『Killzone』新作は早期始動か Horizonの苦戦で計画に変化
2026年09月07日 | #発売情報 | DualShockers
Guerrilla Gamesが、長年動きのなかったFPSシリーズKillzoneを再始動させる計画を進めていると報じられました。背景には、同社が注力してきたHorizonシリーズのライブサービス作品で開発方針が大きく変わったことがあるようです。新作は過去作のリメイクまたはリマスターになる可能性があるものの、対象となる作品や正式な計画はまだ明らかになっていません。
Killzone新作は外部スタジオが開発か
海外メディアMP1stの報道によると、Killzoneシリーズの新たなプロジェクトは、Guerrilla Gamesと提携する外部スタジオで初期段階の制作に入ったとされています。現時点では、シリーズのどの作品を現代向けに作り直すのかは不明です。ただし、2004年にPS2向けとして発売されたシリーズ第1作が候補になると見られています。
Killzoneは、Sonyから「Haloキラー」と呼ばれたシリーズです。一方で、当時掲げられた大きな期待に完全に応えられたわけではないとも報じられており、今回のプロジェクトが初代作品のリメイクなのか、あるいは別作品のリマスターなのかは判断できません。
開発スタジオとして名前が挙がっているのはPeople Can Flyです。同スタジオはPlayStationと、既存のプラットフォームIPを題材にしたゲームを開発する契約を結んでおり、そのプロジェクトは「Delta」というコードネームで呼ばれているとされています。報道では、この契約がKillzone関連プロジェクトを指す可能性が示されていますが、両者の関係は公式には確認されていません。
当初、Killzoneの復帰はGuerrillaがHorizonのライブサービス作品「Horizon Hunter’s Gathering」を完成させた後になる予定だったとのことです。しかし同作をめぐる問題によって開発計画が変わり、Killzone側のプロジェクトが想定より早く進み始めたと、関係者の情報として伝えられています。
長期休眠していたFPSシリーズ
Killzoneシリーズの新作が実現すれば、2013年のKillzone: Shadow Fall以来、長い空白を経た復帰となります。同作は批評家やプレイヤーから好意的な反応を受け、オンラインサーバーも長期間運営されましたが、最終的にサーバーは2022年8月に閉鎖されました。
PlayStationにとって、Killzoneはファーストパーティーを代表する本格的なFPSシリーズのひとつです。Sonyは同シリーズを休止させて以降、ハイエンドな独占FPSを事実上持たない状態が続いていると報じられています。Activision Blizzardの買収によってMicrosoftがCall of Dutyを傘下に収めた状況に対抗するうえでも、PlayStation向けの大型FPSを復活させる意義はあると見られています。
また、近年はスタジオの買収や統合が相次ぎ、複数の大型シリーズが特定プラットフォームに集中するリスクも高まっています。そうしたなかで本作が戻れば、PlayStationのラインアップにおけるジャンルの幅を広げる役割を担う可能性があります。ただし、これは報道をもとにした見通しであり、SonyやGuerrillaから新作の存在、発売時期、対応機種などが発表されたわけではありません。
Horizon作品の開発方針にも影響
今回の報道は、GuerrillaがHorizonシリーズで難しい状況に直面している時期に伝えられました。Horizonは、PS4向けのHorizon: Zero Dawnが大きな成功を収め、2022年にはPS5向けの続編Horizon: Forbidden Westも登場した、PlayStationを代表するSFアクションアドベンチャーです。一方で、近年は従来のシングルプレイ中心の作品から、別の方向へ展開する試みが苦戦しています。
その象徴となったのが、ライブサービス作品として計画されていたHorizon Hunter’s Gatheringです。同作は今年実施されたクローズドベータの後、プレイヤーから寄せられた否定的な反応を受け、Sonyが開発を全面的にやり直させたと報じられています。ベータ参加者からは、ゲーム内のグラフィックがFortniteに近い漫画的な方向へ変化しているとの指摘が出ました。
過去のHorizon作品は、豊かな自然環境や、強力なPlayStation 5の性能を生かした写実的な映像表現を重視していました。そのため、Hunter’s Gatheringのアートスタイルは従来のブランドイメージから大きく離れており、シリーズが築いてきた個性を薄めていると感じるプレイヤーも多かったとされています。
さらに、モンスターを狩るミッションや目標についても、内容が繰り返しになりやすく、取引のように作業的で深みに欠けるという反応が寄せられました。ライブサービス作品を開発して長期的な収益につなげようとする動きが各社で広がる一方、プレイヤーの間では同ジャンルへの疲れも強まり、シングルプレイ作品を求める声が増えていると原文は説明しています。
続編と協力プレイ作品の行方
報道によれば、Guerrillaは長く待たれているHorizon: Forbidden Westの続編に向けていたスタッフの大部分を、Hunter’s Gatheringの開発へ移していたとされています。この判断はファンの不満を招き、今回のベータ後の方針転換にも影響したようです。
Sonyはその後、Hunter’s Gatheringからライブサービス要素を取り除き、専用のストーリーモードを備えた従来型の協力プレイ作品へ作り替えるようGuerrillaに指示したと伝えられています。規模も当初の計画より小さくなる見込みです。ただし、再始動後の内容や完成時期は明らかになっていません。
この方針変更によってHorizonの次回シングルプレイ作品がどうなるのか、つまりHorizon 3の開発にどのような影響が出るのかは、現時点では分からないとされています。Killzoneの復帰計画も含め、今後の動向は公式発表を待つ必要があります。