採用した物理演算パズルです。Little Nightmaresで知られるTarsier Studiosが開発し、2人のプレイヤーが協力してストレッチャーを運びながら、各ステージの課題を解決します。

患者を目的地まで運ぶ過程では、物理挙動を利用した一風変わった仕掛けに対処します。1人でも遊べますが、原文筆者は2人でのプレイによって本来の面白さが際立つ作品として紹介しています。明るく穏やかなビジュアルと、予想外の解決方法を求められるパズルが持ち味です。ただし、キャンペーンは短めで、もっと遊びたいと感じる可能性があるともされています。

レースとスポーツを別の角度から楽しむ作品

Fast RMX

Shin'en Multimediaによる高速レースゲームで、WiiWareから続くFastシリーズの一作です。シリーズはF-ZeroやWipeoutに近い方向性を持ち、タイトルどおりスピードを重視したレースを展開します。Fast RMXはSwitchの発売時期に登場したインディー作品のひとつで、Wii U向けのFast Racing Neoに収録されたコースと追加コンテンツに加え、Switch版用の新コースも収録しています。

コンピューター操作のライバルは攻撃的で、プレイヤーの順位に合わせて差が縮まる、いわゆるラバーバンド方式の難度調整も採用されています。そのため、コースをうまく走れていてもレースの爽快感を損なう場面があると原文筆者は指摘しています。それでもシリーズは後にSwitch 2向けのFast Fusionへつながっており、現行機へ移行していない人が高速レースを求める場合の候補として挙げられています。

Golf Story

SideBar Gamesが開発したゴルフを題材にした作品で、Switch初期の成功例のひとつです。コースを回るスポーツゲームでありながら、進行の軸には16ビット時代のRPGやアクションアドベンチャーを思わせる要素があります。主人公はゴルファーとして夢をかなえる最後の機会に挑み、さまざまなコースを攻略しながら、道中で友人や敵と出会います。

本格的なゴルフシミュレーターを求める作品ではありません。ゴルフの試合に加えて、会話や探索、RPG的な進行を楽しむ構成です。原文筆者は、ゲームボーイカラー版Mario GolfのようにスポーツとRPG要素を組み合わせた作品が好きな人なら、本作にも魅力を感じるだろうと説明しています。単なるゴルフゲームとしてではなく、物語を進めながらコースに挑む作品として紹介されています。

知名度だけでは測れないSwitch向け作品

今回取り上げられた10作品には、ジャンルの共通性よりも、Switchで遊ぶ理由が明確にあるという共通点があります。2人でJoy-Conを分担する作品、携帯機向けの出自を持ちながら探索性を備えた作品、パッケージ版しか存在しない作品など、一般的な大作とは異なる方向からハードの特徴を活用しています。

一方で、すべてが万人向けというわけではありません。独特の操作や高めの難度、短いキャンペーン、ラバーバンド方式のように好みが分かれる要素も含まれます。それでも、膨大なゲームの中で大作だけを選んでいると見逃しやすいタイトルとして、原文筆者はこれらを紹介しています。特にDemon Throttleのように入手性そのものが特殊な作品もあるため、気になるタイトルがある場合は、販売形態を確認してから探す必要があります。