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『Nex Playground』が累計100万台突破、ドイツ展開と大型提携へ

2026年09月06日 | #ゲーム紹介 | DualShockers

『Nex Playground』が累計100万台突破、ドイツ展開と大型提携へ

幼い子どもを持つ家庭向けのモーションゲーム機『Nex Playground』が、発売から3年で累計販売台数100万台を突破しました。2026年末までにドイツへ進出し、2027年には追加の欧州市場にも展開する予定です。さらに、SEGA、Bandai Namco、HYBEとの提携によって、家族向けにとどまらないコンテンツの拡充を進めます。

累計100万台を突破したモーションゲーム機

Nex Playgroundは、テレビにHDMI接続して使う小型キューブ型のゲーム機です。本体に搭載されたカメラがプレイヤーの動きを認識するため、専用コントローラーや外部トラッカーを使わず、最大4人で遊べます。リビングをそのままプレイ空間に変え、体を動かしながらゲームを楽しむことをコンセプトにしています。

本体にはFruit Ninja、Whac-a-Mole、Go Keeper、Party Fowl、Starriの5作品が収録されます。別途Play Passに加入すると、1年間にわたってプラットフォーム全体のカタログへアクセスできます。対応タイトルは60本以上に増えており、BlueyやPeppa Pig、Avatar: The Last Airbender、TMNT、Zumbaなど、子どもや家族に知られた作品を使ったコンテンツも用意されています。

安全性や利用環境にも配慮されており、プラットフォーム上のコンテンツはすべてPEGI 3相当以下のレーティングです。モーション追跡データは保存されず、クラウド上で処理されることもありません。広告やアプリ内課金も存在しないため、子どもが画面上で何を見たり購入したりするのかを保護者が管理しやすい構成になっています。

PAC-MANやソニック、BTSとの提携を発表

Bandai Namcoとの新たなライセンス契約により、PAC-MANを題材にしたタイトルが2026年秋に登場します。従来のように画面上のキャラクターを操作するのではなく、プレイヤー自身がリビングで動き、敵を避けたり追いかけたりするアクティブな体験として再構成されます。世代を超えて知られているPAC-MANを、家族全員で体を動かして遊べる作品にする狙いです。

SEGAからはSonic Forces: Rival Rushが登場予定です。Nex Playgroundはこれまでも既存の人気IPを取り入れてきましたが、PAC-MANやソニックの参入によって、子ども向けゲーム機としてだけでなく、保護者も知っているブランドを扱うプラットフォームとしての存在感を高めようとしています。

今回の発表で特に注目されるのが、HYBEとの提携です。リズムゲームStarriをベースにしたBTS仕様の共同エディションが、2026年内に本体向けに配信されます。これは本プラットフォームで初めてとなる、特定アーティストを前面に押し出した専用体験です。

BTSは子どもに限らず幅広い年齢層にファンを持つため、この展開はNex Playgroundの対象を従来のファミリー層から広げる動きとも受け取れます。幼児向けキャラクターを中心とした従来のライセンス作品とは異なり、音楽を軸に大人も参加しやすいコンテンツを投入することで、家族の誰もが遊びたくなる環境を目指しています。

Starriが示す「保護者も遊べる」方向性

原文筆者がgamescomの試遊で強い印象を受けたのは、Starriの楽曲ラインアップでした。プレイヤーは画面へ向かって体を動かし、音楽に合わせて飛んでくるターゲットに反応します。カメラで動きを追跡する仕組みやプレイ感覚にはBeat Saberを思わせる部分があるものの、家族向けのゲーム機でも無理なく遊べる内容にまとめられています。

一方で、収録曲は子ども向けだけに限定されていません。Natasha BedingfieldのUnwrittenや、Goo Goo DollsのIrisなど、より上の年齢層にも知られた楽曲が含まれています。原文筆者はgamescomの試遊ステーションでこれらの曲に触れ、当初想定していなかったほど楽しめたとしています。楽曲の選び方が、主要なマーケティング対象である子どもだけでなく、その保護者にも遊ぶ理由を与えているという評価です。

原文筆者は、子どもが楽しんでいる間に保護者が我慢して付き合うタイプのゲーム機よりも、保護者自身が子どもと一緒に楽しめる機器のほうが魅力的だと説明しています。Starriは、その方向性を機能一覧ではなく、実際の楽曲とプレイ体験によって示しているとのことです。BTS仕様のエディションは、この大人も参加しやすい路線をさらに強めるものになります。

欧州展開と新アクセサリーで成長を継続

ドイツへの進出は2026年末までに実施され、2027年には小売展開と追加の欧州市場への進出が続く予定です。今回のドイツ展開は、同社にとってこれまでで最大規模の国際展開とされています。gamescomでは、実際に複数人で体を動かして遊ぶ様子を来場者に示すとともに、次の段階を担う提携先を発表しました。

本作は、発売当初から大規模なモーションゲーム機のカテゴリーに属していたわけではありません。しかし、3年間で100万台を販売し、60本以上のカタログ、著名IPとのライセンス、海外展開をそろえるまでに成長しました。原文筆者は、これらの実績から本作がモーションを使った家族向けゲームのカテゴリーを形作ったとしています。

バスケットボール関連では、同社が開発したQuiet Basketballアクセサリーも紹介されています。これはHomeCourtでの取り組みを通じて得た経験をもとに社内開発されたもので、バスケットボール系コンテンツが画面外の物理的なプレイ要素と連動できるようにするものです。画面内の動きを認識するだけでなく、実際の空間や道具を活用する方向へ体験を広げています。

本体はPlay OS(Androidベース)で動作し、最大4Kの解像度に対応します。Nexは、家族が画面の前で実際に動くこと、広告や課金に悩まされずに遊べること、そして子ども以外の家族も参加できることを軸に、サービスを拡大しています。ドイツ進出と新たな提携によって、発売から3年を経たプラットフォームが次の成長段階へ進めるかが注目されます。